こんにちは、SABAI SABAI FXです。
この記事ではダウ理論の押し安値と戻り高値を自動で表示するTradingViewインジケーターを紹介します。
目次
こんな悩みありませんか?
ダウ理論を学び、押し安値や戻り高値をチャート分析に取り入れようとしても、実際のチャートを前にすると、
「どの安値が押し安値になるのか分からない」
「新しい押し安値や戻り高値は、どのタイミングで更新されるのか」
「自分が確認した押し安値や戻り高値の位置は本当に合っているのか」
と迷うことは少なくありません。
特に、教科書に掲載されているような分かりやすい値動きであれば判断できても、実際の相場では細かな高値と安値がいくつも形成されます。
その中から、現在の相場の動きにおいて基準となる押し安値・戻り高値を見つけるには、単に目立つ高値や安値を選ぶだけでは不十分です。
また、複数の銘柄や時間足を確認している場合、高値・安値が更新されるたびに押し安値と戻り高値のラインを手作業で引き直すのは、大きな負担になります。
押し安値や戻り高値のブレイクを監視したいと思っても、チャートを常に見続けられるとは限りません。
気づいたときには、すでに押し安値や戻り高値を大きくブレイクしていたということもあります。
そこで今回、ダウ理論における押し安値と戻り高値を一定のルールに基づいて自動判定し、TradingViewのチャート上へ表示するインジケーターを開発しました。
このインジケーターでは、現在の押し安値・戻り高値を自動で表示するだけでなく、新しい高値や安値の更新に応じて押し安値・戻り高値ラインを自動で切り替えます。さらに、価格が押し安値や戻り高値へ到達した場合や、それらをブレイクした場合に通知を受け取れるアラートも設定できます。
本記事では、このインジケーターの主な機能や判定の考え方、利用するメリット、使用時の注意点について解説します。
押し安値・戻り高値の位置に迷っている方、自分の判断を確認する基準が欲しい方、ライン引きやチャート監視を効率化したい方は、ぜひ参考にしてください。
押し安値・戻り高値インジケーターとは
本インジケーターは、ダウ理論において目線を判断する基準となる押し安値と戻り高値を、TradingViewのチャート上へ自動表示するツールです。
あらかじめ設定されたスイングハイ・スイングロー(※後述)の判定と、高値・安値の更新関係に基づいて、現在の押し安値または戻り高値を判定します。
上昇局面で新しい高値が更新された場合には、その上昇の起点となった安値を押し安値として表示します。
反対に、下降局面で新しい安値が更新された場合には、その下降の起点となった高値を戻り高値として表示します。
これにより、現在の相場において、どの価格が上目線または下目線となっているのかを、チャート上ですぐに確認できます。
なお、本インジケーターが表示する押し安値・戻り高値は、将来の値動きを予測するものではありません。設定された条件に基づいて、現在までに形成された高値・安値の関係を機械的に可視化するものです。
押し安値・戻り高値をチャート上に自動表示
インジケーターをチャートへ追加すると、現在の押し安値または戻り高値がラインとして自動表示されます。
新しい高値や安値が形成され、目線付けの基準ラインが切り替わった場合には、インジケーターも新しい押し安値・戻り高値へ表示を更新します。
そのため、高値・安値が更新されるたびに、自分で基準となる価格を探し、ラインを引き直す必要がありません。
特に、複数の銘柄や時間足を確認している場合には、押し安値・戻り高値を探す作業を減らし、チャート分析を効率化できます。
また、自分で判断した押し安値・戻り高値とインジケーターの表示を比較することで、自分の理解を確認するための補助としても利用できます。
ただし、押し安値・戻り高値の判定にはさまざまな考え方があります。本インジケーターの表示が、すべてのトレーダーの裁量判断と一致するとは限りません。
本インジケーターは、押し安値・戻り高値の位置を絶対的な正解として示すものではなく、一定のルールに基づく機械的な判断基準を提供するものです。
押し安値・戻り高値へのタッチ・ブレイクをアラートで通知
本インジケーターでは、押し安値・戻り高値を表示するだけでなく、価格が基準ラインへ到達した場合や、ラインをブレイクした場合にTradingViewのアラートを設定できます。
たとえば、上昇局面で価格が押し安値へ接近または到達した場合や、押し安値を下抜いた場合に通知を受け取れます。
下降局面では、価格が戻り高値へ到達した場合や、戻り高値を上抜いた場合の通知を設定できます。
これにより、押し安値や戻り高値を監視するために、チャートを常に表示しておく必要がありません。
複数の銘柄を確認している場合や、日中にチャートを見る時間が限られている場合にも、重要な価格への到達やブレイクを把握しやすくなります。
なお、アラートが発生する具体的な条件や設定方法については、後半の「インジケーターの使い方」で詳しく説明します。
TradingViewで利用できる招待制インジケーター
本インジケーターは、チャートプラットフォームTradingView上で利用する招待専用スクリプトです。
TradingViewの公開インジケーター一覧から自由に追加できる一般公開スクリプトではありません。利用するには、申請後にTradingViewのユーザー名を登録し、インジケーターへのアクセス権を付与する必要があります。
押し安値・戻り高値の基本的な判定の考え方や、表示内容、設定方法、利用上の注意点については、本記事内で詳しく説明します。
また招待制としている理由や、利用申請からインジケーターを追加するまでの手順については、記事後半で解説します。
このインジケーターを開発した理由
このインジケーターを開発しようと思ったきっかけは、僕のYouTubeチャンネルの視聴者の方やブログ読者の方々から寄せられた押し安値・戻り高値に関する質問でした。
ダウ理論や相場構造について解説していると、次のような質問をいただくことがよくあります。
「なぜ、ここが押し安値になるのでしょうか?」
「新しい高値(スイングハイ)ができたように見えるのに、なぜこのタイミングでは戻り高値の位置が変わらないのでしょうか?」
「現在のチャートでは、こことここが押し安値と戻り高値という理解で合っていますか?」
実際のチャートを送っていただき、押し安値と戻り高値の位置を確認する質問を受けることもあります。
しかし、チャートを確認すると、押し安値ではない安値を押し安値として捉えていたり、まだ確定していない高値を戻り高値として扱っていたりするケースが少なくありませんでした。
押し安値・戻り高値は、チャート上で目立つ高値や安値を選べばよいわけではありません。
どのスイングハイ・スイングローを起点として価格が動き、基準となる高値や安値を更新したのか。その前後関係を確認して、初めて押し安値・戻り高値を判断できます。
そのため、すでに押し安値・戻り高値という言葉を知っていても、
- どの高値・安値を候補として見ればよいのか
- どのタイミングで押し安値・戻り高値が確定するのか
- 新しく高値や安値が形成されても、押し安値や戻り高値が更新されないのはなぜか
- どの条件を満たすと、新しい押し安値・戻り高値へ切り替わるのか
といった部分で、理解が曖昧になりやすいのです。
押し安値・戻り高値を誤って理解すると検証結果も変わってしまう
押し安値・戻り高値の理解が曖昧なままだと、現在の相場状況を正しく捉えられなくなるだけではありません。過去チャートを使った検証にも影響します。
たとえば、押し安値を割った場面をトレンド転換の条件として検証するとします。
その際、押し安値として選んでいる位置が毎回異なっていたり、本来は押し安値ではない安値を基準にしていたりすれば、同じルールを検証しているつもりでも、実際には異なる条件を集計することになります。
その結果、
- 押し安値を割った場所
- トレンドが転換した割合
- ブレイク後に価格が進んだ値幅
- エントリーや損切りの位置とリスクリワード
などの検証結果も変わってしまいます。
誤った理解のまま検証を重ねると、検証の量は増えても、判断の土台となるデータそのものが誤った基準に基づくものになってしまいます。むしろ、間違った基準から導かれた分析結果を、正しいものだと考えてしまう可能性があります。
また、せっかくの時間を費やした過去検証が無駄なものになってしまう時間的リスクもあります。
過去検証を行う前に、まず押し安値・戻り高値をどのような条件で判断するのかを明確にし、毎回同じ基準を適用できる状態を作ることが重要です。
表示結果だけでなく更新される過程を学べるツールへ
こうした質問を繰り返し受ける中で、押し安値と戻り高値を自動表示するだけでなく、その位置が更新される過程を確認できるインジケーターがあれば、理解を補助できるのではないかと考えるようになりました。
完成したチャートを見て、押し安値・戻り高値の位置を後から確認するだけではなく、実際に価格が動く中で、
- どのスイングローが押し安値の候補になるのか
- 高値が更新されたとき、どの安値が押し安値として確定するのか
