こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はトレードにおける「待つ」ことやポジポジ病について書いてみたいと思います。
トレード初めて間もない頃、チャートを開いた時がエントリー、みたいな感じでポジポジしていた時期がありました。(<=当時はマルチタイムフレーム分析とか一切知らない)
そんな時youtubeでプロ野球名シーンみたいな動画を見て、
「プロの野球選手はバッターボックスに立ったら一球一球命がけで向かい合ってるのに、自分はなんでこんなに乱れ売ってるんだろう」
と我ながら恥ずかしくなった経験があります。
当時の僕は野球で言えばバッターボックスに立ったら、投げられるボール全てに対してバットを振るという感じでした。
結果はどうかというと、ほとんどが空振り、つまり負けトレードですね。
でも、プロのアスリートの姿勢と自分の乱れ打ちの圧倒的な違いに気づかされてからはポジポジすることはなくなりました。
それに加えて、ポジポジをしてるからせっかく積み重なった利益が削られていくという気付きがハンマーで頭を殴られるような衝撃となったことでポジポジ病が解消したという点もあるのですが、トレードへの向き合い方という面ではアスリートの姿勢に学んだことが大きいと思います。
待つということは、自分が打てるボールが来るまで待つという感覚に似ている
僕は野球に真剣に取り組んだ経験はありませんが、バッターというのは来るボール全てに対してスイングすればいいというものではありません。
ピッチャーが投げてきたボールの軌道や回転を見て、自分のストライクゾーンに来て、これなら狙えると思った瞬間だけバットを振る。
こういうものだと思うんです。
これはいける!と思って振ったとしてもそれでも空振りすることもあるし、大きなあたりになることもある。
それはトレードでも同じです。
チャートが自分が狙える条件を満たした場合、自分の得意なパターンを形成したのでエントリーしたとしても、損切りになることだってあります。
それは不確実性が常につきまとう相場の世界では仕方のないこと。
プロ野球選手のバッターって3割打てれば優秀と言われますよね。
トレードだってスイングトレードであれば勝率3割でも勝てる可能性は十分あります。
空振り(=損切り)してもいいじゃないですか。
自分のストライクゾーンで、練習通りにエントリーしたのだから。
待たないことが気持ち悪くなる、という感覚になる
さて、待つということに話を戻すと、待つことができるようになると、逆に待たないことが気持ち悪くなります。
それは、適当なところでトレードをすると収支にネガティブな影響を及ぼすということを身をもって知っているからです。
逆に言えば、このことが腹落ちしていない状態では、ポジポジ病は治らないかもしれません。
待てないんです、という人は、自分の過去数カ月のトレード結果を振り返ってみると良いと思います。
そこには勝ちトレードも負けトレードもあるはずですが、トータルの収支がプラスになっていないとしたら、それはポジポジ病が発動することによって適当なところでエントリーしたトレードが原因な可能性が非常に高いと、僕は信じています。
ポジポジ病が治らないんです、という人はプロ野球の動画からアスリートの姿勢を感じ取るとともに、過去の自身のトレードを振り返ってみる。そこに適当なところでエントリーしたトレードがトータル収支にネガティブに作用した形跡がないかを見てみることをオススメします。