チャート分析 トレード戦術

三尊・逆三尊のダマシを見抜く方法

こんにちは、サバイサバイFXです。

トレンド転換のサインとして最も有名なチャートパターンの一つである三尊と逆三尊。英語ではヘッドアンドショルダー・リバースヘッドアンドショルダーとして知られこちらの名称で覚えている方も多いかと思います。

今回はこの三尊と逆三尊のダマシを防ぐにはどうしたら良いかを解説していきます。

トレンド転換のサインといっても100%そうなるとは限らず、中にはダマシで終わってしまうケースも存在します。

今回紹介する方法を知っておくとダマシを回避できる可能性が少しでも上がると思いますので参考にしてみてください。

 

記事では三尊を例にとって説明を進めますが、逆三尊の場合も買いと売りが逆になっているだけで同じ理屈です。

 

 

押し安値・戻り高値を超えているかどうか

以前「三尊の右肩で売りたいんです」というツイートでも共有したのですが、ダマシに合いにくい三尊・逆三尊とは押し安値ライン、戻り高値ラインを割っている三尊・逆三尊です。

 

 

ツイートと同じ図を使って説明します。

 

図の左のケースは、押し安値を割っていない三尊です。この場合は押し安値ラインがネックラインとも重なっています。

もちろんこのまま下降していくケースもありますが、図のように押し安値ラインで反発して、三尊の真ん中の山の高値を超えて上昇していくケースもあります。この場合は三尊が否定されるので、一般的に言うダマシだったということになります。

一方、右の図のケースは押し安値ラインを割った三尊です。

この場合は、押し安値を割ったことでダウ理論的には下目線となるので、右肩のところまで上昇したところで売りが入りやすく、落ちていきやすいという特徴があります。

そのため右肩から売るのであれば、押し安値ラインを割った三尊の方がリスクを抑えることができますよ、というわけです。

 

 

なぜ押し安値・戻り高値を抜けるとダマシになりにくいのか

ではなぜ押し安値と戻り高値を抜けた三尊・逆三尊はダマシとなりにくいのでしょうか?

押し安値というのは、直近の高値を更新する起点となった安値であり、それだけ強い買い圧力が存在した場所であることを意味します。(戻り高値も同じ)

(押し安値や戻り高値がよくわからないという方は、定義やなぜ重要なのかを以下の記事で解説していますのでまずはそちらを確認してください。)

【ダウ理論】押し安値・戻り高値を客観的に見つけるたった一つの方法

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そんな強い買い圧力の働いたポイントを下抜けてくるということは、それだけ強い売り圧力が働いたわけであり、それを見たトレーダーがロングポジションの手仕舞い(=売り)をしてくることが、下落しやすい理由の一つと言えます。

また、ダウ理論自体が世界中のトレーダー(機関投資家も個人も含めて)に知られている理論であり、ダウ理論を目線切り替えの判断基準にしているトレーダーはかなり多いと考えられるということも、このように動く理由として挙げられます。

押し安値をブレイクしてきたことで下目線になり、新規の売りが入りやすく、かつロング勢のポジション手仕舞いが入りやすくなることで価格が下落しやすくなる、ということですね。

 

以上、簡単ですがダマシを見抜く方法についてご紹介しました。

このように値動きに着目することで、相場に参加している市場参加者の心理を察することができ、結果としてそれがダマシなのかそうではないのかの判断基準ともなります。

今まで意識したことがなかったという方はぜひ過去チャートを検証するなどしてご自身の目でも確かめてみてください。

 

僕が使っているチャートツールTradingviewはこちら



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