- 新しい高値が形成されても、なぜ戻り高値の位置が変わらない場合があるのか
- どの条件を満たしたとき、新しい押し安値・戻り高値へ更新されるのか
を観察できれば、押し安値・戻り高値の理解を深めやすくなります。
そこで、スイングハイとスイングローをもとに押し安値・戻り高値を一定のルールで判定し、TradingViewのチャート上へ自動表示するインジケーターを開発しました。
このインジケーターは、利用者に答えを丸暗記してもらうためのものではありません。
自分で判断した押し安値・戻り高値とインジケーターの表示を見比べながら、
「なぜこの位置が押し安値として選ばれたのか」
「なぜこの時点では、まだ戻り高値が更新されないのか」
と考えるための学習補助ツールとして設計しています。
また、学習のためだけではなく、押し安値・戻り高値のラインを手作業で引き直す負担を減らし、押し安値・戻り高値へのタッチやブレイクをアラートで監視できるようにすることで、実際のチャート分析を効率化することも開発目的の一つです。
押し安値・戻り高値とは
ここからは、インジケーターの内容を理解するために、押し安値・戻り高値の基本的な考え方を確認していきます。
押し安値と戻り高値は、ダウ理論を使って相場のトレンドや目線付けを判断する上で、重要な基準となる価格です。
ただし、チャート上に形成された安値がすべて押し安値になるわけではなく、高値がすべて戻り高値になるわけでもありません。
重要なのは、その高値や安値が形成された後に、価格がどのように動いたのかという点です。
押し安値とは
押し安値とは、上昇トレンドにおける最後の高値更新の起点となった安値です。
上昇トレンドの過程において価格がいったん下落した後、そこから上昇して直前の高値を上抜いた場合、その上昇が始まった地点にある安値が押し安値になります。
つまり、安値が形成された時点では、その安値が押し安値になるかどうかはまだ確定していません。
その安値を起点とした上昇によって直前の高値が更新されて、初めて押し安値として確定します。
例として上の図の左側を見てください。
上昇トレンドの過程で、高値2を形成した後に一旦下落して安値2を形成します。そこから上昇して直前の高値2を上抜いた場合、その上昇が始まった地点にある安値2が押し安値になります。
つまり、安値2が形成された時点では、その安値が押し安値になるかどうかはまだ確定していません。
その安値を起点とした上昇によって直前の高値が更新されて、初めて押し安値として確定します。
押し安値は、単に「押し目をつけたように見える安値」ではありません。
高値更新という結果につながった上昇の起点であることが、押し安値を判断する重要な条件です。
戻り高値とは
戻り高値とは、下降トレンドにおいて最後の安値更新の起点となった高値です。
下降トレンドの過程において価格が一旦上昇した後、そこから下落して直前の安値を下抜いた場合、その下降が始まった地点にある高値が戻り高値になります。
押し安値と同じように、高値が形成された時点では、その高値が戻り高値になるかどうかはまだ確定していません。
その高値を起点とした下降によって直前の安値が更新されて、初めて戻り高値として確定します。
例えば上の図の右側を見てください。
下降トレンドの過程で、安値2を形成した後に一旦上昇して高値2を形成します。そこから下落して直前の安値2を下抜いた場合、その下落が始まった地点にある高値2が戻り高値になります。
つまり、高値2が形成された時点では、その高値が戻り高値になるかどうかはまだ確定していません。
その高値を起点とした下落によって直前の安値が更新されて、初めて戻り高値として確定します。
戻り高値も、単に「戻り売りが入りそうな高値」ではありません。
安値更新という結果につながった下降の起点であることが、戻り高値を判断する条件です。
押し安値・戻り高値を見つける第一歩はスイングハイ(SH)・スイングロー(SL)を把握すること
押し安値・戻り高値を見つける際、チャート全体を感覚的に眺めて判断しようとすると、どの高値や安値を基準にすればよいのか分からなくなりやすいものです。
以下のチャートを見てください。
このチャートで高値を探すといっても青い丸をつけたところは全て高値です。
どこの高値に着目すれば良いのか分かりにくいですよね?
そこで、まずはチャート上のスイングハイ(SH)とスイングロー(SL)を把握します。
スイングハイ(SH)・スイングロー(SL)とは?
スイングハイとは左右N本のローソク足と比較してもっとも高い高値のことを言います。
同様にスイングローは左右N本のローソク足と比較してもっとも低い安値のことを言います。
下の図はNが2の時のスイングハイとスイングローを示したものです。
左側の図を見ていただくと、赤い丸をつけた高値は左の2本のローソク足の高値よりも高く、右の2本のローソク足の高値よりも高いことがわかります。
チャートにスイングハイとスイングローを表示すると以下のようになります。
赤いラベルの高値がスイングハイ(SH)、緑のラベルの安値がスイングロー(SL)なのですが、
チャートAに比べるとチャートの輪郭がはっきりとし、どこの高値と安値に注目すれば良いのか分かりやすくなりますよね。
またこれらのスイングハイ、スイングローが起点となって波=うねりを形成していることがわかります。
スイングハイ、スイングローとは相場の波を形成する時の起点の高値と安値と言い換えることもできます。
そのうえで、
- どのスイングローを起点とした上昇が高値を更新したのか
- どのスイングハイを起点とした下降が安値を更新したのか
を確認します。
押し安値・戻り高値は、すべての値動きの中から直接探すのではなく、まずスイングハイ・スイングローを候補として抽出し、その後の高値更新・安値更新との関係から絞り込むと判断しやすくなります。
本インジケーターでも、スイングハイとスイングローをもとに、どの上昇・下降が基準となる高値や安値の更新につながったのかを判定しています。
押し安値とスイングローは同じではない
押し安値を見つけるうえで、まず理解しておきたいのが、押し安値とスイングローの違いです。
スイングローとは、一定期間の値動きの中で、その前後よりも価格が低くなっている安値を指します。
チャート上には大小さまざまなスイングローが形成されますが、そのすべてが押し安値になるわけではありません。
ここは誤解しやすいポイントなので注意が必要です。
押し安値になるのは、そのスイングローを起点とした上昇によって、上昇トレンドで形成された最後の高値を更新した場合です。
したがって、スイングローは押し安値の候補にはなりますが、高値更新が起きるまでは押し安値として確定していません。
この関係は、次のように整理できます。
- スイングローが形成される
- そのスイングローを起点に価格が上昇する
- 上昇トレンドで形成された最後の高値を更新する
- 上昇の起点となったスイングローが押し安値として確定する
この順序を理解すると、チャート上で安値が形成されるたびに、それをすぐ押し安値として扱ってしまう間違いを防ぎやすくなります。
戻り高値とスイングハイも同じではない
戻り高値とスイングハイの関係も同様です。
スイングハイとは、一定期間の値動きの中で、その前後よりも価格が高くなっている高値を指します。
チャート上にスイングハイが形成されても、その時点では戻り高値になるとは限りません。
そのスイングハイを起点とした下降によって、下降トレンドで形成された最後の安値が更新された場合に、初めて戻り高値として確定します。
戻り高値が確定する流れは、次のように整理できます。
- スイングハイが形成される
- そのスイングハイを起点に価格が下落する
- 下降トレンドで形成された最後の安値を更新する
- 下降の起点となったスイングハイが戻り高値として確定する
つまり、スイングハイは戻り高値の候補であり、安値更新が起きるまでは戻り高値として確定していません。
インジケーターの主な機能
ここまで解説してきた押し安値・戻り高値の考え方を、TradingViewのチャート上で確認できるようにしたものが本インジケーターです。
現在の押し安値・戻り高値を自動表示するだけでなく、その判定の土台となるスイングハイ・スイングローの表示、価格の押し安値・戻り高値へのタッチやブレイクを通知するアラートにも対応しています。
ここからは、本インジケーターの主な機能を順番に紹介します。
1.現在の押し安値・戻り高値を自動表示
本インジケーターをTradingViewのチャートへ追加すると、現在の相場において基準となる押し安値または戻り高値が、チャート上に自動表示されます。
上昇トレンドが継続している場面では、最後の高値の更新につながった上昇の起点を押し安値として表示します。
反対に、下降トレンドが継続している場面では、最後の安値の更新につながった下降の起点を戻り高値として表示します。
これにより、チャートを開くたびに、
「現在の押し安値はどこか」
「下降の基準となる戻り高値はどこか」
を手作業で探し直す必要がありません。
複数の銘柄や時間軸を監視する場合、都度押し安値や戻り高値のラインを手で引くのは大変ですよね?
