こんにちはサバイサバイFXです。
今回は、オンラインチャートツールであるTradingviewの便利ワザとして、特定の時間足チャートにだけ、特定の移動平均線を表示する方法、について解説をしていきます。
チャート分析をしていてこんな悩みはありませんか?
よくある悩み
上位足で移動平均線を設定すると、下位足にも同じ期間での移動平均線が表示されてしまう。
上位足で設定した移動平均線は上位足だけで表示して、下位足は別の期間で移動平均線を設定したい。
例を使って説明します。
例えば週足でよく使われる移動平均線として13週、26週移動平均線があります。
これを表示するために移動平均線の期間設定で13,26と設定します。
これで週足を表示すると、13週、26週移動平均線が表示されますが、日足に変えると13日、26日移動平均線が表示されてしまうといった具合です。
日足では25日や75日移動平均線を使って分析したいのに、週足で設定した期間13,26が13日、26日移動平均線として表示されてしまいジャマだ・・・
なんていうことがあると思います。
僕も実際そうでした。
今回はTradingviewのインジケーターを使って、こうしたケースに対応できる、特定の時間足に特定の移動平均線だけを表示する方法を解説します。
Tradingview無料プランの方でも使えるオススメのインジケーターですよ。
チャートの表示
こんな感じ⬇️にチャートを表示することができます。
週足 13週(緑線)、26週(水色線)移動平均線を表示しています。
日足 5日(赤線)、25日(オレンジ線)移動平均線
同じインジケーターを使用していますが、週足で設定した期間13,26は表示されないことがわかると思います。
それでは以下、解説していきます。
step
1インジケーターを追加
まずは上位足ローソク足をチャートに表示するためのインジケーターをチャートに追加します。
使うインジケーターは"Moving Average 12 lines for Specific Timeframe [TORYS]"です。
目次
Moving Average 12 lines for Specific Timeframe [TORYS] - matsu_bitmex作成のインジケーター
moving average You can select 12 timeframes.
インジケーター追加画面を開く
インジケーターはTradingviewのチャート画面の上部にある"Fx"ボタンをクリックします。
検索ウィンドウでインジケーターを検索
インジケーターの検索画面が開くので、上の検索窓に"Moving Average 12 lines for Specific Timeframe [TORYS]"と入力します。
インジケーターが表示されるのでクリックします。
step
2インジケーターの設定
インジケーターのチャートへの追加が終わったら、次は表示したいインジケーターの設定を行います。
このインジケーターは設定パラメータが多いため一つ一つ設定します。
設定の例として、
日足には5日移動平均線と25日移動平均線のみを表示
週足には13週移動平均線と26週移動平均線のみを表示
を用います。
インジケーターのパラメータ設定画面を開き、以下のように設定します。
①<参考>どの時間足でも表示する移動平均線の設定
本題に入る前に、どの時間足でも表示する移動平均線がある場合は、パラメータ設定画面を開いた最初の3つのMa length01-03で設定します。
②日足にのみ表示する5日移動平均線と25日移動平均線を設定
まずは日足だけに表示したい移動平均線を設定します。
5日移動平均線の設定
Use timeframe1をONにします。
Timeframe1には日足に移動平均線を表示したいので、D(日足)をセットします。
Ma Lengthは期間なので5を設定します。
同様にして25日平均線も設定します。
EMAにしたい場合はEMAチェックボックスをONにします。
③週足にのみ表示する13週移動平均線と26週移動平均線を設定
次に週足だけに表示したい移動平均線を設定します。
13週移動平均線の設定
Use timeframe3をONにします。
Timeframe3には週足に移動平均線を表示したいので、W(週足)をセットします。
MA Length3は13です。
同様にして26週線も設定します。
これで設定は終了です。
設定が完了したTradingviewのチャートをもう一度見てみましょう。
ドル円チャートを表示しています。左が日足、右が週足です。
インジケーターは一つですが、異なる移動平均線が異なる時間足チャートに表示されていることが確認できますね。
今回はこれで以上です。
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