こんにちは、サバイサバイFXです。
今回は過去検証をテーマに、効果が出る過去検証のやり方2つを紹介したいと思います。
過去検証は大切と良く言われるものの、具体的に何をどうやったらいいのかよくわからないという方もいると思います。
僕自身は過去検証は散々(一番多い商品・通貨ペアだと日足、4時間、1時間足で10年分など)やりましたので一家言あると自負しています。
そんな自分の経験をもとに、この記事では効果のある過去検証のやり方を二つ紹介したいと思います。
僕が大切だと思う過去検証の方法は以下の2つです。
・手法の有効性の検証
・エントリーの練習
これらを一つずつ説明していきます。
手法の有効性の検証
最初にやるべきなのは、自分の手法が安定して勝ち続けられるものなのかどうかの検証です。
「安定して勝ち続けられる」とは、一定期間トレードを行い、勝ち負けの両方を経験しながらも一定期間のトータルで利益を出すことができるということです。
そのために、1回のトレードのリスクリワードは大体どれくらいで、平均するとどれくらいになるのか、期間勝率はどれくらいになるのか、エントリー回数は1日、1週間、1ヶ月で大体どれくらい見込めるものなのか、月によってバラツキがどれくらい出るものなのかを検証します。
目的が手法の有効性検証なので、こちらの検証は止まったチャートで実施して構いません。
過去チャートを追っていって、エントリーとExit、損切り位置を確かめながら上記の項目を確認していきます。
目安は特にありませんが、3年分くらいやれば動く時と動かない時の相場も含めてある程度の有効性を検証することができると思います。
あとはやはり自分がその手法に対して自信がついたかどうかを検証を実施する期間とすれば良いでしょう。
手法は正直なんでも構いません。水平線、フィボナッチ、平行チャネル、エリオット波動、インジケーターを使ったもの、など自分にあったものや興味を惹かれたものを対象とするのが良いでしょう。
大切なのはそれらをきちんと過去チャートで検証し、自分のものとして使えるレベルに持っていくことです。
トレードに取り組んでいる人の大半が、この検証作業が圧倒的に不足しているために力をつける前に相場から立ち去ることが多いのだと感じています。
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エントリーの練習
検証方法の二つ目はエントリーの練習です。
手法の有効性が確かめられたら、あとはその手法に沿って実際の相場でトレードをするのみです。
ですが、過去チャートだけですと止まっているチャートを相手にしているので、実際に動いている相場を前にした時に手が止まってしまいます。
チャートを監視していたのに、絶好のポイントでエントリーできないことが多い。あとから見たら自分が知っている上昇・下降の形だったという方は、この「エントリーの練習検証」が圧倒的に不足していることが考えられます。
相場からのサインが発せられた時に、エントリーすべきかどうかを判断し、実際に注文ボタンをクリックするというアクションを取るためには、動いている相場を前にした訓練が欠かせません。
そのために、過去チャートを使ってエントリーポイントの近くまで来たらチャートをコマ送りにして実際の相場を模した形でエントリーする練習を行います。
世の中には過去検証専用のソフトも出ていますのでそういったソフトを使うのでも良いでしょう。
TradingViewのユーザーであればリプレイ機能という過去チャートのコマ送り機能が付いていますので、チャート分析と検証の環境を一つにまとめることができます。
通常の分析はTradingViewで、過去検証は検証ソフトでとしてしまうと、普段分析で使っているインジケーターが使えなかったりと、分析と検証で環境が異なるといった好ましくない事態が起きる可能性があります。
やはり分析時のチャートと検証時のチャートは同じもので行うのがベストでしょう。
このことからも僕はTradingViewユーザーに対しては、TradingViewを検証ツールとして活用することをお勧めします。
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