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【TradingView】大口投資家のポジションが丸わかり!! CFTC建玉インジケーター

こんにちは、サバイサバイFXです。

今回は、オンラインチャートツールTradingViewで僕が作成したオリジナルインジケーターの紹介をしたいと思います。

開発したのは投機筋などの大口投資家のポジション動向をサブウィンドウに表示するインジケーター「 CFTC Positions by COT Report(Legacy and New Format) 」です。

アメリカの商品先物取引委員会(CFTC)が公表している大口投資家(ヘッジファンドなどの投機筋や貿易企業をはじめとする商業筋)の建玉を表示することができます。

 

インジケーターが搭載している機能は以下の通りです。

機能概要

  • CFTCが提供するCOT(Commitment of Traders)レポートを元に大口投資家の建玉データを表示
  • データのフォーマットとしてレガシーフォーマット(一般的によく見るもの)と新フォーマットの2種類を選択可能
  • 先物のみのポジションか、先物とオプションを含んだポジションかの選択が可能
  • 株価指数、通貨(FX)、商品(ゴールドや原油etc)、暗号資産(ビットコイン、イーサ)の建玉を表示

 

こんな方にオススメです

  • チャートの値動きと建玉の推移を連動して分析したい
  • 情報は一元化して、TradingView内で分析を完結したい
    (以下で詳しく解説します。)
  • 多数のアセットの建玉情報を一つの情報ソースに統合したい

 

 

当インジケーターは有料での配布を行っています。

株式、為替、コモディティ、暗号資産と多数の資産のデータが見られることに加え、ポジションのタイプの選択(先物のみ/先物とオプション両方)、新旧両方のデータフォーマットに対応しているインジケーターは他にありません。

データをもとに大口投資家のポジションを分析したいという方はぜひ最後まで記事を読んでいただき、インジケーターの提供する機能がみなさんにとって価値があると思っていただいた場合はページ下部にある購入画面に進んでいただければと思います。

また、対象データの範囲や機能が異なる複数のバージョンを提供しています。投資スタイルに応じて最適なものを選べるように記事後半に機能比較表(こちら▶︎)を記載しているので合わせて活用してください。

 

 

<更新>
20211102 対象データにコモディティからプラチナ(NYME)を追加
20211122 対象データにコモディティからパラジウム(NYME)、ブレント原油(NYME)を追加

 

当インジケーターの付加価値

①幅広いデータの提供

前述の通り、株式、為替、コモディティ、暗号資産と多数の資産のデータを、長期間のヒストリカルデータとともに、異なるポジションタイプ、異なるデータフォーマットで表示することのできる唯一無二のインジケーターです。

対象データは適宜追加していく予定です。(例えばコモディティの銘柄追加など)

 

②分析の利便性と効率性に寄与

証券会社や為替情報サイトにおいても大口投資家のポジション情報を表示するサービスが存在しますが、確認の都度別サイトに移動して、自分のチャートと比べて分析という作業は正直手間で効率的ではありません。

また自分の分析用チャートの横軸とそれら情報サイトの時間軸を目で対応させる必要があることもデメリットです。

一方、当インジケーターはTradingView内に全ての情報を読み込んで表示するため、TradingView内で全ての分析が完結します。

TradingViewを分析に使っている方は、チャートの真下にポジション情報が表示されるため、チャートの動きとポジションの動きの分析が容易になります(下記サンプルチャート参照)。

 

サンプルチャート(クリックすると別ウィンドウで拡大表示)

CFTCのポジションは週ごとに更新されるため、以下のように週足にインジケーターを表示することでチャートの動きとポジション動向の変化を容易につかむことができます。

また過去のポジション情報も表示されるため、過去のポジション動向の変化時にチャートがどう動いたのかを分析することも可能です。

 

 

以下ではインジケーターが表示する資産の種類やデータ種類、設定方法や使い方について説明します。

 

インジケーターの機能説明の前に、そもそも大口のポジション動向をどうやってトレードに活用するのかを説明します。

ポジションの見方はわかっているので、インジケーターの機能を知りたいという方はこちらのリンクからジャンプすることができます。

 

大口ポジション動向の見方

見方は大きく二つあります。順張りとトレンド転換ポイントの予測の二つです。

順番に説明します。

 

順張り

ここでいう順張りとは、大口投資家のポジション動向に沿う形で自身もポジションを取っていくという方法です。

以下のチャートを見てください。

こちらはドル円の週足(2014年6月から2021年4月)に投機筋が保有する円のポジション推移を表示させたものです。

 

