こんにちはサバイサバイFXです。
今回は、オンラインチャートツールであるTradingviewで上位足の雲を表示可能なマルチタイムフレーム一目均衡表インジケーター: MTF Ichimokuを紹介したいと思います。
マルチタイムフレーム一目均衡表のインジケーターはかず多くのトレーダーによってインジケーターが開発されていますが、今回紹介するインジケーターがベストと断言できます。その理由も含めて解説します。
この記事ではこちらのインジケーターの機能と設定方法を紹介します。
目次
マルチタイムフレーム一目均衡表とは?
上位足の一目均衡表(特に雲)を下位足に表示することで、上位足と同じ目線での相場分析を行ったり、上位足の雲を基にサポート・レジスタンスの判断を行うためのものです。
例えば日足の一目均衡表を4時間足や1時間足、さらに下位足の5分足に表示するといったことが可能なインジケーターです。
他のマルチタイムフレーム一目均衡表との違い
僕自身もオリジナルでインジケーターを開発していることから数多くのTradingViewインジケーターを見てきました。
マルチタイムフレーム一目均衡表についても数多くのインジケーターが公開されていますが、今回紹介するインジケーターがその中でベストだと考えています。
その理由がこちらです。
MTF Ichimokuがベストな理由
- 表示時間足の制御が可能
- 上位足の一目均衡表を時間軸のズレなく下位足に表示可能
- 複数の上位足の雲を表示可能
- 設定画面がシンプルでわかりやすい
順番に解説しますね。
表示時間足の制御が可能
一目均衡表に限らず、一般的にマルチタイムフレームインジケーターでは、良く以下の問題に直面します。
・上位足の一目均衡表を表示しようとすると、さらに上位足でもその一目が表示され、チャートが見にくくなる。
例: 4時間足の一目均衡表を1時間足で表示可能なように設定すると、日足や週足でも4時間足の一目均衡表が表示され、チャートがノイズだらけに・・・
今回紹介するMTF Ichimokuでは、設定元となる上位足の時間軸以下でのみ一目均衡表が表示される、つまり4時間足の一目均衡表は4時間足以下でのみ表示されるという制御が加えられており、この問題が解決されています。
上位足の一目均衡表を時間軸のズレなく下位足に表示可能
他のマルチタイムフレーム一目均衡表では、例えば4時間足の雲を下位足に表示したつもりでも、下位足でその雲を見てみると、実際の4時間足の雲とはラインがズレているということが見受けられます。
一目均衡表は期間の平均を取ったりと計算処理が複雑であるため、インジケーター内部の計算処理でこれらの計算がうまく処理されていないものと思われます。
複数の上位足の雲を表示可能
MTF Ichimokuでは最大で4つの上位足時間軸を選択することができます。日足と4時間足の雲を1時間足に同時表示ということが可能です。
設定画面がシンプルでわかりやすい
これも他のマルチタイムフレーム一目均衡表の問題点ですが、設定画面(入力パラメータ)がごちゃごちゃして何を設定するものなのかわからないというものがあります。
一方MTF Ichimokuの設定画面はTradingViewの一目均衡表の設定画面に法り、シンプルでわかりやすいものになっています。
以下ではインジケーターの設定方法を解説します。
設定方法
設定画面をみてもらうとイメージが湧きやすいと思いますので、実際の画面イメージを添付します。
実際に使われる時もこちらのページを参考に設定してみてください。といっても設定はとても簡単です。
<インジケーター設定画面>
TradingViewのチャート画面上部にある"fx"ボタンを押下します。
インジケーター検索画面で、"MTF Ichimoku"と検索してください。
インジケーターが表示されたらクリックしてください。
<パラメーター設定画面>
以下の項目では一目均衡表の計算の基準となる各期間を設定します。TradingView標準のインジケーターと同じですね。
スクロールして、4つのうち一つ目の時間軸の一目均衡表の設定を行います。
ここで上位足の時間軸や、表示したいラインの設定ができます。
以降の画面は一つ目の時間軸と同様です。最大4つの上位足時間軸を設定することができます。
<スタイル設定画面>
各時間軸の一目均衡表のラインの太さや色を指定することができます。
設定は以上で完了です。
実際にインジケーターを設定したチャートを見てみましょう。
インジケーター設定後のサンプルチャート
実際にインジケーターを設定したチャートを見てみましょう。
上記解説の設定方法に従い、ユーロドルの1時間足に4時間足と日足の雲を表示させています。
(見やすくするために遅行スパンなどのラインは非表示にしています。)
このように複数の時間足の雲を同時に表示することができます。
どの時間軸のチャートを開いていても、常に上位足の目線を持ったままでチャートを分析できるのがマルチタイムフレーム分析の利点ですね。
いかがでしたでしょうか。
TradingViewの以下のページでは開発者によるインジケーターの詳細説明(英語)が公開されています。
詳しく仕様を見てみたいという方は確認してみてください。
TradingViewではこのように世界中のトレーダーたちが日々オリジナルのインジケーターを開発し公開しています。
僕自身も40以上のオリジナルのインジケーターを公開していますので、興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
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