こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はオンラインチャートプラットフォームTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「Correction Territory」を紹介します。
直近の最高値からの下落率を計算し、サブウィンドウに表示するインジケーターです。
相場が調整フェーズに入った時に、どの程度調整が進行しているのかを図る指標として活用することができます。
また、過去の相場における下落調整率との比較のために、調整率を元にした3本の水平線も設定することができます。
株式を基本としたインジケーターですが、為替やコモディティ、暗号資産でも活用できると思います。
機能
・最高値からの下落率を計算し、サブウィンドウに表示
最高値を計算するにあたって、対象期間を選択することができます。
・3本の水平線を設定
下落率の過去比較の目安として、3つの%を設定し水平線として表示することができます。
使い方
株価指数や個別株が下落局面に転じた場合、どのレベルまで調整するのかの判断基準として過去の調整比率と比較することを目的としています。
株価指数であっても、個別株あっても、直近の最高値から20%-35%という大きな下落を記録したポイントは歴史的に見ると、相場の転換点であるケースが多く見られます。
サンプルチャート
米国株S&P500の過去20年スパンの週足を表示したものです。
リーマンショックのような大経済危機時は70%近い下落となっていますが、それ以外の下落場面では概ね20%-40%の範囲に収まっていることが確認できます。
分析の例
このインジケーターを使った分析の例を紹介します。
使い方の例として参考にしてみてください。
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インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターの他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
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