レートについては直近3ヶ月ほど上昇していることがわかりますね。

画面下の投機筋ポジション情報に着目してください。緑が(円の)ロング、紫が(円の)ショート、青がネットポジションです。

レートの上昇と共にショートポジション(紫)が増えていることがわかります。ネットポジションが0より下にあるので円の売りが多いということです。

これはつまり投機筋が円売りのポジションを増している状態であり、その結果としてドル円が上昇(=円売り)していると読むことができます。

一方で、過去のポジション状況と直近を比較するとどうでしょうか。

赤の水平線が過去円売りが高水準にあったレベルを示すものですが、それと比べればまだ円売りポジションは比較的少ないと見ることができます。

ということは、今後も投機筋の円売りは赤の水平線のレベルくらいまで継続するかもしれない、つまりドル円はさらに上昇する可能性はある、というシナリオを立てることができますね。

 

トレンド転換

続いてトレンド転換の予測への使い方を見てみましょう。

同じくドル円の週足に示した赤の丸に着目してください。

 

赤の丸を起点として紫の円売りポジションは減少し、同時にレートも下がっているのが見て取れますね。

これはつまり、投機筋の円売りポジションが解消され(=買い戻し)たため、レートが下がってきた(円売りから円買い側へシフトしてきた)ことを意味します。

このように、どちらかに傾いたポジションというのはいずれ決済の反対売買により解消されることになります。

上の例であれば赤の丸のポイントが投機筋のポジションが円売りに極端に偏った状況であり、一部の投機筋が売りポジションを解消(=買い戻し)したことで、レートが徐々に下がってきた(円売りから円買い側へシフト)したと読むことができます。

今後円売りのポジションが青の丸の水準に近づく場合は、再び円売りポジションの解消が起き、ドル円の下落が起きる可能性というのを過去のポジション推移の様子から予測することができるというわけですね。

 

今回紹介した二つの見方は、どちらの方法も比較的長期のスパンでのポジションの方向性を検討するために用いるため、1週間やそれ以上の長期保有のトレードスタイルに向いているということができます。

ただし、先週と比べて大口のロングが増えている、減っているという情報を見ることにより、今週1週間の売買の方向性の参考にすることはできるため、デイトレにも参考にはなると思います。

 

以下は実際の分析の例としてTradingViewに投稿したアイデアです。こちらも合わせて参考にしてください。

 

 

オープン・インタレストの見方

オープン・インタレストとは

もう一つ大口投資家のポジション動向を見る上で重要な指標があります。

それがオープン・インタレスト(または未決済建玉)です。

オープン・インタレストとは日本語名称にある通り、まだ決済されていない建玉の数のことです。

オープン・インタレストは買いまたは売りのポジションが立てられれば増加し、反対に決済されれば減少します。

インタレストは英語で関心という意味なので、関心がオープンであればまだ上昇・下降する可能性があるということでポジションを保有した状態となり、また、その銘柄に関心がなくなればポジションをクローズするので、そのタイミングでオープン・インタレストは減少するということになります。

 

オープン・インタレストの見方

ここではユーロドルのチャートを例にオープンインタレストを解説します。

下のチャートはユーロドルの週足チャート(2020年)です。
チャート下段の黄色のラインがオープンインタレスト、グリーンのバーがユーロの買いポジション、パープルのバーがユーロの売りポジション、ブルーのバーがネットポジション(買いと売りの差)です。

 

 

 

オレンジの丸で示したポイント1から2までの動きを見てください。
オープンインタレストが増加し、買いポジションも増加しています。ネットポジションも増加していますから、トータルで買いの方が上回っていることも確認できますね。
この動きに比例するようにユーロドルのレートも上昇しています。
つまり、大口投資家たちはこの期間、ユーロ買いポジションを積み重ね、さらにはそれを決済することなく保有し続けていることによりレートが上昇し続けたと読み取ることができるわけです。

同じように、ポイント2からの反落の動きを見てみましょう。

この間、オープンインタレストは減少し、同様に買いポジションも減少しています。

(ブルーのネットポジションも減少していることから、ショートも減少していることもわかります。)

そしてユーロドルのチャートはこの動きに呼応するかのように下落しています。

つまり、大口投資家たちが手前まで積み上げたロングポジションを解消しつつあるために、下落局面を迎えていると読み取ることができるわけです。

 

これと同じようにポイント2から3までの後半の動きを見ると、再び買いポジションが増加し始め、オープンインタレストも増加し、ユーロドルも再び上昇していることがわかります。

 

以上を踏まえると、オープンインタレストも買いポジションも増えている間は大口の投資家たちがその方向へマーケットを動かしている期間であり、(個人投資家として)その間はユーロドルのロングを保有し続けることで大口の動きについていくという戦略も立てることができるわけです。

 

 

それでは以下、インジケーターの機能一つ一つを詳細解説していきます。

 

