こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はTradingViewで50pips刻みのキリ番(ラウンドナンバー)を表示することのできるインジケーター「Round numbers above and below(Forex) 」を紹介します。
このインジケーターは、TradingViewでDavitBrunet氏が公開しているインジケーター"ROUND-NUMBERS-INDICATOR-BY-DAVID-BRUNET"をライン種類、ライン色、ラインの太さを選択できるように改変したものです。
2021/09/05 更新: コモディティのうち原油、ゴールド、シルバーにも対応
・原油 :5ドルごと
・ゴールド: 5ドルごと
・シルバー: 50セントごと
のキリ番を表示します。
オリジナル: ROUND-NUMBERS-INDICATOR-BY-DAVID-BRUNET
目次
FXでより意識されるのは50pips刻みのキリ番
キリ番(ラウンドナンバー)というと、ドル円の110.00円やユーロドルの1.1700、1.2000といったように最後の二桁・三桁が0で終わる数字がもっとも意識されますが、
今回紹介するインジケーターが表示する110.50、1.1750などの50pips刻みのキリ番もよく意識されます。
もちろん110.20, 110.30といった10pips刻みのキリ番も意識されることはされますが、程度の強弱でいうと、
最後の二桁・三桁が0のキリ番(110.00円、1.1700など) > 50pips刻みのキリ番(110.50など) > 10pips刻みのキリ番(110.20など)
という順序になります。
TradingViewの標準機能でも50pips刻みは表示可能だが・・・
TradingViewの標準機能でも水平グリッド線を表示することで、キリ番を目立たせることは可能です。
このような感じです。⬇︎
ですが、これだとドル円では110.60,70,80といった10pips刻みのキリ番と50pips刻みのキリ番の両方がハイライトされ、どちらか一方を強調するといったことはできません。(2021年8月現在)
ちなみに水平グリッドラインは以下のチャート設定の画面から表示することが可能です。
今回紹介するインジケーターを使用すると、以下のように50pips刻みキリ番を強調することができます。
10pips刻みの線は不要という方は50pipsだけ表示してしまうのも手ですね。
インジケーターの使い方
TradingViewのアカウントを持っている方であれば、以下のリンクからお気に入り登録することで簡単に呼び出せます。
また、チャート上部のインジケーター追加ボタンから「Round numbers above and below(Forex) 」 と検索してもらえると見つかります。
TradingViewのアカウントを持っていない方は記事最下部のリンクから無料で作成することができます。
インジケーターの設定
パラメーター設定画面では下記の通り設定ができます。
※現状はFXの通貨ペアのみが対象です。
Line styleではsol(ソリッドライン)、dot(点線)、dsh(破線)の3種類を選ぶことができます。
Number of Lines Above and Belowは現在のレートからみて上下に何本キリ番を表示するかを制御します。
リプレイ機能を使って過去チャートを見る場合も、過去の時間軸におけるレートから見ての上下何本とみなされるので、通常は2-3を設定しておけば問題ないでしょう。
インジケーターの設定は以上です。
インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターの他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
また、TradingViewでフォローすると新しいインジケーターのリリース時に通知が届きます。
他のオリジナルインジケーターも見る(TradingViewへジャンプ)