新しい銘柄のチャートを開いた時、異なる時間軸のチャートを開いたときに押し安値や戻り高値のラインが自動で描画されることで効率良く分析を行うことができます。
2.スイングハイ・スイングローを表示
押し安値・戻り高値だけでなく、その候補となるスイングハイとスイングローもチャート上に表示できます。
押し安値・戻り高値の判定だけを見ても、
「なぜこの安値が選ばれたのか」
「どの高値を起点として戻り高値が判定されたのか」
が分かりにくい場合があります。
そこで、判定の土台となるスイングハイ・スイングローを同時に表示することで、押し安値・戻り高値がどの波をもとに選ばれているのかを確認できるようにしています。
たとえば、チャート上に複数のスイングローが形成されている場合でも、その中のどの安値を起点とした上昇が基準高値の更新につながったのかを見比べられます。
戻り高値についても、複数のスイングハイの中から、どの高値を起点とした下降が基準安値の更新につながったのかを確認できます。
スイングハイ・スイングローの表示は、単にチャート上の山と谷を示すためのものではありません。
押し安値・戻り高値の判定過程を理解し、自分の判断とインジケーターの表示を照合するための補助として利用できます。
3.押し安値・戻り高値の更新を自動反映
相場が動き、新しい高値や安値が更新されると、押し安値・戻り高値の位置も変化します。
本インジケーターでは、押し安値・戻り高値の確定条件が満たされた場合に、新しい押し安値・戻り高値へラインを自動で切り替えます。
たとえば、上昇局面で新しいスイングローが形成され、その安値を起点とした上昇によって高値が更新された場合、そのスイングローが新しい押し安値として表示されます。
下降局面では、新しいスイングハイを起点とした下降によって安値が更新されると、そのスイングハイが新しい戻り高値として表示されます。
<例 押し安値ラインが自動で切り上がる様子>
一方で、候補となるスイングハイやスイングローが形成されただけでは、押し安値・戻り高値ラインは更新されません。
押し安値・戻り高値として確定するための条件が満たされるまでは、それまでの基準が維持されます。
<例 新しいスイングローが確定しただけでは押し安値のラインは変わらない>
そのため、インジケーターの表示を値動きと見比べることで、
- どのタイミングで押し安値・戻り高値ラインが切り替わったのか
- なぜ新しいスイングが形成されてもラインが変わらないのか
- どの値動きによって押し安値・戻り高値が確定したのか
を確認できます。
また、高値・安値が更新されるたびに、自分で古いラインを削除し、新しい位置へ引き直す必要がないため、チャート整理の負担も減らせます。
4.押し安値・戻り高値へのタッチをアラートで通知
本インジケーターでは、価格が押し安値または戻り高値のラインへ到達したことを通知するアラートを設定できます。
押し安値・戻り高値は、
- ブレイクされると目線が切り替わる他
- サポート・レジスタンスとしても機能
するなど、現在の相場状況を判断するうえで重要な価格です。
そのため、
「価格が押し安値まで下がってきたらチャートを確認したい」
「戻り高値まで価格が戻ったら値動きを監視したい」
という監視上の要件があります。
しかし、複数の銘柄を監視していたり、日中にチャートを見られる時間が限られていたりすると、価格が基準ラインへ到達したことをリアルタイムで把握するのは困難です。
タッチアラートを設定しておけば、価格が押し安値・戻り高値へ到達したタイミングを通知で確認できます。
これにより、チャートを常に表示しておかなくても、必要な場面で確認しやすくなります。
なお、押し安値・戻り高値への到達は、反発やトレンド転換を保証するものではありません。
アラートは売買を指示するシグナルではなく、注目している価格へ到達したことを知らせる機能です。通知を受け取った後は、その時点の値動きや上位時間足の相場構造などを含めて判断する必要があります。
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5.押し安値・戻り高値のブレイクをアラートで通知
価格が押し安値を下抜いた場合、または戻り高値を上抜いた場合にもアラートを設定できます。
上昇トレンドにおいて押し安値は、トレンドが維持されているかを判断する基準の一つです。
その押し安値を価格が下抜いた場合、それまで継続していた上昇トレンドが終了し、上昇トレンドから下降トレンドに転換する可能性も生まれます。
反対に、下降トレンドにおいて戻り高値を価格がブレイクした場合には、それまで継続していた下降トレンドが終了し、上昇トレンドへ転換する可能性があります。
ブレイクアラートを設定しておけば、
- 押し安値が下抜かれた
- 戻り高値が上抜かれた
という相場構造上の変化を見逃しにくくなります。
特に、日足や4時間足など、ローソク足の確定までに時間がかかる時間足を確認している場合や、多数の銘柄を監視している場合に役立ちます。
アラート通知の例

チャート上のアラートポップアップ表示の例

アラートのメール通知を設定しておけばブレイクを見逃さない
ブレイクの判断基準も設定可能
またブレイクの判定をローソク足の実体(終値)で行うのか、ヒゲ先で行うのかについても好みに応じて設定可能です。

ただし、押し安値・戻り高値をブレイクしたからといって、直ちに反対方向のトレンドが始まる、必ずトレンド転換につながるとは限りません。
押し安値の下抜けは、少なくともそれまでの上昇トレンドが一旦崩れたことを示しますが、それだけで下降トレンドの成立まで確定するわけではありません。
戻り高値の上抜けについても同様です。
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6.スイング判定の感度を調整
本インジケーターでは、スイングハイ・スイングローを判定する際の基準を設定できます。
スイングの判定範囲を狭くすると、比較的小さな値動きもスイングとして捉えやすくなります。
反対に、判定範囲を広くすると、細かな値動きを除外し、より大きな波をスイングとして捉えやすくなります。

そのため、
- 短期的な値動きを細かく確認したい
- 細かなノイズを減らして大きな波を見たい
- 使用する時間足や銘柄に合わせて感度を調整したい
といった目的に応じて、スイング判定を変更できます。
ただし、設定を変えると、判定されるスイングハイ・スイングローだけでなく、そこから導かれる押し安値・戻り高値の位置も変わる場合があります。
したがって、過去検証や複数銘柄の比較に使用する場合は、途中で設定を頻繁に変更せず、一定の条件を継続して使用することが重要です。
設定を変更するたびに押し安値・戻り高値の基準が変わると、同じ条件で検証しているつもりでも、実際には異なる相場構造を比較することになるためです。
7.チャート表示を調整
押し安値・戻り高値のラインや、スイングハイ・スイングローの表示は、チャートの見やすさに合わせて調整できます。
たとえば、必要に応じて、
- 押し安値・戻り高値の表示
- スイングハイ・スイングローの表示
- ラインやラベルの見た目
- 使用しない表示項目の非表示
などを設定できます。

パラメーター設定画面
押し安値・戻り高値だけを簡潔に確認したい場合は、補助的な表示を減らせます。
一方、判定過程を学習したい場合は、スイングハイ・スイングローも表示し、どのスイングを起点として基準が決まったのかを詳しく確認できます。
目的に応じて表示情報を調整することで、通常の相場分析と学習の両方に使いやすいチャート環境を作れます。
このインジケーターでできること
本インジケーターの価値は、押し安値・戻り高値をチャート上に表示することだけではありません。
表示された基準を使うことで、自分の相場の見方を確認したり、複数のチャートを同じルールで比較したり、重要な価格への到達やブレイクを効率よく監視したりできます。
ここでは、本インジケーターを活用することで具体的に何ができるのかを解説します。
押し安値・戻り高値の位置をすぐに確認できる
チャートを開いたとき、現在の相場において基準となっている押し安値または戻り高値をすぐに確認できます。
