こんにちは南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。
今回は、FXにおいて損切りは常に置くべきたった一つの理由というテーマでお話をしたいと思います。
- エントリーする時は同時に損切りを設定せよってトレードの本やYoutubeで言ってるけれど本当なの?
- 損切り設定するといつも引っかかって負けちゃうし・・・損切りって設定すべきなの?
という疑問、お悩みを解決します。
僕が損切り設定せずにトレードして巨額の損失を負った実体験も交えながら説明していきますので、損切りを設定しないとどれほど痛い目に合うか失敗事例も学ぶことができます。
この記事を読み終わると、損切りは絶対設定しよう!という気持ちになりますよ。
損切りを常に設定すべきたった一つの理由
結論から述べましょう。
FXトレードにおいて、損切りを常に置くべきたった一つの理由、それは、
相場の急変による大負けを防ぐ
ためです。
どんなに優秀なトレーダーでも相場の未来を予想することはできません。
今日は上昇しているけれど明日は急落なんてことが起きたりするのが相場の世界です。
損切り設定せずにポジションを持ち続けるということは、こうした相場の急変リスクに対して無防備に自分自身の資金をさらすことになるのです。
相場が急変して、自分が持っているポジションの方向と反対方向へ数十pips、数百pips動いた。
こういう場合どうなるか。
少しでもFXをやったことがある方であればどうなるかは説明するまでもないでしょう。
そうです、
強制ロスカットにより退場
です。
資金が尽きて退場してしまっては元も子もありません。もうトレード継続できないのですから。
実際に急変した相場の例
実際に急変した相場の例をいくつか紹介します。
こういった急変は1年に数回は起きており、こういう時にだいたいコツコツドカンにあってしまうのもまた相場というものです。
2019年年初のフラッシュクラッシュ
通貨ペア: ドル円
2019年1月3日にドル円で発生したフラッシュクラッシュの1時間足チャートです。
ピンクで囲った部分の大大大陰線をみてください。
実は長い下ヒゲも付いていますが、この下ひげまで含めてなんと400pips以上も下落しているのです。
発生したのがお正月三が日、それも午前6時から7時の間ということもあって、大半の人は寝ていたでしょう。
朝起きたら強制ロスカットの通知が来ていて新年早々打ちひしがれたという方は、当時のツイッターなどでも多くあがりました。
売ってた人はいいですが、買っていた人はどうなったでしょうか。
想像もしたくありませんね。
2019年12月の英国総選挙
通貨ペア: ポンドドル
続いての事例は2019年英国総選挙結果の発表に伴う、ポンドドルの急騰です。
チャートは1時間足ですが、中央付近に異常に長い陽線があるのが確認できますね。
この陽線、上ヒゲまで含めて340pipsあります。
実は僕はこの時ショートを保有していました。実際にこれに巻き込まれたトレーダーの一人です。(詳細は以下のセクション)
これが発生したのはまたしても日本時間6時から7時の間。
僕は朝起きてこれを知りました。
2020年4月30日 ロンドンフィクス
通貨ペア: ドル円
最後の事例は最近あったロンドンフィクスに伴うドル円の急騰です。
ピンクで囲った部分の陽線は約75pipsくらいあります。
それまでは下降トレンドが継続していた中での突如の急騰のケースです。
以上、直近の相場の急変事例についてご紹介しました。
それまでの流れと同じ方向に急変することもありますし、全く逆行するケースもあります。
こういうケースが発生した時に、大きく負けないようにするのが損切りを必ず設定すべきたった一つの理由です。
【失敗事例】損切り置かずに巨額損失を食らった話
上の2つ目のポンドドルでもお話ししましたが、2019年年末の英国総選挙結果に伴うポンドドルの大暴騰で僕は大きな損失を被りました。
このエピソードは別途記事にまとめていますので、ぜひそちらも読んでいただき、僕がどうやって失敗したのか、またその当時にどんな気持ちだったのかを包み隠さず公開しています。
失敗学という学問があるくらい、他人の失敗から学ぶことは非常に有益です。
僕は自分がトレードを始めたばかりの頃、いくら稼いだとか、何pips取ったとかの成功体験はネットにゴロゴロ転がっているのに、どうして失敗した事例は少ないんだろう。
もっとこうした失敗を後悔するコンテンツがあれば、負けた人は何をやって、どうやって負けたのか、そこから学べるのにと思っていました。
そういう思いもあって、失敗トレードを公開しているのです。
皆さんも大きな負けや失敗トレードをしないように、僕の失敗談から何か得られるものがあれば幸いです。