こんにちは、南国タイでFXトレーディングをしながらサバイサバイな暮らしをしているサンタです。
今回は、FXにおいてトレード脳を作る方法、というテーマでお話をしたいと思います。
先日に以下のツイートをしました。
僕は英語を話すことができます。
話せるようになるまでに相応の時間を費やしました。話は英語脳を作る必要があります。
作り方はこう。
1英語を使う環境に身を置く
2とにかく話す(表現をインプット->使う)
3間違ったら修正->また使う2,3をひたすら繰り返すと英語脳ができ、自然と言葉が出るよ
— サバイサバイFX | サンタが南国タイでサバイサバーイFXトレーディング (@thaikabu365) May 22, 2020
同じようにトレード脳というものは絶対存在すると思います。
作り方は多分英語と似ていて
1基礎知識や手法をインプット
2手法を過去データで検証
3実トレード結果を検証(勝ちと負けトレードを徹底分析して改善)
4勝ちパターンだけでエントリー2,3,4をひたすら繰り返し
ブログで解説します。 https://t.co/wReA0XCh4t
— サバイサバイFX | サンタが南国タイでサバイサバーイFXトレーディング (@thaikabu365) May 22, 2020
僕は英語を話すことができます。
話せるようになるまでに相応の時間を費やしました。
話は英語脳を作る必要があります。
作り方はこう。
1英語を使う環境に身を置く
2とにかく話す(表現をインプット->使う)
3間違ったら修正->また使う
2,3をひたすら繰り返すと英語脳ができ、自然と言葉が出るよ
同じようにトレード脳というものは絶対存在すると思います。
作り方は多分英語と似ていて
1基礎知識や手法をインプット
2手法を過去データで検証
3実トレード結果を検証(勝ちと負けトレードを徹底分析して改善)
4勝ちパターンだけでエントリー
2,3,4をひたすら繰り返し
ブログで解説します。
本記事が提供する価値
- FXトレードには「トレード脳」なるものが存在するという仮説の提供
- FXで勝つためには「トレード脳」を作る必要があるという考え方
この記事を読むと、トレード脳を知ることができると同時に、トレード脳を作る第一歩を踏み出すことができます。
トレード脳の前に英語脳の紹介から
トレード脳の話をする前に、英語脳の話をします。
ただし英語のブログではないのでクイックにです。
英語脳に興味のない方は次のセクションまで飛ばしていただいて結構ですが、話の前提になるので読んでいただくことをオススメします。
冒頭のツイートでも書いた通り、一定期間英語環境に自分を徹底的にさらして(それこそ英語しか使えない環境にさらす)、ひたすら英語を使って、間違えたら直してということを繰り返していると、
いつのまにか英語が口をついて出るようになります。
それまでは頭の中で、
- こういう時なんていうんだっけ?と頭の中で日本語で考えて、それを英語に翻訳する
- 英語で話す
というプロセスだったのが、1をすっ飛ばして2ができるようになるのです。これが英語脳ができた状態です。
英語脳は一気に完成するものではありません。
ある特定の場面では頭で考えることなく英語が口を突いて出る(いきなり2ができる)んだけど、他の場面では1->2の順番でやっと話せるといったように、1をすっ飛ばして2ができる場面がどんどん増えていくという感じなのです。
ある状況に置かれていると、それに対応するフレーズが勝手に口から出るようになる。
置かれている状況と英語のフレーズを結ぶ回路が脳の中にでき、条件反射のように英語が話せる。
これが英語脳です。
トレード脳とは何か?
