こんにちは、サバイサバイFXです。
今回のテーマはFXの通貨ペアの一つであるオージーニュージー(AUDNZD)です。
TradingViewで僕が発信している相場分析をご覧になっている方は、よくオージーニュージーの投稿を見かけると思います。
たまに質問いただくので、今回はタイトルにある通り、なぜ僕がマイナー通貨ペアであるオージーニュージー(AUDNZD)を好んでトレードするのかを解説したいと思います。
トレンドが出ていればなんでも良い
トレードする通貨ペアですが、正直なところトレンドが出ているものであればなんでも良いと思います。
オージーニュージーについては、オーストラリアとニュージーランドという隣り合う二国間の通貨ペアであり、経済環境も比較的似ています。(ただしオーストラリアは資源国なのに対し、ニュージーランドは農業国)
また豪ドルが上昇するときにはニュージーランドドルも上昇しやすいというように、両国通貨ともリスクオンムードの時にはリスクマネーが流入しやすいという特徴があります。
このように似た動きをすることの多い2通貨のペアであるため、一日の値動きの幅はそれほどではありませんが、一度トレンドが発生するとその方向に動きが継続しやすいのも特徴です。
オージーニュージーはわかりやすいトレンドが出やすい
実際に値動きを見てみましょう。
下のチャートはここ5-6年の推移を週足で見たものです。
レンジ相場になっていることがわかると思います。
前述のように経済環境的に似通った二カ国の通貨ペアなので、どちらかの通貨が一方的に強くなるというよりかは、一定の周期で豪ドル高のフェーズとニュージーランドドル高のフェーズを繰り返す傾向にあるのではと捉えています。(以前は両国の金利差と相関関係が見られたようですが、最近はその相関関係も崩れているようです。)
レンジと言っても週足のレンジなので、赤の水平線で示した上限から下限まで1,000pips近い値幅があります。
このレンジ内の動きを同じ週足でもう少し細かい視点で見てみましょう。
綺麗にジグザグと波打った値動きが確認できると思います。
レンジの上限から下落するときはほぼ直線的にレンジ幅の半分くらいまでストンと落ちています。
この直線的な動きは日足で見るとよりわかりやすいと思います。
こちらが日足です。
週足でつけたジグザグを表示したままにしていますが、どうでしょうか。
ドルストレートの通貨ペアに比べると押し戻しが浅く、一直線で伸びていくという特徴が読み取れるのではないでしょうか。
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ドル・ユーロ・円・ポンドからフリーに
もう一つの理由がドル・ユーロ・円・ポンドに振り回されることがないため、まったりゆったりとトレードできる点です。
ドルであればFRBの金融政策やアメリカの雇用統計の影響であったり、この記事を書いている2021年2月現在は国債の利回りに左右される先の見通しが立てにくい相場が続いていますよね。
ポンドも昨年2020年はブレグジット問題で激しく右往左往しましたし、ポンドはそうしたトピックがなかったとしても激しい動きをすることで有名です。
ここにリスクオンムードやリスクオフムードが加わると、ドル・ユーロ・円・ポンドそれぞれが影響を受け、その結果として各通貨ペアに影響が出てくるわけです。
一方のオージーニュージーは、豪ドルとNZドルの組み合わせなのでこうした通貨の影響は全くないとは言えないものの、ほとんどありません。
リスクオンであれば豪ドルもNZドルも買われやすい、その中で豪ドル高の地合いが続けばAUDNZDは上昇していきますし、反対であれば下落していきます。
リスクオフの時も基本的には両通貨とも売られやすいですから、その中でたまたま強い通貨の方向に一方向的に伸びていきます。
ドル・ユーロ・円・ポンドに影響を与えるファンダメンタル要因に直接の影響を受けにくく、相場の乱高下に巻き込まれにくいというメリットがあります。
だからこそ安心してゆったりまったりとトレードできるわけですね。
スプレッドが広い? 乱高下に巻き込まれないための対価です
マイナー通貨ペアをトレードするとスプレッドが広くないですか?という声も聞こえてきそうです。
確かにドルストレートやドル円と比べれば多少は広いですが、それでも1-3pipsの違いです。
上述のように、米ドルが長期金利の関係で不安定だからとか、ポンドが暴れたからとかなどの理由による相場の乱高下に巻き込まれないと思えば、その分のリスクプレミアムとしては安すぎるくらいです。
もちろんスキャルピングには不向きだと思いますが、週足-4時間足をベースにしたスイングトレードには非常に向いている通貨ペアだと思います。
TradingViewに投稿しているAUDNZDのトレードアイデアに興味のある方は以下のリンクから確認してみてください。
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