手作業でスイングハイ・スイングローを探し、高値更新・安値更新との関係を一つずつ確認しなくても、インジケーターが判定した現在の基準ラインが表示されます。
これにより、
「今の押し安値はどこか」
「下降の起点となっている戻り高値はどこか」
を短時間で把握できます。
特に、複数の銘柄や時間軸を順番に確認する場合には、毎回ゼロから環境認識を実施する負担を減らせます。
ただし、表示された位置をそのまま売買判断に使うのではなく、現在の相場環境や上位時間足の状況とあわせて確認することが重要です。
自分の判断とインジケーターの表示を比較できる
押し安値・戻り高値を学習している段階では、自分が選んだ位置が正しいか判断できず、不安になることがあります。
本インジケーターを使えば、まず自分で押し安値・戻り高値を判断したうえで、インジケーターの表示と比較できます。
表示が一致していれば、自分の判断基準を確認できます。
一致しなかった場合には、
- 自分はどのスイングを起点として見ていたのか
- インジケーターはどの高値・安値の更新を基準にしたのか
- まだ押し安値・戻り高値として確定していない地点を選んでいなかったか
- 単なるスイングハイ・スイングローを基準にしていなかったか
を振り返るきっかけになります。
本インジケーターは、答えをそのまま覚えるためのものではありません。
自分の判断と機械的な判定を照合し、どこに理解の違いがあるのかを考えるための補助として利用できます。
押し安値・戻り高値が更新される過程を観察できる
ここも押し安値・戻り高値を学習しているステージでよくぶつかる壁です。
完成後のチャートだけを見ると、押し安値・戻り高値がどのような過程で現在の位置になったのか分かりにくいことがあります。
本インジケーターを表示しながら実際の値動きを観察すると、
- スイングハイ・スイングローが形成される
- 高値または安値が更新される
- 押し安値・戻り高値の確定条件が満たされる
- 押し安値・戻り高値ラインが新しい位置へ切り替わる
という流れを確認できます。
また、新しいスイングが形成されても基準ラインが変わらない場面を見ることで、
「高値や安値ができただけでは、押し安値・戻り高値は更新されない」
という点も理解しやすくなります。
このように、最終的な表示位置だけでなく、基準が更新されるまでの過程を見られることが、学習補助としての大きな特徴です。
毎回ラインを引き直す作業を減らせる
押し安値・戻り高値を手動で管理する場合、高値・安値が更新されるたびに古いラインを削除し、新しい基準位置へ引き直す必要があります。
一つのチャートだけであれば大きな負担ではなくても、複数の銘柄や時間足を確認すると、作業量は増えていきます。
本インジケーターでは、確定条件が満たされた時点で新しい押し安値・戻り高値へ表示が切り替わるため、基準ラインを手作業で更新する必要がありません。
これにより、
- チャートへラインを引く時間を減らせる
- ラインを更新し忘れることを防ぎやすい
- 古い基準と新しい基準を取り違えにくくなる
- 相場分析そのものに集中しやすくなる
というメリットがあります。
インジケーターは分析を代行するものではありませんが、繰り返し発生する描画作業を自動化することで、判断に使える時間を増やせます。
同じルールで複数のチャートを確認できる
裁量で押し安値・戻り高値を判断していると、銘柄や時間足によって基準が変わってしまうことがあります。
また、同じチャートでもそのときの感情や保有ポジションによって、注目する高値・安値が無意識のうちに変わってしまう場合があります。(心理的影響)
本インジケーターは、設定されたスイング判定と高値・安値の更新ルールに基づいて表示するため、毎回同じ条件でチャートを確認できます。
これにより、
- 複数銘柄を常に同じ基準で分析する
- 異なる時間足のチャートを同じ考え方で確認する
- 過去検証とリアルタイム分析で同じ判定条件を使う
- 相場観や感情とは別に、ルールとして判断できる一貫性を持つ
ことができます。
ここでいう一貫性は、インジケーターの判定が唯一の正解という意味ではありません。
自分の判断基準の中に、毎回変わらないロジックを一つ持てるという意味です。
過去検証の判断基準をそろえやすくなる
押し安値・戻り高値を使った過去検証では、各チャートで同じルールを適用することが重要です。
検証するたびに押し安値・戻り高値の選び方が変わると、同じ条件で検証しているつもりでも、実際には異なるパターンのデータを集計することになります。
本インジケーターを使用すると、設定した条件に基づく押し安値・戻り高値を継続して表示できるため、検証時の判断基準をそろえやすくなります。
たとえば、
- 押し安値を下抜いた後の値動き
- 戻り高値を上抜いた後の値動き
- 押し安値・戻り高値へのタッチ後の反応
- 高値・安値更新後のトレンド継続率
などを確認する場合にも、同じ判定条件を使ってチャートを見返せます。
ただし、インジケーターを使えば自動的に正しい検証結果が得られるわけではありません。
何を検証するのか、どの期間や時間軸、銘柄を対象にするのか、他の条件をどのように揃えるのかは、利用者自身で明確にする必要があります。
本インジケーターは、検証の前提となる押し安値・戻り高値の判断を一定に保つための補助として活用できます。
タッチやブレイクの監視を効率化できる
押し安値・戻り高値の位置を把握していても、価格がそれらへ到達またはブレイクするまでチャートを見続ける必要はありません。
タッチアラートやブレイクアラートを設定することで、
- 価格が押し安値へ到達した
- 価格が戻り高値へ到達した
- 押し安値をブレイクした
- 戻り高値をブレイクした
といった場面をアラートの通知で確認できます。
これにより、常にチャートを監視する代わりに、環境認識上注目したい場面が訪れたときだけチャートを確認できます。
特に、
- 仕事や外出中でチャートを見続けられない
- 多数の銘柄を監視している
- 4時間足や日足など長い時間軸を使っている
- ブレイク後の値動きを検証している
といった場合に役立ちます。
ただし、アラートは売買シグナルではありません。
通知は、あらかじめ設定した条件が満たされたことを知らせるものです。アラートを受け取った後は、その時点の値動きや相場環境を確認したうえで判断します。
相場状況の変化に気づきやすくなる
押し安値や戻り高値のブレイクは、それまでの相場構造に変化が起きた可能性を示します。
本インジケーターで押し安値や戻り高値ラインを表示し、ブレイクアラートを設定しておくことで、構造の変化を見逃しにくくなります。
たとえば、上昇局面で押し安値が下抜かれた場合、それまでの上昇構造が同じ形では継続していない可能性があります。
下降局面で戻り高値が上抜かれた場合も、それまでの下降構造に変化が起きた可能性があります。
これにより、
- 保有ポジションを見直す
- 新規エントリーを一度見送る
- 上位時間足の状況を再確認する
- トレンド転換やレンジ移行の可能性を考える
といった次の分析へ移りやすくなります。
なお、押し安値や戻り高値のブレイクは、反対方向へのトレンド転換を自動的に意味するものではありません。
押し安値を割ったから即座に下降トレンド、戻り高値を上抜いたから即座に上昇トレンドと判断するのではなく、相場状況を見直すきっかけとして利用します。
実際のチャートで表示を確認
ここからは、本インジケーターが押し安値・戻り高値をどのように表示するのか、実際のチャート例を使って確認します。
押し安値・戻り高値は、完成したチャート上の位置だけを見るよりも、
- 候補となるスイングハイローが形成される
- 基準となる高値または安値が更新される
- 押し安値・戻り高値が確定する
という流れで確認したほうが理解しやすくなります。
上昇局面で押し安値が更新される例
最初に、上昇局面で新しい押し安値が確定する場面を確認します。
価格がいったん下落してスイングローを形成しただけでは、その安値はまだ押し安値として確定していません。
その後、スイングローを起点に価格が上昇し、基準となる高値を更新すると、上昇の起点となったスイングローが新しい押し安値として表示されます。
