FX トレード戦術

【大きな流れに乗ろう】長期足に対する順張りトレードがFXで勝つ鉄板戦略である理由

こんにちは、南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。

今回は長期足(月足、週足)に対する順張りトレードがFXトレードで勝つための鉄板戦略である理由についてお話しします。

先日こんなツイートをしました。

川の上流に向かってボートを漕いでも、

一時的には前に進むかもしれないが、

やがて流れに逆らえずに戻される。

トレードも一緒

僕が長期トレンドに対する順張りしかしないのは、

大きな流れに乗った方が値が動きやすいから

自然界の法則は相場でも働く

困っているトレーダー

  • FXをやっているけれどなかなか勝てるようにならないのはなんでだろう・・・

困っているトレーダー

  • FXで勝率を上げるにはどうしたらいいんだろう・・・

と思っているすべてのFXトレーダーの悩みを解決します。

この記事を読み終えると、FXで勝つためのコツを理解でき、今日からトレードで実践することができますよ。

 

川の流れに乗ることとトレードは似ている

冒頭のボートの話です。

当たり前ですが、ボートに乗ったり、泳いだりするときは川の流れの方向に漕いだり泳いだりすることで前に進むことができますよね。

川の流れに逆行しても一時的には前に進むことができるかもしれませんが、そのうち力尽きて流されてしまいます。

この川の流れに乗るということとトレードは非常に似ています。

後続の話を読んでもらった後に、この話を思い出すと、あー、そういうことかと、一層腹に落ちると思いますので、

ぜひ川の流れの話を覚えておいてください。

 

長期足トレンドに順張りする

結論からお伝えします。

それは長期足のトレンドに乗るということです。

僕が言う長期足とは月足、週足のことを指します。

長期足で形成されるトレンドに順張り、いわゆるトレンドフォローすることがFXで勝率を上げ、かつ勝ち続けるトレードをするための戦略です。

 

なぜ長期足のトレンドフォローが有利なのか

相場を動かしているのは機関投資家

みなさん、相場を動かしているのは誰だかご存知ですか?

それは機関投資家と呼ばれる、年金機構や保険会社、信託銀行などの大量の資金を扱って大口で資産運用をする人たち(企業)のことです。ヘッジファンドなんかも含まれます。

個人投資家だって億トレーダーもいるし、相当な数の投資家が多くの資金を運用してるじゃないか、と思った方、規模が全然違います。

1社で数百億から、それこそ何十兆と言う規模の資金を集め、さらにそこにレバレッジをかけて運用しているのが機関投資家なのです。

 

トレンドを作るのも機関投資家

これだけ多くの資金を運用している機関投資家ですから、彼らが一度マネーを動かせばそこにトレンドが生まれます。

個人が保有するポジションなど焼け石に水。

相場の流れに影響など及ぼしません。

トレンドを形成するのは機関投資家のマネーなのです。

 

機関投資家は長期で運用する

大口資金を運用する機関投資家ですが、彼らの運用スタイルはどのようなものでしょうか?

組織の種類にもよりますが、年金機構や保険会社はその元資金の性格や運用の目的から長期目線での運用が多いです。

個人投資家から資金を集めて運用する投資信託も、個人投資家の中には投資知識がそれほどなかったり、リスク許容度が低い投資家がいるため、長期での運用がメインです。(短期で攻めた運用はそれほどしない)

逆にヘッジファンドなどは、これももちろん組織にもよりますが、短期で運用することが多いです。

 

長期トレンドに乗るのが有利

巨額の資金を動かす機関投資家が、長期で運用する、そうすると長期のトレンドが発生する。

逆に言えば、長期トレンドというのは機関投資家によって作られているということができます。

機関投資家がひとたび資金を動かせば、そこにトレンドが生まれ、相場が動く。

だから僕ら個人投資家もそのトレンドに乗れば、彼らが動かそうとする相場の方向へついていくことができ、結果値幅を取りやすくなるのです。

冒頭で紹介した大きな川の流れに乗る話と同じですね。

 

実際のトレード紹介

僕が実際に行った長期足トレンドへの順張りトレードを紹介します。

下のチャートは2020年1月のドル円週足チャートです。

赤の斜線が週足で引ける長期の下降トレンドラインです。

このラインを見ると、過去に何度もレジスタンスとして機能して下落していることがわかります。

そこで僕はチャートの赤の丸のポイントで再度下落すると見込んで売りのポジションを保有しました。

つまり長期トレンドである下降トレンドに対する順張りトレードです。(チャートの画像では赤の斜線からすでに価格が下落していますが、実際のエントリーは下落する前です。)

日足でもう少し細かい動きをみてみましょう。

週足で引いた赤の下降トレンドラインにローソク足がタッチした後に価格が下落しいることがわかります。

十分下がったと思ったので、利確した時のツイートです。

https://twitter.com/thaikabu365/status/1214698117804675072

 

もう一回おさらいしましょう。

週足で見た長期トレンドは下降トレンドでした(赤の斜線)。これは長期に渡って、相場を操る大口の機関投資家たちが売っていたからこのような下げのトレンドになっていたわけです。

週足のチャートを見ると、過去に何度もこの赤の下降トレンドラインまで価格が戻ってきた時に、トレンドラインに押し戻される形で価格が下落していることがわかります。

これはこの下降トレンドラインの付近では強い売り圧力が働いていることを意味しています。

相場ではマジョリティ(機関投資家たち)がまだ売りを仕掛けていたために、下降トレンドライン付近で価格が押し戻されて下落する形となったのです。

長期足のトレンドからまだ売りが続くと見ていた僕は、下降トレンドラインに価格が接近し始めたタイミングで売りを考えました。

大きな流れはまだ下落だから、その大きな流れに乗ろうという戦略を取ったのです。

冒頭で述べた川の流れに乗って前に進む話と同じです。

結果、上のツイートのようにそのまま価格は下落して利確することができたのです。

 

逆に下降トレンドライン付近で買いを仕掛けていたらどうなっていたでしょうか。

それまでの日足の動きを見ると、上昇しています。だからこのまま上昇するだろうと考えた個人投資家も少なくなかったはずです。

ところが価格は反転下落。

首を傾げた投資家も少なくなかったことでしょう。

この局面で買った投資家というのは、川の流れに逆行してボートを漕いでいた人たちと同じです。

それまではなんとか前進(=上昇)していたものの、本流である大きな下降の波が押し寄せ、一気に後ろに押し戻された(=下降)形になったのです。

でも、長期トレンドは下降トレンドにあると知っていた投資家から見れば、これは相当な冒険であるということは一目瞭然です。

何せ、大局ではずっと売りが優勢な局面(下降トレンド)ということを知っているのですから、いずれはその下降トレンドに沿って再び落ち始めるということが想定できています。

そしてそのタイミングは節目である下降トレンドラインが起点になる可能性が高いということも知っています。

トレードでなかなか勝てていない、上がると思って買ったら、下がってしまったという経験のある方は、このように長期足のトレンドを抑えていないことが多いです。

 

まとめ

川はどっちに向かって流れているのかを見るように、相場を大きなマクロの視点で眺め、大局の流れを掴みましょう。

そうすると、上で述べたような逆行のリスクを軽減することができます。

結果としてより優位性のあるトレードができるようになるのです。

 

今回は以上です。

 

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