皆さん、こんにちは。SABAI SABAI FXです。
この記事ではマーケットストラクチャー(Market Structure)/相場構造について解説します。
この記事は以下のような方々におすすめです。
こんな方におすすめ
- マーケットストラクチャー(Market Structure)/相場構造ってそもそも何?初めて聞いたという方
- マーケットストラクチャー(Market Structure)/相場構造について基礎から知りたい方
- マーケットストラクチャー/相場構造の見極め方を知りたい方
- マーケットストラクチャー/相場構造の実際のチャートの例を通じて確認したい方
目次
マーケットストラクチャー/相場構造とは?
- ・マーケットストラクチャー/相場構造とは、高値と安値の推移で定義することができる相場の状態のこと
- ・トレンド相場やレンジ相場、またはそれらが移り変わっていく様子
- ・建物で言う相場の「骨組み」に該当する
マーケットストラクチャー/相場構造とは、高値と安値の推移で定義される相場の状態のことを言います。
英語ではMarket Structureと呼ばれます。
Marketは相場や市場という意味なので直訳すると相場構造・市場構造となりますが、
市場構造と言うと一般的には、
・株式市場とは取引所を通じて相場参加者が株式の売買を行う市場
・個人投資家向けのFX市場ではFX会社などを取引相手とするOTC取引が一般的である
といったように、株や為替、債権といった各資産クラスが市場でどのように取引されているか、その取引構造を示すことが多いです。
一方、この記事で扱うマーケットストラクチャー/相場構造というのは価格の動きに着目して現在の相場状況を把握するテクニカル分析の手法です。
そのため言葉が意味する内容としては相場構造の方が適切であるため、以降は「相場構造」で統一したいと思います。
さて、相場構造とはそもそも何か?
"高値と安値の推移で定義される相場の状態のこと"
と言われてもピンとこない方がほとんどだと思いますので1つ例をお見せしたいと思います。
マーケットストラクチャー/相場構造のチャート例
以下のチャートはドル円の日足チャートです。(クリックすると別タブで拡大表示できます)
このチャートを例に取って左側から順番に解説していきます。
まずチャートの一番左の部分(①の矢印)に着目してください。
青のジグザグ折れ線で示したように高値と安値を切り上げる動きが発生しています。
このように高値と安値の切り上げが継続している状態のことを上昇トレンドと言います。
そして今度は②の高値から反落し、④の安値を下に割り込みます。
④の安値が割られたことで、手前の上昇トレンド=高値安値切り上げの流れが崩れたことになります。
その後価格は再び反発し、青のジグザグ折れ線で示したように上昇が発生します。(⑤の矢印の範囲)
この上昇部分も高値と安値の切り上げが継続しているので上昇トレンドです。
しばらく上昇すると反転下落し、今度は赤の折れ線で示した高値と安値を切り下げる動きに変化します。(⑥の矢印の範囲)
このように高値と安値の切り下げが継続している状態のことを下降レンドと言います。
その後相場の動きは、ピンクの平行線で示したように横ばいのこう着状態になります。(⑦の矢印の範囲)
このピンクの平行線の部分の動きに着目すると、
・平行線の上限の高値を超えられない状態
・平行線の下限の高値を超えられない状態
が継続していることがわかります。
このように高値と安値も更新できない相場のことをレンジ相場と言います。
レンジ相場と聞くとヨコヨコの動きが続いている相場をイメージされる方が多いと思いますが、レンジ相場というのはこのように
高値と安値の推移で定義することができます。
そしてレンジ相場がしばらく続いた後、今度は⑧の縦線の動きでレンジの上限をブレイクしています。
ここまでの流れをまとめるとこのようになります。
①上昇トレンド発生
③上昇トレンド終了
⑤上昇トレンド発生
⑥下降トレンドへ転換(⑤の高値安値切り上げから高値安値切り下げへシフトした)
⑦レンジ相場発生
⑧レンジ相場終了
このように高値と安値の推移とその変化に着目することで、
現在の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかという相場の構造・骨組みを把握することができます。
マーケットストラクチャー/相場構造の見極め方
ポイント
- ・高値と安値の推移の変化に着目する
- ・高値と安値の推移に着目してトレンド相場とレンジ相場を見極める
- ・トレンド相場やレンジ相場の切り替わりに着目する
では次に相場構造の見極め方を解説していきます。
相場の動きは究極2つしかありません。
それがトレンド相場とレンジ相場です。
相場というのはこの2つを繰り返しながら推移していきます。
そしてトレンド相場にもレンジ相場にも始まりと終わりがあります。
つまり
・どうなったらトレンドが開始して、
・どうなったら継続となり、
・どうなったらトレンドが終了するのか?
同様にレンジ相場についても、
・どうなったらレンジ相場入りして、
・どういう状態の時はレンジ継続で
・どうなったらレンジが終了するのか?
これらについて高値安値の推移に着目しながら
トレンドの発生、継続、終了、レンジ相場の開始、継続、終了を把握していく必要があります。
そしてそれが現在の相場の状況を正しく把握することにつながります。
マーケットストラクチャー/相場構造を見極めるコツ
ポイント
- スイングハイローを使って相場構造を見極める
マーケットストラクチャー/相場構造を見極めるにはコツがあります。
それがスイングハイローを用いるというもの。
スイングハイローとは相場がジグザグを形成しながら動きしていく時の山にある高値(スイングハイ)と谷にある安値(スイングロー)のこと。
実際に先ほどのチャートにスイングハイローを表示すると以下のようになります。
チャートの輪郭がはっきりして相場がうねりを描く様子がわかりやすくなっていることがわかると思います。
このうねりの山の部分の黄緑のラベルがついている高値がスイングハイ。
うねりの谷の部分の赤のラベルがついている安値がスイングローです。
スイングハイローは以下のインジケーターを使って簡単に表示することができますのでぜひ使ってみてください。
またインジケーターの使い方は以下の記事で詳しく解説しています。合わせて参考にしてください。
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【TradingView】スイングハイローと損切り注文を表示するインジケーター
こんにちは、サバイサバイFXです。 今回はオンラインチャートプラットフォームTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「リクイディティプール(Liquidity Pools)」を紹介 ...
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はじめのうちはローソク足だけのチャートを見てもどこの高値や安値を見たら良いか迷ってしまうことが多いと思います。
ただスイングハイローを使うことで、その悩みは解消しますし、
何より毎回同じ基準で高値と安値を見るという基準付けもすることができます。
マーケットストラクチャー/相場構造の注意点: 未来予測ツールではない
さて、ここまでマーケットストラクチャー/相場構造とは何かを実際のチャートの例を通じて理解していただけたのではと思います。
最後に重要な点をお伝えしたいと思います。
それはマーケットストラクチャー/相場構造は未来予測ツールではないということです。
ここまでの解説で見ていただいた通り相場構造は「現在の相場状況がどうなっているのか?」を把握するためのものです。
現在がそうであるからといって将来もそうなる保証はどこにもありません。
・現在は上昇トレンドが発生しているから将来もこのトレンドが続く
・レンジをブレイクしたからこれからはトレンド相場だ
このような保証はありません。相場に100%はないのです。
相場構造は「今どうなっているのか?」を把握するためのもの。
現状を把握したらそれをベースにトレードシナリオを構築する。そのための判断材料の1つとして扱うことが重要です。
他のテクニカル分析同様に、未来予測ツールではないということは肝に銘じておく必要があります。