この例では、次の順序でインジケーターの表示が変化しています。
- 価格が下落して、新しいスイングローを形成する
- この時点では、以前の押し安値ラインが維持される
- スイングローを起点に価格が上昇する
- 上昇トレンドで形成した最後の高値を上抜く
- 上昇の起点となったスイングローへ押し安値ラインが切り替わる
注目したいのは、スイングローが形成された瞬間ではなく、その後に高値が更新された時点で押し安値の表示が切り替わることです。
新しい安値ができるたびに押し安値が移動するわけではありません。
インジケーターの表示と値動きを見比べることで、どの安値が高値更新につながった上昇の起点なのかを確認できます。
ポイント:スイングローは押し安値の候補ですが、高値更新が起きるまでは押し安値として確定しません。
新しいスイングローができても押し安値が更新されない例
次は、新しいスイングローが形成されても、押し安値の位置が変わらない例です。
価格がいったん下落して新しい安値を形成し、そこから反発しても、上昇トレンドの最後の高値(基準高値)を更新できなければ押し安値は切り替わりません。
この例では、新しいスイングローが形成されています。
しかし、その安値を起点とした上昇は基準高値を上抜いていません。そのため、新しい安値は押し安値の候補にとどまり、インジケーターには以前の押し安値がそのまま表示されています。
このような場面は、
「新しい安値ができたのに、なぜ押し安値が変わらないのか」
と迷いやすいポイントです。
高値更新が起きていないので、押し安値が切り上がらないためです。
ポイント:反発したことではなく、上昇トレンドの最後の高値を更新したことが押し安値確定の条件です。
下降局面で戻り高値が更新される例
戻り高値の更新についても、押し安値更新の考え方を反対方向に適用するだけです。
価格がいったん上昇してスイングハイを形成した後、その高値を起点に価格が下落し、下降トレンドの最後の安値(基準安値)を更新すると、新しい戻り高値として表示されます。
この例では、次の順序で表示が変化しています。
- 価格が上昇して、新しいスイングハイを形成する(チャート(前)の赤い四角)
- この時点では、以前の戻り高値ラインが維持される(チャート(前)の戻り高値のライン)
- スイングハイを起点に価格が下落する(チャート(後)の赤い四角)
- 下降トレンドで形成した最後の安値(基準安値)を下抜く(チャート(後)の青い四角)
- 下降の起点となったスイングハイへ戻り高値ラインが切り替わる(チャート(後)の戻り高値のライン)
スイングハイが形成されたことだけでは、戻り高値は更新されません。
その高値から始まった下降が、下降トレンドで形成した最後の安値更新につながったことが確認されて、初めて戻り高値として確定します。
ポイント:スイングハイは戻り高値の候補であり、安値更新が起きるまでは確定しません。
新しいスイングハイができても戻り高値が更新されない例
新しいスイングハイが形成されても、そこからの下降によって下降トレンドで形成した最後の安値(基準安値)が更新されなければ、戻り高値の位置は変わりません。
この場面では、戻り高値より低い位置で新しいスイングハイ(赤い四角の価格)が確定していますが、
下降トレンドで形成した最後の安値(青い四角の安値=基準安値)を下抜いていないため、戻り高値の位置は赤いラインで示した位置のまま変わりません。
そのため、インジケーターは以前の戻り高値を引き続き表示します。
ポイント:下落したことではなく、下降トレンドで形成した最後の安値を更新したことが戻り高値確定・切り下げの条件です。
押し安値がブレイクされて戻り高値が確定する例
押し安値がブレイクされると、押し安値をブレイクした起点のスイングハイが今度は戻り高値になります。
同様に戻り高値がブレイクされると、戻り高値をブレイクした起点のスイングローが今度は押し安値になります。
押し安値と戻り高値が1つの時間軸で共存することはありませんので、押し安値または戻り高値がブレイクしたタイミングで、今度はどこが戻り高値(または押し安値)になっているのかを正しく把握しておくことが、目線を把握し、相場構造を捉える上で非常に大切になります。
押し安値がブレイクされて戻り高値が確定する例
上の例では押し安値がブレイクされたことで、そのブレイクの起点にあるスイングハイが戻り高値として確定していることが確認できます。
同じチャートでも設定によって表示が変わる
スイングハイ・スイングローを判定感度(=左右のローソク足の本数)を変更すると、同じチャートでも認識される波の大きさが変わります。
同じチャートでスイングハイローの判定感度を変化させた場合の比較(ユーロドル4時間足)

スイング判定のローソク足本数を4に設定 より細かいスイングで戻り高値を判定

スイング判定のローソク足本数を10に設定 より大きいスイングで戻り高値を判定
感度を細かく設定した場合は、小さな値動きもスイングとして認識されやすくなります。
反対に、感度を大きくした場合は、細かな値動きが除外され、より大きな相場構造を捉えやすくなります。
その結果、表示される押し安値・戻り高値の位置も変わる場合があります。
相場のどのスイングを押し安値・戻り高値の基準として捉えるかが変わるためです。
過去検証や複数銘柄の比較に使用する場合は、検証途中で設定を頻繁に変えず、一定の条件を継続して使うことが重要です。
このインジケーターを使うときの注意点
本インジケーターは、押し安値・戻り高値の位置を一定のルールで可視化し、学習やチャート監視を補助するためのツールです。
ただし、表示されたラインやアラートを正しく活用するには、インジケーターができることと、できないことを理解しておく必要があります。
ここでは、利用前に確認しておきたい主な注意点を説明します。
将来の値動きを予測するインジケーターではない
本インジケーターが表示する押し安値・戻り高値は、現在までに形成された値動きをもとに判定された相場構造上の基準です。
押し安値が表示されているからといって、そこから価格が必ず反発するわけではありません。
同様に、戻り高値が表示されていても、そこから必ず下落するとは限りません。
本インジケーターは、
- 反発する価格を予測する
- 上昇・下落の方向を予測する
- エントリーのタイミングを自動で決める
- 売買シグナルを提示する
ためのものではありません。
表示された押し安値・戻り高値は、現在の相場状況を確認するための基準として利用します。
実際の売買判断では、上位時間足の構造、トレンドの強さ、値動きの勢い、サポート・レジスタンスなど、ほかの要素もあわせて確認する必要があります。
押し安値・戻り高値のブレイクだけでトレンド転換は確定しない
押し安値の下抜けや戻り高値の上抜けは、相場構造に変化が生じたことを示します。
ただし、押し安値や戻り高値をブレイクしただけで、反対方向のトレンドが直ちに確定するわけではありません。
たとえば、押し安値を下抜いた場合でも、その後すぐに価格が戻り、レンジ相場へ移行することがあります。
また、押し安値を割ったことで上昇構造はいったん崩れても、下降トレンドを成立させるために必要な高値・安値の切り下げが、まだ確認できていない場合もあります。
戻り高値を上抜いた場合も同様です。
そのため、ブレイクアラートを、
「押し安値を割ったので売る」
「戻り高値を超えたので買う」
という直接的な売買シグナルとして扱うのではなく、
それまでの相場状況を見直す必要がある場面を知らせる通知
として利用することが重要です。
裁量判断とインジケーターの表示が一致しない場合がある
押し安値・戻り高値の判定には、すべてのトレーダーに共通する唯一の正解があるわけではありません。
どの大きさの波をスイングとして捉えるか、どの高値・安値を基準とするかによって、押し安値・戻り高値の位置は変わる場合があります。
本インジケーターは、設定されたスイング判定と高値・安値の更新ルールに基づいて、機械的に押し安値・戻り高値を表示します。
そのため、利用者が裁量で判断した位置と、インジケーターの表示が一致しないことがあります。
一致しなかった場合は、どちらかをすぐに間違いと決めるのではなく、
- 自分とインジケーターで認識しているスイングが同じか
