こんにちは、サバイサバイFXです。
株式、為替、コモディティ、仮想通貨など様々な資産クラスの中から一つの銘柄をピックアップし、その長期エリオット波動を分析する波動分析シリーズ。
今回は仮想通貨の中からソラナ(Solana または SOL)を取り上げます。
イーサリアムキラーの異名を持つ仮想通貨ですが、2020年4月の誕生と歴史は浅いものの、非常に綺麗な波動を描いている点に注目です。
新興通貨ということで週足から見ていきます。
※なお、チャートは全てログスケール表示です。
週足
2020年4月の誕生から2021年11月につけた史上最高値まで綺麗な三段上げを形成しています。
2021年11月の最高値以降は下落が続いていますが、この流れはビットコインやイーサなど他の主要コインと同様の展開です。
最高値までの上昇にパープルの5波をプロットします。
現在はこの上昇5波に対する調整波を形成中と捉えています。(パープルABC)
横軸
次に横軸の観点で見ていきます。
1波の起点から5波終点までの時間に対し、現在の時間水準はその1.414水準に到達しようとしています。
時間の観点でもそれなりの調整が進行済みと見ることができるでしょう。
日足
週足で見た調整波ABC付近の日足です。
オレンジの波で示したように、5波-3波で経過してきています。
現在は週足C波を日足5波で形成中と見ています。日足レベルではこれから下降5波目が発動するのではと考えられる場面です。
調整の目処
現在週足レベルで起きている調整がどの程度まで進む可能性があるかを考えてみます。
現在進行中と考えられる日足の下降5波について、すでに日足1波のフィボナッチ2.0水準を超えて下落してきています。(下記チャート)
これから5波目が推進する場合は、1波の2.414または2.618水準を目指していく可能性は見ておきたいところです。
特に2.414は週足のA波の1.272水準とも重なっており、何らかの反発があるかもしれません。
最悪のシナリオとしては、週足チャートで見た週足A波の1.414まで調整が発生するケースでしょうか。
価格水準にすると1.6050と最高値の200分の1程度の価格ではあるものの、もともとコロナショック後に上昇するまではその程度の価格だったことを踏まえれば、金融緩和が終了したのに伴い、価格が緩和前に戻るということがあっても不思議ではありません。
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