機能概要

対象データ

インジケーターが表示する対象の資産と該当のCFTCコード、どのティッカーコードのチャートを開いた時に表示されるかを以下にまとめます。

データソースはquandle.comという金融、経済に関するデータ提供を行なっている企業です。CFTCの建玉情報も扱っています。

CFTCコードはデータを識別するためのものです。例えば日本円のポジション情報は097741というように、データとコードが1:1で紐づいています。

このコードを誤ってしまうと、本来見たいデータと異なるデータを見ることになってしまうので注意が必要です。

 

株価インデックス:
ダウ工業平均 / CFTC code:124601 / DJI/US30 を開いたとき
S&P500 / CFTC code:138741 / SPX SPX500USD /US500
ナスダック100指数 / CFTC code:209741 / NDX/US100
日経平均 / CFTC code:240741 / NI225 JP225USD

 

為替:
ユーロ / CFTC code:132741 / EURUSDを開いた時
円 / CFTC code:097741 / USDJPY
ポンド / CFTC code:096742 / GBPUSD または EURGBP
豪ドル / CFTC code:232741 / AUDUSD
ニュージーランドドル / CFTC code:112741 / NZDUSD
カナダドル / CFTC code:090741 / USDCAD
スイスフラン / CFTC code:092741 / USDCHF

 

コモディティ(商品):
WTI原油 / CFTC code:067411 / USOIL
ブレント原油 / CFTC code:06765T / UKOIL
ゴールド / CFTC code:088691 / GOLD または XAUUSD
シルバー / CFTC code:084691 / SILVER または XAGUSD
プラチナ /
CFTC code:076651 / PLATINUM または XPTUSD
パラジウム / CFTC code: 075651 / PALLADIUM または XPDUSD

 

暗号資産:
ビットコイン / CFTC code:133741 / BTCUSD

 

CFTCコード

Quandle.comが提供しているCFTC建玉の実際のデータを見てみましょう。(元データはCFTCが提供しているものです。)

例えばゴールドの建玉を知りたいとします。

Quandle.comのサイトでGoldと検索するとゴールドに関連するデータが色々と出てきます。

その中からCFTC建玉を表示したものが以下のスクリーンショットです。

出典: quandle.com

 

中央に、Non commercial Long / Shortといったデータ項目が並んでいることがわかると思います。これらをインジケーターで表示しています。

データはCFTCの公表が週次での発表(毎週火曜日時点のポジションを同じ週の金曜日に発表)となっているので、週次データのみとなります。

画面上部にある088691という数字がゴールドのCFTC建玉を識別するためのデータとなります。

 

データ種類(先物・オプション)

データは先物のみのポジションを表示するか、先物とオプション含んだポジションを表示するかを選択することができます。

通常は先物のみを表示しているところが多いようです。

 

データフォーマット

冒頭記載の通り、CFTCが公表しているCOTレポートではレガシー(旧)フォーマットと新フォーマットの二つがあります。

日本の証券会社などでもCFTC建玉を表示しているところがありますが、レガシーフォーマットで表示しているところが圧倒的に多いです。

基本的にはレガシーフォーマットを見ていれば十分でしょう。

 

レガシーフォーマット(一般的によく見るのはこのフォーマットです。通常はこちらを見ていれば十分でしょう。)

1. Open Interest (売買契約未成立の買い、売り注文の総数)
2. Non Commercial Long (投機筋のロングポジション)
3. Non Commercial Short (同じくショートポジションポジション)
4. Non Commercial Net Positions (投機筋のネットポジション (#2-3で算出)
5. Non Commercial Spreads
6. Commercial Long (商業筋(貿易企業etc)のロングポジション)
7. Commercial Short (同じくショートポジション)
8. Commercial Net Positions (商業筋のネットポジション)(#6-7で算出)
9. Total Long (全ての投資家区分のロングポジション合計)
10. Total Short (全ての投資家区分のショートポジション合計)
11. Non Reportable Positions Long (その他小口投資家のロングポジション)
12. Non Reportable Positions Short (同じくショート)
13. Non Reportable Net Positions (その他小口投資家のネットポジション) (#11-12で算出)

 

新フォーマット

1. Open Interest
2. Producer/Merchant/Processor/User Longs
3. Producer/Merchant/Processor/User Shorts
4. Producer/Merchant/Processor/User Net Positions(calculated by 2 and 3)
5. Swap Dealer Longs
6. Swap Dealer Shorts
7. Swap Dealer Net Positions(calculated by 5 and 6)
8. Swap Dealer Spreads
9. Money Manager Longs
10. Money Manager Shorts
11. Money Manager Net Positions(calculated by 9 and 10)
12. Money Manager Spreads
13. Other Reportable Longs
14. Other Reportable Shorts
15. Other Reportable Net Positions(calculated by 13 and 14)
16. Other Reportable Spreads
17. Total Reportable Longs
18. Total Reportable Shorts
19. Non Reportable Longs
20. Non Reportable Shorts
21. Non Reportable Net Positions(calculated by 19 and 20)