- どの高値・安値を基準としているか
- 候補段階の高値・安値を確定済みとして扱っていないか
- 自分がより大きな波、または小さな波を見ていないか
を確認してください。
表示の違いは、自分の判断基準を言語化するきっかけにもなります。
スイングが形成された直後には確定できない
本インジケーターでは、スイングハイ・スイングローをもとに押し安値・戻り高値を判定します。
しかし、チャート上で高値や安値が形成された瞬間に、それが確定したスイングハイ・スイングローとして認識されるわけではありません。
スイングハイローとして確定するには、その高値・安値の後に一定本数のローソク足が形成される必要があります。
さらに、スイングローが確定しても、その後に高値が更新されるまでは押し安値として確定しません。
スイングハイについても、基準安値が更新されるまでは戻り高値として確定しません。
そのため、インジケーターの表示には、
- 高値・安値が形成される
- スイングハイ・ローとして確定する
- 直前の高値・安値が更新される
- 押し安値・戻り高値として確定する
という順序があります。
これはインジケーターの反応が遅れているのではなく、未確定の動きを使わずに判定するために必要な確認プロセスです。
設定によって表示される押し安値・戻り高値が変わる
本インジケーターでは、スイングハイ・スイングローを判定する感度を調整できます。
小さな波まで捉える設定にすると、細かなスイングが多く表示されます。
反対に、大きな波だけを捉える設定にすると、短期的な値動きが除外され、より大きな相場構造が表示されます。
そのため、同じチャートであっても、設定によって押し安値・戻り高値の位置が変わる場合があります。
これは判定が不安定なのではなく、分析対象としている波の大きさが異なるためです。
利用する際は、
- どの程度の波を分析したいのか
- 使用する時間足に設定が合っているか
- 過去検証と実際の分析で同じ設定を使っているか
を確認してください。
設定を頻繁に変更すると、その都度異なる基準でチャートを見ることになります。
特に過去検証では、原則として同じ設定を継続して使うことが重要です。
時間軸によって見える相場構造は異なる
押し安値・戻り高値は、表示しているチャートの時間軸によって位置が変わります。
たとえば、15分足では下降トレンドに見えていても、4時間足では上昇トレンド中の一時的な下落にすぎないことがあります。
反対に、短期足では上昇していても、上位時間足では戻り高値の下に位置し、下降トレンドが続いている場合もあります。
本インジケーターは、表示しているチャートの値動きをもとに押し安値・戻り高値を判定します。
したがって、短期足の表示だけを見て相場全体の方向を判断するのではなく、必要に応じて上位時間軸の状況も確認してください。
同じ価格であっても、時間足が変わればその意味も変わります。
レンジ相場では押し安値・戻り高値が頻繁に切り替わることがある
押し安値・戻り高値は、トレンド相場だけでなくレンジ相場でも表示されます。
レンジ内では、価格が上下に往復しながら短期的な高値・安値を更新することがあります。
その結果、押し安値と戻り高値が短い間隔で切り替わったり、ブレイクアラートが繰り返し発生したりする場合があります。
これは必ずしもインジケーターの誤判定ではありません。
トレンドが明確でない局面では、高値・安値の更新関係そのものが頻繁に変化するためです。
そのため、押し安値・戻り高値の切り替えが多い場面では、
- 相場がレンジに入っていないか
- 上位時間足でも方向感がないか
- ブレイク後に値動きが続いているか
- 同じ価格帯を何度も往復していないか
を確認する必要があります。
インジケーターの表示だけでなく、その背景にある相場環境も合わせて判断してください。
アラートの条件を確認してから使用する
アラートを設定する際は、どの条件で通知されるのかを確認することが重要です。
特に、次の違いによって通知タイミングは変わります。
- 押し安値・戻り高値へのタッチ
- 終値でラインをブレイクした場合
- ローソク足の形成中に条件を満たした場合
- ローソク足が確定した後に条件を満たした場合
たとえば、ヒゲで一時的に押し安値を下抜いても、終値ではラインの上に戻ることがあります。
この場合、ヒゲを基準とするアラートと終値を基準とするアラートでは、通知の意味が異なります。
また、アラートが通知されたからといって、必ずその時点で売買判断を行う必要はありません。
通知後にチャートを確認し、実際の価格の位置やローソク足の状態を確認してください。
具体的なアラート条件については、後ほど「インジケーターの使い方」で詳しく説明します。
インジケーターに判断を任せきりにしない
本インジケーターは、押し安値・戻り高値の学習、環境認識、過去検証、アラート監視を補助するためのツールです。
インジケーターの表示を見ているだけでは、
- なぜその位置が押し安値・戻り高値なのか
- 現在がトレンド相場かレンジ相場か
- ブレイク後にどのような値動きが形成されたのか
- その場面で取引するべきか
までは自動的に判断できません。
表示結果を利用するときは、
なぜこのラインが表示されているのか
なぜこのタイミングで更新されたのか
このブレイクは相場全体の中でどのような意味を持つのか
を自分でも考えることが大切です。
本インジケーターは、判断を代行するものではなく、判断の基準を見やすくし、学習と分析を補助するために使用してください。
このインジケーターが向いている人・向いていない人
本インジケーターは、押し安値・戻り高値の判断を補助し、チャート分析や監視を効率化するためのツールです。
一方で、すべてのトレーダーに必要なわけではありません。
インジケーターの特徴を理解したうえで、自分の目的や学習段階に合っているかを確認してください。
このインジケーターが向いている人
押し安値・戻り高値の位置に毎回迷う人
ダウ理論を学んだものの、実際のチャートを見ると、
「どの安値が押し安値なのか分からない」
「どの高値が戻り高値として扱われるのか迷う」
という方に向いています。
本インジケーターは、設定されたスイング判定と高値・安値の更新関係に基づいて、現在の押し安値・戻り高値を自動表示します。
自分の判断とインジケーターの表示を見比べることで、どの部分で認識が異なっているのかを確認できます。
押し安値・戻り高値を学習中の人
押し安値・戻り高値は、定義を読むだけでは理解しにくく、実際の値動きの中で確認することで身につきやすい概念です。
本インジケーターを表示しながらチャートを観察すると、
- どのスイングハイローが候補になるのか
- どのタイミングで更新されるのか
- なぜ新しい高値や安値ができても押し安値・戻り高値が変わらないのか
- どの値動きが高値更新・安値更新につながったのか
を確認できます。
これから押し安値・戻り高値をチャート分析に取り入れたいが、間違った理解で分析や検証を進めてしまわないよう効率良く学びたい、
そのように、押し安値・戻り高値を学習するための補助教材として活用したい方に向いています。
自分の判断基準を確立したい人
同じチャートを見ても、そのときの感情や保有ポジションによって、無意識のうちに注目する高値・安値が変わってしまうことがあります。(心理的影響)
また、過去検証では押し安値として扱っていた位置を、リアルタイムでは別の基準で判断してしまうこともあります。
本インジケーターは、同じ設定であれば毎回同じルールに基づいて表示するため、判断の比較基準を一定に保ちやすくなります。
チャートを分析する際の自分の判断基準を確立したい人に適しています。
過去検証の基準を統一したい人
押し安値・戻り高値を使った過去検証では、チャートごとに異なる基準で判定すると、検証結果の信頼性が下がります。
本インジケーターを使えば、設定された条件に基づいて押し安値・戻り高値を表示できるため、
- 押し安値ブレイク後の値動き
- 戻り高値ブレイク後の値動き
- ラインへのタッチ後の反応
- 高値・安値更新後のトレンド継続
などを、同じ基準で確認しやすくなります。
検証の前提条件をできるだけ揃えたい方に向いています。
