こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はTradingViewで僕が開発したインジケーター「Here is The Bottom」の紹介をしたいと思います。
インジケーターの内容に移る前にまずはこの記事から始めましょう。
2022年は年初からアメリカの株式相場が大きく下落して始まりましたが、そんな中で出たニュースです。
米銀JPモルガン・チェースのストラテジストは、株式相場は上昇が見込まれるとの主張を補強する上で、ほぼ間違いないと同行が説明する指標を特定した。
ミスラブ・マテイカ氏が率いる同行ストラテジストによれば、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)が1カ月移動平均を50%余り上回る水準に上昇した場合に買いシグナルが現れる。この指標は過去30年間にわたり、リセッション(景気後退)期を除けば100%正確だという。直近では1月25日にシグナルが見られた。
中略
VIXの同シグナルが現れたのは1990年以降で21回。S&P500種株価指数はその半年後に平均9%上昇した。
この法則が唯一当てはまらなかったのは2008年の金融危機時で、S&P500種はその6カ月後も33%安と低迷していた。
<上記リンクより引用>
この投稿を執筆しているのが2022年2月上旬ですが、1月の株式大幅下落を経て現在は1月の下落の半分を取り戻すほどの上昇が続いているという状況です。
そんな中で出たニュースな訳ですが、要はJPモルガンというアメリカの銀行が、
・株式相場は今こそ買い
・その根拠として、同行が用いているVIXの移動平均線からの乖離率が買いシグナルを示している
・このシグナルが当てはまらなかったのは2008年の金融危機のみ
・今、投資家は悲観的になりすぎている
と言っている記事です。
この記事で紹介されているVIXが1カ月移動平均を50%余り上回る水準に上昇した場合に買いシグナルを発出というのをTradingViewでインジケーター化しました。
上のチャートはS&P500の日足チャートにそのインジケーターを表示させたものです。
赤でハイライトしたポイントが、VIXがその移動平均線から50%乖離した場所ですが、見事にその後の株式相場は上昇しています。
インジケーターの機能
このインジケーターは以下の機能を備えています。
・VIX指数(終値)をサブウィンドウに描画
・VIX指数の移動平均線(SMA)を描画
・VIXの移動平均線の移動平均線乖離率を描画
・移動平均線乖離率が50%を超えたらハイライト
移動平均線は期間の設定が可能ですが、JPモルガンは1ヶ月移動平均と言っているので、日足を開きながら20日移動平均線を使うのが良いでしょう。
インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターはJPモルガンの指標をTradingViewでインジ化したものですが、他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
今回紹介したインジケーター良かったよ!という方はぜひ以下のTradingViewのリンクから高評価をしていだたくと、今後新しいインジケーターを開発する際の参考になります。
尚、TradingViewでフォローすると新しいインジケーターのリリース時に通知が届きますので、今後の新しいインジケーターのリリース通知を受け取りたい方はフォローをお願いします。
他のオリジナルインジケーターも見る(TradingViewへジャンプ)