英語脳と同じように、僕はトレード脳というものも存在すると考えています。
ただし僕も先輩トレーダーたちにはまだまだ遠く及ばない立場ですから、これは仮説です。今後自分を実験台にして検証していきます。
ではトレード脳とは何でしょうか。
簡潔に述べると以下です。
- チャートを見た瞬間に、あのパターンか、とパターン認識できる(認知)
- チャートを見た瞬間に、エントリーすべきポイントかエントリーすべきでないポイントかが判断できる(判断)
- チャートを見た瞬間に、こう動いたら、こうしようというアクション(エントリーの是非、利確、損切り)が取れる(操作)
こうやって書くと車の運転っぽいですが、上記をほぼ反射的に行うことができるという点では車の運転にも似てるかもしれません。
- チャートを見た瞬間に、エントリーすべきポイントかエントリーすべきでないポイントかが判断できる(判断)
ので、トレード脳があるトレーダーは無駄なエントリーをしません。
エントリーしても負けそうだということがわかっているからです。
結果、勝率が上がっていき、勝てるようになります。
トレード脳の鍛え方(仮説)
トレード脳を鍛えるにはどうしたら良いでしょうか。
ここでも仮説を述べたいと思います。
手順は以下です。
- FXの基礎知識や手法をインプット
- 手法を過去データで検証
- 実トレード結果を検証(勝ちと負けトレードを徹底分析して改善)
- 勝ちパターンだけでエントリー
- 以上を繰り返し
順番に説明します。
step
1FXの基礎知識や手法をインプット
当然ですが、まずはFXの基礎知識を身につける必要があります。
次に手法を身につける必要があります。手法とはどうやってトレードで利益を上げていこうとするのか、その方法のことです。
トレンドラインや重要ラインのブレイクを狙うとか、平行チャネルを使って順張りでトレードするとか、巷には様々な手法が存在しますね。
その中から、自分のトレードスタイルにあったもの、関心のあるものを見つけ、その理論を理解する必要があります。
step
2手法を過去データで検証
手法の理論を理解したら、それを過去データで検証します。いわゆるバックテストというものです。
バックテストを行うメリットは二つあります。
一つには、その手法の有効性や統計データに基づく勝率を検証することができることです。一般的にはこちらがバックテストの目的とされているでしょう。
二つ目のメリットがトレード脳の育成に関連します。
それは、バックテストを行う過程で、手法が通用する場面と通用しない場面が、その時のチャートの形状と紐づくことです。
どんな手法でも常に有効な100%勝てる手法(いわゆる聖杯)というものは存在しません。
なので、バックテストをやっていると手法が通用する時、しない時に出くわします。
実はそこが学びどころです。
手法が通用するとき、しない時のチャートの違いを分析するのです。
すると違いが見えてきます。
例えば、手法が通用する時はMAがこういう順番でこういう傾きになっているが、通用しない時にはMAの傾き方が違う、などです。
この作業を行っていくと、手法が通用しない場合のチャートパターンが見えてきます。
そうしたら、そのチャートパターンをトレードから除外するのです。手法が通用しないパターンをトレードから除外していくのですから、負ける可能性が減っていきます。つまり間接的に勝率を上がることに貢献するのです。
僕は実際のこの作業をやることで、自分が鉄板だと思っていた手法の通用しないケースを特定し、そのケースではエントリーを見送ることにした結果、無駄なエントリーが減り、その手法を使った勝率も上がりました。
これは英語脳でいうところの、置かれている状況と英語のフレーズの結びつけに当たる部分です。
またバックテストを行うことでメンタル面での良い影響も得られます。
バックテストを行う意義とメンタル面への好影響については別途記事「【知りたくないですか?】FXのバックテストがメンタルに良い理由を解説します」に詳しくまとめています。
特にメンタル面での好影響を知りたい方はぜひ読んでみてください。
-
【知りたくないですか?】FXのバックテストがメンタルに良い理由を解説します
こんにちは南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。 今回は、FXにおけるバックテストが意外にもメンタルの管理に有効である、というテーマでお話をしたいと思います。 先日こ ...
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step
3実トレード結果を検証(勝ちと負けトレードを徹底分析して改善)
Step3は手法を実際のトレードで使用し、勝ちトレードと負けトレードの双方の原因分析と改善を行っていくことです。
バックテストだけをどれだけこなしても、実際に資金を投入したトレードとは緊張感や真剣さが異なります。
実際のトレードではメンタルが非常に影響を及ぼしてきます。
バックテストでうまくいっていた手法であっても、実際の相場でメンタルが乱れることによりうまくいかなくなることは十分にあります。
だから実トレードの結果についても、勝った場合、負けた場合で勝因や敗因を分析するのです。それぞれのケースで心理的な状態はどうだったのかも含めて分析します。
step
4勝ちパターンだけでエントリー
Step2-3を通じて、その手法を使うとどういう場面では勝てて、どういう場面では負けるのかという傾向をつかむことができます。
そうしたらその勝ちパターンだけで今後はトレードをしていくのです。
トレードをしていく中で、新たに手法が通用しにくいケースを見つけることもあるでしょう。そうしたらそのケースをまたトレードから除外していけば良いのです。
負けやすいパターンを徹底的に排除して、勝ちやすいパターンだけにフォーカスしていく。
結果、勝率は高まっていきます。
以上を繰り返していくと、その手法に対する自分の理解度と習熟とは格段に上がりますし、勝率も上がっていきます。
チャートを見た瞬間に、
- これは通用しにくい場面だからエントリーしないで見過ごそう、とか
- ここは鉄板中の鉄板場面だから少しリスクをとってロットを張ろう、利確ポイントも少し伸ばせそうだな
といったアクションが、反射的にできるようになります。
これがトレード脳ができた状態です。
まとめ
さて、いかがでしたでしょうか。
僕の実体験も交えつつ、今まさに検証中の仮説を紹介しました。
英語脳でもトレード脳でも、必要な知識をインプットしたらあとはひたすら反復し、改善する。これを身に染み付くまで継続するというのが両者に共通する点です。
冒頭紹介した通り、僕自身も日々成長中のトレーダーです。
検証して新たな発見があれば都度この記事を更新していこうと思います。