2月はじめに急騰を見せたユーロドル。
直近の流れに目を向けると現在は再びユーロ安、ドル高方向の動きが優勢になっていますが、ここから押し目買いが入ってユーロドルが上昇に転じていく可能性について考察してみたいと思います。
結論、週足、日足から考えるに1.1300付近でサポートされるかどうかが分水嶺だと見ています。
週足
2週前のローソク足が手前の10本近くのローソク足を包み込む大陽線で引けています。
それまでハト派的だったECB、特にラガルド総裁が金融政策発表後の会見でインフレに対して強い懸念を表明したこともあって、1週間で300pipsほど上昇した週だったわけですが、この強い反発を見たことで、ユーロをショートしている勢力がポジション手仕舞いを考える可能性が一つ考えられます。
日足
日足で注目すべきは赤の破線水平線で示した日足の戻り高値。
2月初旬の高騰でも結局ここの高値は越えることができずに、急騰の半値付近1.1300付近まで反落しています。
日足チャートというのはおそらく全ての投資家・トレーダーが見ていると言っても過言ではないくらい注目される時間軸だと思いますが、特に多くの資金を動かすマーケットメイカーと呼ばれる人たちがこのチャートを見て、ここからロングをしてくる理由は何だろうかと自分に問いかけた時に、少し?が浮かびます。
これが高値更新していれば話は別で、反落したところから買いが入りやすい(まさしく押し目買い)だろうことは考えやすいのですが。
週足の環境認識からは買いが考えられる一方で、日足は微妙な形ということで1.1300付近での値動きに注目。
1.1300水準がサポートとして機能すればそこから日足の戻り高値をブレイクする上昇が期待できるのではと見ています。