Tradingview インジケーター

【Tradingview便利機能】通貨ペアのボラティリティをPips数で表示する方法

こんにちはサバイサバイFXです。

今回は、オンラインチャートツールであるTradingviewの便利ワザとして、各通貨ペアのボラティリティをpips数で表示する方法について解説をしていきます。

こんな時⬇️に使えるインジケーターです。

こんな時に使える

  • これからトレードしようとしている通貨ペアが一日どれくらいのPips数動くのか知りたい
  • ここ最近相場が動かないと感じている。過去と比較して最近はどれくらいのボラティリティがあるのかをPips数で知りたい

Tradingview無料プランの方でも使えるオススメのインジケーターですよ。

 

step
1
インジケーターを追加

まずはボラティリティをチャートに表示するためのインジケーターをチャートに追加します。

使うインジケーターは"ATR Pips [LazyBear] [Fixed by Elixium]"です。
※TradingViewのアカウントを持っている方は以下のリンクからお気に入り登録をすると簡単に呼び出せます。

 

インジケーター追加画面を開く

インジケーターはTradingviewのチャート画面の上部にある"Fx"ボタンをクリックします。

 

検索ウィンドウでインジケーターを検索

インジケーターの検索画面が開くので、上の検索窓に"ATR Pips [LazyBear] [Fixed by Elixium]"と入力します。

インジケーターが表示されたらクリックします。

 

step
2
インジケーターの設定

インジケーターのチャートへの追加が終わったら、次はインジケーターの設定を行います。

インジケーターのパラメータ設定画面を開き、以下のように設定します。

ATRの期間は過去5日間のボラティリティを見るときに5と設定。一日ごとの推移をみたい場合は1にします。

他にもパラメーターが色々ありますが、ボラティリティを見る場合は設定不要ですし、僕も使ったことがありません。

ちなみにATRとはAverage True Rangeの略であり、株価の銘柄やFXの通貨ペアの平均的な一日の値動きを表す指標です。

計算式は、

1.まず一日の最大の値動きを計算します。

最大の値動きは、値動きがどのように推移したかにより計算式が異なりますが、以下のパターンに全て集約されます。

(A)当日の高値と前日の終値の差→当日の高値-前日の終値
(B)前日の終値と当日の安値の差→前日終値-当日安値
(C)当日の高値と当日の安値の差→当日の高値-当日の安値

2.この中から最も高い値が一日の最大の値動きであり、これTR(True Range)と呼びます。

3. 最後にこのTRの複数日間での指数平滑移動平均値を計算します。

というのがATRの計算方法です。

今回紹介するインジケーターはこのATRをPipsで表示してくれるものです。

 

以上で設定は終了です。

設定が完了したTradingviewのチャートを見てみましょう。

下のチャートはユーロドルの日足にATRをPipsで表示したチャートです。

チャート下部にあるのがATRです。

3月から4月にかけてのコロナショックの際は非常にボラティリティが高くなって、それが徐々に低くなってきていることがわかります。

この記事を書いている2020年7月6日の目盛りを読むと0.0069となっています。これはユーロドルのように下4桁まで表示される通貨の場合は、5日間の平均ATRが69Pipsということです。

3-4月のコロナショックの頃は一日150pips動くことがざらにありましたから、当時に比べればだいぶボラティリティが下がってきたということがわかります。

 

今回はこれで以上です。

 

Tradingviewには世界中のトレーダーが考案した様々なインジケーターが登録されています。

インジケーターは英語で登録されているものがほとんどなので、検索するときには英語に翻訳するなどして検索してみてください。

このブログでも便利なインジケーターがあれば適宜Twitterやこのブログの記事で紹介していきます。

アカウントは無料で作ることができるので、まだアカウントを持っていないという方はぜひ下のボタンからアカウントを作成してみてTradingviewを使ってみてください。

 

また、以下に僕がオリジナル開発したボラティリティをPips数で表示することのできるインジケーターのリンクを貼っておきます。

興味のある方は合わせて確認してみてください。

【TradingView】Pips変動(当日/前日/過去平均/今週/先週)を表示できるインジケーター

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回はTradingView用に僕が開発したボラティリティ確認用のオリジナルインジケーター「Volatility in Pips」を紹介します。 このインジケーター ...

続きを見る

【TradingView】複数通貨ペアのPipsボラティリティ比較インジケーター

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回は、オンラインチャートプラットフォームであるTradingviewで僕が開発したオリジナルインジケーターの紹介をしたいと思います。 開発したのは25の通貨ペアの ...

続きを見る

 

僕が使っているチャートツールTradingviewはこちら



人気の記事

1

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回の記事ではダウ理論の重要な考え方の一つである押し安値と戻り高値をどのように見つけたら良いのか、客観的に判断する方法について解説します。 僕自身もダウ理論を学ぶ中 ...

2

こんにちは、サバイサバイFXです。 この記事では過去の米国株の弱気相場について振り返ってみたいと思います。   2022年5月20日の米国市場ではSP500が一時弱気相場(ベアマーケッ ...

3

こんにちは、サバイサバイFXです。 この記事ではダウ理論の目線付けの二つの方法を解説するとともに、オンラインチャートプラットフォームであるTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「 ...

4

コラムと題して様々な金融商品·銘柄の長期エリオット波動分析を投稿している波動分析シリーズ。 これまで色々な金融商品を取り上げてきましたが、為替の中で我らがドル円を取り上げないわけにはい ...

5

こんにちは、サバイサバイFXです。 仮想通貨の冬入りが騒がれていますね。 この投稿では、過去の仮想通貨の”冬”ではどの程度の期間停滞が続いたのか、ビットコインを例に振り返ってみたいと思い ...

6

こんにちは、サバイサバイFXです。 この記事では相場の動きの特徴であるN波動に焦点を当ててみたいと思います。   相場の動きはすべてN字と逆N字に分解することができます。 この視点 ...

7

こんにちは、南国タイでFXトレーディングをしながらサバイサバイな暮らしをしているサンタです。 TradingViewで投稿している相場分析(こちら)の読者の方からエリオット波動の「4波は1波の終点を超 ...

8

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回は波動の解説記事として、エリオット波動の5波狙いはなぜ難しいのか? という理由とそのリスクについて解説します。 エリオット波動を使っている人にとっては、1波や3 ...

9

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回は、タイトルにもある通り「MACDのゴールデンクロスだけで勝てるのか?」という疑問に対して、30年分のデータを使って検証した結果について共有していきたいと思いま ...

10

今回は波動の見極め方のコツということで、チャートの横軸(時間軸)に注目した波動の特徴について共有したいと思います。 エリオット波動を分析に使われている方であれば、チャートの縦軸(価格軸)に着目し ...

error: Content is protected !!

Copyright© SABAI SABAI FX , 2024 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.