※新フォーマットについて投資家区分の具体例がわかり次第追記予定です。

 

サンプルチャート

ここではインジケーターを表示したサンプルチャートをいくつか掲載します。

色とグラフ/線種は変更可能です。

 

1.Non commercial(いわゆる投機筋)のポジション: ロング(緑)/ショート(紫)/ネット(青)

以下はドル円の週足です。

2021年年明け以降ドル高円安でドル円は急上昇を見せたわけですが、この時に投機筋のポジションは円売りに傾いていることがわかります。

(ロング - ショートで計算されるネットポジションが0より下に位置している。)

snapshot

 

2.レガシーフォーマットの全データ出力

通常メインで見るのは投機筋のロング、ショート、ネットポジションくらいだと思いますが、

明細データを表示したいという場合は、このように全て表示することも可能です。

snapshot

 

3. 新フォーマットで提供される全てのネットポジション
snapshot

 

 

設定画面

実際のパラメータ画面と共に解説をします。

 

<パラメーター設定画面>

インジケーターがデータを表示する対象資産が多岐に渡るため、インジケーターのパラメータ設定画面に上述の対象資産とCFTCコード、どのチャートを表示した時にインジケーターが動くかを記載しています。

これでインジを使っている時に、どのチャートを開けば良いのか、思い出す必要は無くなりますね。

 

 

<スタイル設定画面>

各データ項目の線種やグラフのタイプは選択可能です。

 

 

設定は以上で完了です。

 

 

機能比較

当インジケーター「 CFTC Positions by COT Report(Legacy and New Format) 」にはStandardとProの二つのバージョンがあるため、それらの機能比較表を以下に記載します。

機能

CFTC Position by COT Report

Institutional Behavior Analytics(上位バージョン)

Standard

Pro

CFTCポジション表示

株価インデックス


S&P500

⭕️

⭕️

ダウ工業平均

⭕️

⭕️

ナスダック100


⭕️

⭕️

ラッセル2000

⭕️

日経平均

⭕️

⭕️

為替(FX)

ユーロ

⭕️

⭕️

⭕️

⭕️

⭕️

⭕️

ポンド

⭕️

⭕️

⭕️

豪ドル

⭕️

⭕️

⭕️

ニュージーランドドル

⭕️

⭕️

⭕️

スイスフラン

⭕️

⭕️

⭕️

カナダドル

⭕️

⭕️

⭕️

コモディティ

WTI原油

⭕️

⭕️

ブレント原油

⭕️

⭕️

ゴールド

⭕️

⭕️

シルバー

⭕️

⭕️

プラチナ

⭕️

⭕️

パラジウム

⭕️

⭕️

銅(Grade#1)

⭕️

コーン

⭕️

天然ガス

⭕️

仮想通貨

ビットコイン

⭕️

⭕️

イーサ

⭕️

CFTCコードマニュアル指定

⭕️

ピークポジション自動描画

⭕️

前週比表示

⭕️

機関投資家行動分析

⭕️

購入ページリンク

 

 

注意事項

  • 前述の通り、外部データを読み込むインジケーターであるため、表示されるまでに5-10秒ほどかかります。(PCの処理性能やネットワーク環境にも多少依存します)
  • また、インジケーターが表示されるのは、上記の対象データに記載したティッカーコードのチャートを開いた場合のみです。それ以外は何も表示されないので、何も表示されなくておかしいと思った場合はティッカーコードをご確認ください。

 

インジケーターの使用について

いかがでしたでしょうか。

冒頭でも記載の通り、当インジケーターは招待制インジケーター(有料)となっています。

提供はPatreon*で行なっています。興味を持った方、ぜひ使ってみたいという方は上記比較表の購入ページリンク先(patreon.com)から購入手続きにお進みください。(*Patreonはクリエイターとその支援者をつなぐ米国発のプラットフォームです。(日本語対応済み))

 

patreon logo

 

購入後の手続き

patreon.comのページで該当の「[TradingView]CFTC Position Indicator」会員にご参加いただいた後、patreon.comのユーザ名とTradingvViewのIDをpatreonまたはTradingViewのDMのDMからご連絡ください。

こちらでインジケーターのアクセス権を付与した後返信しますので、その後お使いいただけます。

購入ページへ進む(patreon.comへジャンプ)

 

 

 

何か質問があればこのブログの問い合わせフォームやTradingViewのプライベートチャット(ID: FX365_Thailand)でご連絡ください。

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「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」

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