効率良く監視したい人 | 複数の銘柄や時間軸を確認する人
一つのチャートだけであれば、押し安値・戻り高値を手作業で管理することもできます。
しかし、複数の銘柄や時間足を確認する場合、押し安値・戻り高値ラインを毎回引き直す作業は大きな負担になります。
本インジケーターは、チャートごとに押し安値・戻り高値を自動表示するため、
- 複数のFX通貨ペア
- 複数の株式銘柄
- 複数の暗号資産
- 複数の時間足
を効率よく確認したい方に適しています。
チャートを常に監視できない人
仕事中や外出中など、価格が押し安値・戻り高値へ到達するまでチャートを見続けることが難しい方にも向いています。
タッチアラートやブレイクアラートを設定することで、
- 押し安値への到達
- 戻り高値への到達
- 押し安値のブレイク
- 戻り高値のブレイク
を通知で把握できます。
必要な場面でチャートを確認したい方や、監視時間を減らしたい方に役立ちます。
売買判断ではなく相場構造の確認に使いたい人
本インジケーターは、買い・売りを直接指示するものではありません。
押し安値・戻り高値を使って、
- 現在の相場構造を整理する
- 上昇構造・下降構造の基準を確認する
- 構造変化の可能性に気づく
- 次に確認すべきポイントを見つける
といった分析に使いたい方に向いています。
インジケーターを判断の代わりではなく、判断材料の一つとして使える方に適しています。
このインジケーターが向いていない人
売買シグナルを求めている人
本インジケーターは、
- 買いエントリー
- 売りエントリー
- 利確
- 損切り
のタイミングを自動的に指示するものではありません。
押し安値・戻り高値へのタッチやブレイクを通知できますが、それは売買を推奨するシグナルではなく、相場状況を確認するための通知です。
アラートが出たらそのまま売買したい方には向いていません。
勝率や利益を保証するツールを求めている人
押し安値・戻り高値を正しく把握できても、それだけで利益が保証されるわけではありません。
相場環境、時間軸、エントリー位置、損切り、利確、ポジションサイズなど、トレードの判断には多くの要素が関係します。
本インジケーターを使えば必ず勝てる、勝率が上がる、損失を防げるといった保証はありません。
そのようなツールを求めている方には適していないでしょう。
インジケーターの表示を絶対的な正解として使いたい人
本インジケーターは、設定された条件に基づく機械的な判定を表示します。
押し安値・戻り高値には、どの大きさの波を分析するかによって異なる見方があり、裁量判断と表示が一致しない場合もあります。
表示されたラインを唯一の正解と考え、自分で値動きを確認するつもりがない方には向いていません。
本インジケーターは、答えを無条件に受け入れるためではなく、判断の比較基準として使用するものです。
押し安値・戻り高値だけで売買判断を完結させたい人
押し安値・戻り高値は相場構造を判断するうえで重要ですが、それだけですべての売買判断が完結するわけではありません。
たとえば、押し安値の近くに価格が到達しても、
- 上位の時間軸の方向
- レンジかトレンドか
- 直近の値動きの強さ
- サポート・レジスタンス
- リスクに対する利益の余地
などによって、場面の意味は変わります。
押し安値・戻り高値だけを見て機械的に売買したい方には向いていません。
設定や判定ルールを理解せずに使いたい人
スイング判定の設定を変更すると、表示される押し安値・戻り高値も変わる場合があります。
また、タッチアラートとブレイクアラートでは、通知が意味するものも異なります。
設定や動作条件を確認せず、初期状態のまま表示だけを使いたい方には向いていません。
インジケーターを有効に活用するには、
- どの程度の波をスイングとして判定しているか
- どの条件でラインが更新されるか
- どの条件でアラートが発生するか
を理解しておく必要があります。
自分で考えることを完全に省略したい人
本インジケーターの目的は、分析や学習を補助することです。
インジケーターを表示しても、
「なぜこの位置が押し安値なのか」
「なぜこのスイングでは基準が更新されないのか」
「ブレイク後に相場構造はどう変化したのか」
を考えなければ、押し安値・戻り高値への理解は深まりにくくなります。
すべての判断をインジケーターに任せ、自分では値動きの意味を考えたくない方には向いていません。
迷った場合の判断基準
本インジケーターが自分に合っているか迷う場合は、次の質問を参考にしてください。
- 押し安値・戻り高値の位置に迷うことがあるか
- 自分の判断と比較できる基準が欲しいか
- 相場を見る自分の基準・ルールが欲しいか
- 同じルールで過去検証を行いたいか
- ライン描画やチャート監視の負担を減らしたいか
- アラート後に自分で相場を確認するつもりがあるか
これらに当てはまる場合は、本インジケーターを学習や分析の補助として活用できると思います。
一方で、
- 売買シグナルだけが欲しい
- 表示されたラインを無条件に信じたい
- トレード判断をすべて自動化したい
という場合は、本インジケーターの目的とは合わない可能性があります。
本インジケーターは、押し安値・戻り高値を自分で理解しながら、判断の一貫性と分析の効率を高めたい方のためのツールです。
インジケーターの使い方
本インジケーターは招待専用スクリプトとして提供しているため、利用するには事前にTradingViewのアカウントへアクセス権が付与されている必要があります。
アクセス権の付与が完了した後は、通常のインジケーターと同じようにチャートへ追加できます。
また、アクセス権付与と同時に詳しい使い方を解説した動画をご連絡しています。
TradingViewのチャートへインジケーターを追加する
- TradingViewへログインします。
- 以下のリンクからインジケーターページにアクセスします。(TradingView公式ページ)
- 画面右上にある「お気に入りに追加」ボタンを押し、お気に入りに追加します。
※お気に入りに追加すると将来インジケーターのアップデートの通知が届きます。 - TradingViewのチャート画面を開きます。
- チャート上部にある「インジケーター」を選択し、表示されたメニューから「招待専用」を開きます。
- 「招待専用」メニューにお気に入り追加された当インジケーターが⭐️マークと共に表示されます。
- インジケーター名をクリックするとチャートに追加されます。
招待制としている理由
本インジケーターは、押し安値・戻り高値を自動表示するだけのツールではなく、相場構造への理解を深めるための学習補助・分析ツールとして開発しました。
表示されたラインを見ながら、
- なぜこの位置が押し安値・戻り高値なのか
- なぜこのタイミングで押し安値・戻り高値が更新されたのか
- 自分の判断とどこが異なっているのか
を確認しながら、自分自身の相場観を確立するために活用していただきたいと考えています。
相場の構造を自力で読み解けるようになるためには一定期間の集中した練習が必要ですが、そのような学習ステージでは基本的な概念を理解していても、実際のチャートを前にすると判断に迷う、間違ってしまうことがあります。
そのため、利用者の方が本インジケーターを利用して自習と練習を行い*、その疑問を解消し、相場構造への理解を深めるところまで支援できる形での提供としています。
押し安値・戻り高値を正しく把握できるようになり、自分の相場分析の基準を確立できるようになりたい方に活用していただければと考えています。
*本インジケーターは学習者の自習用ツールとして提供しているものです。
利用申請の方法
このインジケーターは「チャートリーディングスキル養成メンバーシップ」の参加者の方に限定で提供している招待制インジケーターです。
メンバーシップが「チャートが読めるスキルを身につける」ことをゴールにしていることもあり、その学習補助ツールとして提供しています。
\自分のトレードの基準を持ちたい人のためのメンバーシップ /
よくある質問
ここでは、本インジケーターについて良くある質問をまとめます。
-
このインジケーターを使えば、押し安値・戻り高値を完全に判断できるようになりますか?
