こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はオンラインチャートプラットフォームTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「OHLC Moving Average」を紹介します。
移動平均線というと普通は終値の移動平均が一般的ですが、このインジケーターは四本値(始値、高値、安値、終値)それぞれの移動平均線を同時に表示することのできるインジケーターです。
MAタイプはSMAかEMAを選択することができます。
目次
サンプルチャート
以下のように4本の移動平均線が束のように表示されます。
GMMAに少し似ていますが、GMMAが異なる期間の移動平均線の集合であるのに対し、このインジケーターは同じ期間の移動平均線をソース値(始値、高値、安値、終値)ごとに別々に表示するものです。
TradingViewのアカウントを持っている方は以下のリンクからお気に入り登録すると、インジケーターを簡単に呼び出すことができます。
機能
移動平均線の向きによって色が変化
1.グラデーション色設定
このオプションを有効にすると、移動平均線の間をグラデーションカラーで塗りつぶします。
色はMAの方向で変化します。
上昇:緑
下降:赤
トレンドレス:グレー
(色は変更可能)
2.移動平均線の色変化
このオプションを有効にすると、移動平均線の色が方向性によって変化します。(条件は上記に同じ)
上のチャートで移動平均線が上昇しているときはラインの色が緑に、下降しているときは赤に変化、向きが平坦な時はグレーになっていることがわかると思います。
使い方
移動平均線をゾーンとして見る
移動平均線ユーザーの中には移動平均線をサポートやレジスタンスの候補として見ている方は多いと思います。
例えば100日移動平均線に近づいてきたので、そろそろ反発するかもしれないとか、20日移動平均線を上にブレイクしたので、上昇トレンド転換の可能性が考えられるとかといった使い方です。
このように移動平均線を使うときのポイントとして、ゾーンで見るという点が挙げられると思います。
時には移動平均線にタッチして反転するとか、タッチしないで少し手前で反転するとか、相場の動きは様々ですよね。
そうした時に移動平均線に少し遊びを持たせて見る時に使えると思います。
応用編
このインジケーターを二つセットすると以下のように上位足の移動平均線とセットで表示することも可能です。
(赤がチャートの時間軸の4本値の移動平均線、青が上位足の4本値の移動平均線)
上位足の移動平均線をサポート・レジスタンスのゾーンとして捉える時などに活用できます。
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インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターの他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
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最後に、このインジケーター良かったよ!という方は以下のリンクからTradingViewで高評価していただけると、今後のインジケーター開発の参考になります。
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移動平均線
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