こんにちは、南国タイでFXトレーディングをしながらサバイサバイな暮らしをしているサンタです。
今回は、FXトレードでロットを上げていくための4ステップというテーマで解説をしていきます。
この記事が解決する悩み
- ロットを上げてトレードするといつも大きく負けてしまう
- ロットを上げるタイミングを知りたい
- ロットを上げていくためのプロセスを知りたい
ロットを上げるための4ステップ
ロットを上げるためにオススメの手順は以下の通りです。
ロットを上げる4ステップ
- 自分の得意な勝ちパターンを持つ
- 得意な勝ちパターンで連勝する
- ロットを上げた場合の許容損失額を計算する
- ロットを上げる
順番に解説していきますね。
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1自分の得意な勝ちパターンを持つ
最初のステップは、現在トレードしているロットサイズで自分の得意な勝ちパターンを持つことです。
勝ちパターンとは、こういうチャートの状況でこういうトレードすると勝ちやすいというパターンのことです。
勝ちパターンを持つことが必要な理由は、自信を持って勝てる"勝ちパターン"を持っていると、ロットを上げる時のメンタルが安定するからです。Step3で詳しく解説します。
すでに自分の勝ちパターンを知っているという人は、過去のトレード履歴を振り返り、どれくらいの勝率なのかを把握しておきます。
そして現在トレードしているロットサイズであれば、安定したメンタルでトレードできるという状態まで、その勝ちパターンでのトレードを慣らします。
(言うまでもないことですが、勝ちパターンでトレードしているとはいえ、毎回心臓バックバクですという場合は、すでに現在のロットサイズが高すぎる可能性がありますので、今のロットサイズを落としてみることをトライするのが良いでしょう。)
まだ自分の勝ちパターンを持っていない、知らないと言う方は、日々のトレード記録をつけて自分がどういう時に勝てているのかを把握するところからスタートする必要があります。
自分が実際に行った過去のトレードを分析せずして、勝ちパターンは見えてきません。
勝ちパターンの見つけ方は、以下の記事「勝つためのトレード脳を作る方法【仮説】」と「【勝つための行動原則】FXトレーダーがトレード記録をつけるべき3つの理由」で詳しく解説しています。参考にしてみてください。
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勝つためのトレード脳を作る方法【仮説】
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【勝つための行動原則】FXトレーダーがトレード記録をつけるべき3つの理由
こんにちは、南国タイでFXトレーディングをしながらサバイサバイな暮らしをしているサンタです。 今回は、FXトレーダーが勝つための行動原則として、トレード記録をつけるべき3つの理由、というテーマでお話を ...
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2得意な勝ちパターンで連勝する
Step2はすでにStep1に含まれているようなものですが、自分の勝ちパターンを特定したらそのパターンで、かつ現在のロットサイズで連勝できるようになるまで慣れます。
目安としては3連勝から5連勝くらいできれば、だいぶそのパターンに対して自信が付いてくるでしょう。
その状態になるまで、ひたすら現在のロットサイズで実弾でトレードします。
注意ポイント
デモトレードでいくら連勝できてもそれは連勝にカウントしません。
デモトレードと実際の資金を投入した実弾トレードでは精神的な影響が全く異なり参考にならないためです。
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3ロットを上げた場合の許容損失額を計算する
Step3は、仮にロットを上げたとして、その上げたロットサイズでの許容損失額を計算することです。
- 5pips負けたら、損失はいくらになるのか。
- 10pipsならどうか。
- 15pipsでは?
といったように、あらかじめ上げた後のロットサイズでどのくらいまで負けられるのかを把握しておきます。
そして、上げた後のロットでは、仮に負けた場合に損失額が計算した許容損失額の範囲内で収まるような場所でエントリーをするのです。
自分の勝ちパターンを持っている人であれば、すでにエントリー時の目標リスクリワードも定まっていると思いますので、過去チャートを使って上げたロットサイズでエントリーした場合の想定損失額が許容損失額内に収まるかどうか検証するのがオススメです。
上記に加えて僕がオススメするのは、ロットを上げた場合の許容損失額が、現在のロットサイズによるトレードで1回か2回の勝ちトレードで取り戻せる額に収まるようにロットを上げることです。
これをやると仮にロットを上げて負けた場合でも、すぐに元のロットサイズに戻してトレードすることで取り戻せると考えられるようになるため、メンタルが安定するのです。
以下の例を使って補足します。
例: Aさんがドル円取引のロットを0.1ロット(10,000通貨)から1ロット(100,000通貨)に上げた場合(1ドル=100円とする)
Aさんは普段リスクリワードが1:2の場合のみエントリーすると仮定します。
0.1ロット、1ロットそれぞれの場合の損失、利益額は以下の通りです。
0.1ロット(10,000通貨)での取引の例
10pips損失=1000円
20pips利益=2000円
1ロット(100,000通貨)での取引の例
10pips損失=10,000円
20pips利益=20,000円
仮にロットを1ロットに上げて負けてしまったとしましょう。その場合損失額は10,000円です。これを元のロットサイズ0.1ロットで取り戻そうとすると、2000円x5=10000円で5回勝たないといけません。
いかがでしょうか。
5回勝つまでには、負けもあるでしょうから。上げたロットサイズでの負けを取り返すためには、しばらく時間がかかりそうですよね?
つまりこの場合は、0.1ロットから1ロットへロットを上げるのは少し上げすぎと見ることができます。(もちろん人によってこの辺の感覚は異なるので、ご自身の感覚と照らし合わせて判断するのが望ましいです。)
このようにして、ロットを上げた後の許容損失と、仮に負けた場合の取り返すまでの労力をシミュレーションすることで、適切な幅でロットを上げていくことが可能です。
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4ロットを上げる
Step3まで完了したら、あとはロットを上げて実際の資金でトレードするのみです。
まとめ
ロットを上げるプロセスとして以下4つのステップを解説しました。
ロットを上げる4ステップ
- 自分の得意な勝ちパターンを持つ
->ロットを上げる時のメンタルが安定 - 得意な勝ちパターンで連勝する
->3連勝から5連勝くらいを目安。自信をつけることが目的。 - ロットを上げた場合の許容損失額を計算する
->ロットを上げて負けたとしても、どれくらいで取り戻せるかを把握しておく - ロットを上げる
ロットを上げる時の考え方として参考にしてみてください。