本インジケーターは、押し安値・戻り高値の位置と更新タイミングを、設定されたルールに基づいて表示する学習補助・分析ツールです。
表示を見るだけで理解が身につくわけではありません。
自分で判断した位置とインジケーターの表示を比較し、
- どのスイングを基準にしているか
- どの高値・安値の更新によって確定したか
- なぜ自分の判断と異なったか
を確認することで、学習に活用できます。
-
売買シグナルとして使えますか?
本インジケーターは、買い・売りのタイミングを指示する売買シグナルではありません。
押し安値や戻り高値へのタッチ、ブレイクを確認できますが、それだけでエントリーを判断するものではありません。
相場環境や上位時間足の構造、損切り位置、利益余地なども含めて、利用者自身で判断する必要があります。
-
押し安値を割ったら下降トレンド、戻り高値を超えたら上昇トレンドですか?
押し安値の下抜けや戻り高値の上抜けは、それまでの相場構造に変化が生じた可能性を示します。
ただし、押し安値や戻り高値をブレイクしただけで、反対方向のトレンドが直ちに確定するわけではありません。
ブレイク後にレンジへ移行したり、元の方向へ戻ったりする場合もあります。新しい高値・安値の形成を含め、その後の相場構造を確認してください。
-
どの資産クラスや銘柄で使えますか?
FX、株式、債券、コモディティ、暗号資産など全ての資産クラスと銘柄で利用できます。
ただし、取引量が極端に少ない銘柄や、価格が不連続になりやすい銘柄/時間軸ではローソク足が綺麗に形成されないことがあります。そのような銘柄の場合、押し安値戻り高値を表示してもそもそもローソク足の分析に適していないことがあります。
-
どの時間足で使えますか?
TradingViewで選択できる各時間足で利用できます。(1秒足まで動作確認済みです。)
ただし、時間足が変わると認識されるスイングの大きさも変わります。
短期足の状況だけで相場全体を判断せず、上位足の状況も確認してください。
-
最適なスイングハイローの設定はありますか?
すべての銘柄や時間軸に共通する、唯一絶対の最適設定はありません。
設定を細かくすると小さな相場の波・スイングを捉えやすくなり、設定を大きくすると、より大きな相場の波・スイングを捉えやすくなります。
一般的には4,6,10あたりが良く使われる設定です。
過去検証や実際の相場で動作を確認し、自分が分析したい波の大きさを考慮して自分にとって最適な設定に調整してください。
もっとも大切なことは設定を頻繁に変更せず、同じ条件で相場を見続けることです。
-
自分が考えた押し安値・戻り高値と表示が違うのはなぜですか?
2つの理由があります。
1つには、押し安値と戻り高値はどの高値や安値、どのスイングを認識しているかによって異なります。
唯一絶対に正しい押し安値・戻り高値というものは存在せず、各トレーダーの見方によってバラつきが存在します。
2つ目としてスイングハイローが確定していない、また確定していてもまだ高値更新・安値更新が起きておらず、押し安値・戻り高値の候補段階である場合もあります。
自分が想定している押し安値・戻り高値の位置と表示が異なったときは、
- 同じSH・SLを見ているか
- 高値・安値の更新が完了しているか
- 単なるスイングを押し安値・戻り高値としていないか
- スイング判定の設定が自分の見方と合っているか
を確認してください。
-
スイングローができたのに、押し安値が更新されないのはなぜですか?
新しいスイングローが形成されただけでは、押し安値は更新されません。
そのスイングローを起点とした上昇によって、上昇トレンドで形成された最後の高値が更新された時点で、新しい押し安値として確定します。
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スイングハイができたのに、戻り高値が更新されないのはなぜですか?
新しいスイングハイが形成されただけでは、戻り高値は更新されません。
そのスイングハイを起点とした下落によって、下降トレンドで形成された最後の安値が更新された時点で、新しい戻り高値として確定します。
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インジケーターの使い方を解説した動画などはありますか?
はい、アクセス権の設定と同時に詳しい使い方を解説した動画をご連絡します。
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リペイントしますか?
「リペイント」という言葉の定義によりますが、未確定の表示が後から移動・消滅するタイプのリペイントはありません。
スイングハイ・スイングローは、その高値・安値の後に一定本数のローソク足が形成された時点で確定します。
そのため、スイングハイローの候補となる高値安値が発生した瞬間に表示されるのではなく、スイングハイロー確定後に該当する過去のローソク足へSH・SLが表示されます。
これは、未確定のスイングがリアルタイムで何度も移動する動作(上記定義に基づくリペイント)とは異なり、スイング確定を判定するために必要な判定時間です。(技術的にはオフセット表示と呼ばれます。)
押し安値・戻り高値についても、確定したスイングハイローをもとに必要な高値更新・安値更新が確認された時点で確定・更新されます。
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TradingViewの無料プランでもこのインジケーターを使えますか?
はい、TradingViewのプランを問わず利用することができます。ただTradingViewの無料プランでは利用できるインジケーターの数が2つまでという制限があります。そのためインジケーターの利用枠に空きがあることが必要です。
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TradingViewのモバイルアプリでも使えますか?
TradingViewのモバイルアプリから、インジケーターを追加したチャートの確認や、設定済みアラートの通知を受け取ることができます。
ただし、インジケーターの追加や細かな設定、アラート作成は、PC版のほうが操作しやすい場合があります。
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わからない点がある場合は質問できますか?
もちろんです。利用中に押し安値・戻り高値の判定や設定で迷った場合は、個別にサポートします。
お問い合わせの際は、次の情報があると状況を確認しやすくなります。
- 対象銘柄
- 使用している時間足
- スイング判定の設定
- 判断に迷った箇所が分かるチャート画像
- 自分ではどこを押し安値・戻り高値と考えたか
インジケーターの不具合と思われる動作があった場合や表示の理由が分からない場合もお問い合わせいただけます。
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利用するにはどのような手続きが必要ですか?
本インジケーターは招待制のため、利用申請が必要です。詳しくは利用方法の申請をご確認ください。
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インジケーターが「招待専用」に表示されません
次の点を確認してください。
- アクセス権を付与されたTradingViewアカウントでログインしているか
- 申請したTradingViewユーザー名に誤りがないか
- 表示名ではなく正しいユーザー名を伝えているか
- TradingViewの「招待専用」スクリプトを開いているか
アクセス権の付与後も表示されない場合は、申請時の情報を添えてお問い合わせください。















