こんにちは南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。
今回は、トレンドラインや水平線を引くときに、ローソク足の実体から引くべきか、ヒゲから引くべきか、というテーマでお話をしたいと思います。
トレンドラインや水平線を引くときに、ヒゲとローソク足実体のどちらを起点に引いたらいいの?
実はこっちが正解という明確な答えはありません。ただし、世界中のトレーダーがチャートをどうやって見ているのかを知ることで、ラインを引くときの起点の考え方を知ることができます。
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この記事が提供する価値
- 世界中のFXトレーダーが見ているチャートの形式を知ることで、水平線やトレンドラインを引くときの起点の考え方を提供。
この記事を読み終わると、ラインを引くときの起点についてより広い視点で考えられるようになりますよ。
目次
FXマーケットの国別割合
下のグラフはFXの国別取扱い高を表したものです。つまり、国ごとのマーケットの大きさを示しています。
これを見ると、欧米が圧倒的に大きく、ついで、シンガポール、香港、日本といったアジアパシフィック地域が続いていることがわかります。
FXの主戦場は欧米であるということです。
皆さんも今まで感覚的には欧米が大きなマーケットであると認識されていたかもしれませんが、こうしてグラフで見ると改めてその大きさがわかるかと思います。
<出典>
https://www.dailyfx.com/education/beginner/forex-market-size.html
欧米のトレーダーはバーチャートを好む
FXの主戦場である欧米で戦っている欧米のトレーダーたちはバーチャート(以下で紹介)を使用するトレーダーが多いというのはよく言われる話です。
特に昔から為替マーケットで仕事をしているベテラントレーダーにバーチャート愛好家が多いと言われています。(もちろんローソク足を使用している欧米のトレーダーもいます。)
残念ながら、トレーダーの国籍別に使用しているチャート形状の統計データといったものは見つけることはできませんでしたが、
多くのウェブサイトが欧米のトレーダーは今でもバーチャートを使用していることが多いというように言及をしています。
チャートの形状は主に3つ
ローソク足
誰もが知っているローソク足は実は日本で発明された、日本発祥のチャートです。
始値、終値、高値、安値の4つの価格が読み取れること、陽線、陰線の区別が容易にできる素晴らしい発明ですね!
バーチャート
上のユーロ円ローソク足と同じ局面のチャートをバーチャートで表示しています。
1本1本がまるで枝のような形をして、見た目がだいぶスッキリしていますよね。
バーチャートにもローソク足と同じように、始値、終値、高値、安値の4つの価格が表示されています。
バーチャートの種類によっては、始値の表示がない3本値バーチャートもあります。
バーチャートの4つの値。上から高値、終値、始値、安値の意味。
ラインチャート
ローソク足、バーチャートと同じユーロ円をラインチャートで表すと以下のチャートのようになります。
青の線が現在の価格を表す線です。
ラインチャートでは終値のみを結んで価格の推移を表現するのが特徴です。こちらはとてもシンプルですが、移動平均線との見分けが難しいのが難点でしょうか。
バーチャートでのトレンドライン = ローソク足でのヒゲからのトレンドライン
バーチャートを使っているトレーダーがトレンドラインを引く場合、どうやって引くでしょうか。
下のチャートは実際にバーチャートに緑の斜線でトレンドラインを引いたものになります。
これを見て、何か思いつきませんか?
そうです。
ローソク足でヒゲを起点にトレンドラインを引いた場合と同じになるのです。
バーチャートにはヒゲという概念がありませんから、トレンドラインを引こうとすれば必然的にこうなるのです。
FXの主戦場は欧米である。
その欧米のトレーダーは今でもバーチャートを好んで使用する。
そして、バーチャートで引いたトレンドラインはバーの先端同士を結んだ線になる。
となれば、多くのトレーダーが見ているトレンドラインはバーチャートの先端を結んだもの、つまりローソク足でいうヒゲを起点に結んだトレンドラインと一致。
ということができるのではないでしょうか。
このように捉えると、ローソク足のヒゲを起点に引いたトレンドラインや水平線の方が、多くのトレーダーが見ているラインと一致する、と言えるのです。
実は僕もこの話を知ってから、トレンドラインや水平線はヒゲを起点に引くようにしています。
まとめ
FXの主戦場は欧米である
欧米のトレーダーは現在もバーチャートを好んで利用するトレーダーが多い
バーチャートで引いたトレンドラインは、ローソク足のヒゲを起点に引いたラインと一致
多くのトレーダーが見ているラインと近しくなるのは、ローソク足のヒゲから引いたライン
->だからトレンド転換や節目の目安として、多くのトレーダーと同じ目線で相場を見やすくなる
さて、皆さんはこの話を聞いてどちらを使いますか?