こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はオンラインチャートプラットフォームTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「リクイディティプール(Liquidity Pools)」を紹介します。(リクイディティとは相場に存在するマネー、注文のことを指します。)
スイングハイ、スイングローとともにその付近に蓄積されている損切り注文を表示することのできるインジケーターです。
緑と赤の小さなバンドが損切り注文を表します。
スイングハイ、スイングローとは?
スイングハイ、スイングローとは左右N本のローソク足の高値・安値を比較して一番高い高値と一番低い安値のことです。
下の図の左側に注目してください。
3本のローソク足のうち真ん中のローソク足の高値は左のローソク足の高値と右のローソク足の高値よりも高いことがわかると思います。この場合、真ん中のローソク足の高値をスイングハイと言います。
スイングハイ、スイングローが重要な理由
相場には大きく分けて二つのプレイヤーが存在します。
個人投資家と大口投資家です。
大口投資家というのは、銀行、機関投資家、ヘッジファンドなどのように莫大な資金を組織で運用している人達のことを指します。
そして、彼らが大きな注文を入れることでスイングハイやスイングローのような起点となる高値・安値が形成されます。
そのためスイングハイ・スイングローは大口投資家が相場を形成してきた足跡と見ることができるのです。
インジケーター概要
このインジケーターはスイングハイ、スイングローと損切り注文を同時に表示することが可能です。
大きな損切り注文はスイングハイの直上(買いのストップオーダー)、スイングローの直下(売りのストップオーダー)に控えています。
スイングハイ、スイングローは投機筋や機関投資家などの大口投資家のポジションによって形成される高値・安値であるためです。
スイングハイ・ローを同時に表示することで損切り注文を容易に特定することが可能となります。
使い方
このインジケーターは相場が形成される際に損切り注文がどのように使われているのかを観察、相場を注文の観点で見るために開発しています。
・損切り注文が相場が動く中でどのように使われているのかを観察
・マーケットが動く前にどの損切り注文を取り、トレンドが進展するにつれどの損切り注文をターゲットとするかを観察
ぜひインジケーターを使いながら、チャートをいつもとは違った視点で眺めてみてください。
新たな発見があるかもしれません。
動画では損切り注文と相場の動きの関連性について詳しく解説しています。また損切り注文に便乗したトレード方法についても説明していますので合わせて確認してみてください。
インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターの他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
また、TradingViewでフォローすると新しいインジケーターのリリース時に通知が届きます。
最後に、このインジケーター良かったよ!という方は以下のリンクからTradingViewで高評価していただけると、今後のインジケーター開発の参考になります。
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