こんにちは南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。
今回は、FXのハイレバトレードについての3つの誤解というテーマでお話をしたいと思います。
先日こんなツイートをしました。
FXを始めたばかりの頃
ハイレバレッジ = 高リスク
の等式だと思っていた。
でも実際に海外のハイレバ口座を使ってみると
高リスクどころか、
ロットを管理すれば
少ない資金で効率的にトレードができる強い味方だということがわかる
— サバイサバイFX | サンタが南国タイでサバイサバーイFXトレーディング (@thaikabu365) May 1, 2020
FXを始めたばかりの頃
ハイレバレッジ = ハイリスク
の等式だと思っていた。
でも実際に海外のハイレバ口座を使ってみると
高リスクどころか、
ロットを管理すれば
少ない資金で効率的にトレードができる強い味方だということがわかる
- ハイレバって危ないんでしょ? FXでハイレバトレードして破産したっていう話も聞くし・・・
- 海外FXってハイレバで危ないって聞くけど・・・
という疑問を解決します。
この記事が提供する価値
- ハイレバは危険という考えを改める機会
- 海外FXは危険という思い込みの取り除き
この記事を読み終わると、ハイレバレッジに対する考え方が変わりますよ。
目次
ハイレバについてのよくある誤解
巷に溢れるハイレバについての誤解はだいたい以下の3つに集約されます。
- ハイレバレッジ=ハイリスク
- 海外FX=ハイレバ
- ハイレバ=破産する
これらを順番に解説していきます。
ハイレバ ≠ ハイリスク
ハイレバレッジはハイリスクとイコールではありません。
レバレッジとは
本題に入る前にまずはレバレッジの定義をおさらいしましょう。
レバレッジとはテコの原理の意味で、少ない元手資金を使って元手資金以上の金額の取引ができることを言います。
例を使って説明します。
レバレッジ計算の例
レバレッジをかけない場合
- 1ドル100円とします
- ドル円を100,000通貨購入します
- 購入金額は100 x 100,000で10,000,000円です。
- つまり10000通貨購入するには1千万円の口座資金が必要です。
- 逆に捉えると、1千万円の口座資金で100,000通貨の取引ができます。
レバレッジ25倍の場合
- 1ドル100円とします
- ドル円を100,000通貨購入します
- 購入金額は100 x 100,000で10,000,000円です。
- レバレッジが25倍とは、つまり元手資金の25倍の取引ができるので、必要な元手資金は10,000,000÷25=つまり400,000円となります。
- 逆に捉えると、口座に400,000円入金すれば100,000通貨の取引ができます。※実際には最低証拠金維持率を保つ必要があるため、実際取引できる金額は少し変わりますが、簡便にするために細かい計算は省きます。
以上がレバレッジの計算のおさらいでした。
ロットを上げなければリスクはレバレッジなしと変わらない。それどころか少ない資金でトレード可能
レバレッジがある場合とない場合とで取引の例を見てみましょう。
以下の表をみてください。
Aさん、Bさんという二人の人が同じ元手資金10万円でFXを始めました。
元手資金 | レバレッジ | 取引できる金額 | ドル円を何通貨買えるか | 100pips負けた時の損失 | |
Aさん | 10万円 | なし | 10万円 | 1000通貨(10万円÷100) | 1000円 |
Bさん | 10万円 | 25倍 | 250万円 | 25000通貨(250万円÷100) | 25000円 |
Aさんはレバレッジなしなのでドル円を1000通貨買いました。
Bさんはレバレッジをフルに使って同じドル円を25000通貨買いました。
ドル円が仮に100pips動いたとしましょう。つまり1円ですね。
Aさんは1000通貨購入なので、損失は1000円です。
Bさんは25000通貨購入しているので、損失は25000円です。
Aさんは100pipsの損失に10回耐えられるのに対し、Bさんは4回しか耐えられません。
AさんとBさんは元手が同じなのに、Bさんはレバレッジをフルに活用することでロットを上げて取引しているからです。
もしBさんがAさんと同じ1000通貨で取引していたらどうでしょうか。100pipsの逆行であったとしても損失は1000円です。
それどころかBさんは1000通貨だけの購入であれば、4000円の元手資金だけ用意すれば良いのです。
なぜならBさんの口座は25倍のレバレッジ口座だからです。
仮に100pipsの負けを4回繰り返せば4000円はゼロになってしまいますが、まだ96000円(10万円-失った4000円)残っているのですから、それをまた入金してトレードすれば良いだけです。少ない元手で取引できるのでAさんよりも多く負けることができます。
おわかりいただけましたでしょうか。
FXでいう利益や損失はレバレッジに依存するのではなくロットに依存します。
Bさんの取引がハイリスクなのは、レバレッジが高いからではなく、元手資金に見合わない高ロットで取引しているからなのです。
海外FX ≠ ハイレバ
海外FXイコールハイレバレッジではありません。
海外FXのことをよく知らない人は、海外FX会社で口座を解説すると自動的にハイレバ口座になると思っている人がいるようですが、全く違います。
海外FX会社で口座を開いても、国内FX会社同様に25倍のレバレッジで取引することができます。
ハイレバ口座にするかどうかは口座を所有するユーザーの選択制なのです。
もちろん最初に口座を開設するときは国内と同じ25倍のレバレッジにして、途中から100倍、200倍、1000倍といったハイレバ口座に切り替えることができます。
そして切り替え作業はとても簡単です。
僕の使っているXMであれば5秒で終わります。
海外FX会社で口座を開くと通常レバレッジ25倍の口座かハイレバ口座かを選択できる、と覚えておいてください。
ハイレバ = 破産する
ハイレバレッジ イコール 破産しやすいではありません。
レバレッジのおさらいで説明したように、ロット管理と資金管理ができていないから破産するのです。
FXで破産する人の多くは自分の資金量に見合っていないロットでむやみやたらとトレードすることで大きな損失を被り、破産しているのです。決してハイレバだから破産しやすいということはありません。
上記説明の通り、1回1回のトレードで自分が許容できる損失額をあらかじめ見定め、適切にロットを管理してトレードすれば少ない元手資金で効率よくトレードすることができるのです。
ハイレバに向いている人
以下に当てはまる場合、あなたは海外FX口座などのハイレバFXに向いています。
- 元手資金が少ない人(投資ポートフォリオにおいて、FXに割り当てる投資金額はなるべく少なくしたい人)
- 一攫千金を狙っていない人
一攫千金を狙っていると、その姿勢がトレードに現れていつかドカンと大負けします。
これが一攫千金を目指す人がハイレバをやらないほうが良い理由です。
まとめ
今回の記事では以下を説明しました。
- レバレッジとは少ない資金を有効活用してトレードできる仕組み
- レバレッジが高いとハイリスクなのではなく、元手資金に見合わない高ロットで取引するとハイリスク
- ロットをきちんと管理すればハイレバは資金効率が良い