【サマリ】
先週に引き続きドル円相場の1週間の振り返りと来週の狙いを考察していきます。
狙いは先週の投稿同様に上昇転換のロング狙い1本です。
先週の動きですが、週明け月曜日に日足と4時間足の押し安値をブレイクし、これら二つのタイムフレームで下目線転換。
その後も上値が重い展開が続いたものの、金曜日のNY時間に107.50水準から急反発し、1時間足の戻り高値をブレイク。ダウ理論的には1時間足で上目線転換となって引けたという状況です。
以下で週足から1時間足までを詳しく振り返ってみます。
【環境認識&詳細】
週足
200週移動平均線(パープル)で頭を押さえられる形で下落が続き、三角保ち合いの内部まで戻ってきたという場面。
反発上昇していった場合にはこの三角の上限での売り圧力は念頭に置いておいた方が良さそうです。
日足
週明け月曜日の大陰線で押し安値(レッド破線)をブレイク。
これによって、反発上昇した場合に日足レベルの戻り売りが入りやすい形となっています。(実際に上がれば三尊を形作る動きにもなる)
狙いはタイトルの通りロング1本なのですが、この状況を踏まえると高値(5)からの下降波の半値付近では戻り売り圧力を警戒した方が良いかなと見ています(赤のゾーン)。
週足で見た200週移動平均線と、今度はレジスタンスとして遭遇する位置と重なることにも留意です。
つまり、今回のロング狙いは年明け以降の上昇トレンドに回帰して高値(5)を更新するような動きは狙っておらず、高値(5)からの下降波に対する調整上昇いうニュアンスのロングです。
もちろん、仮に反発上昇してさらに天井目指してくれればそれはそれで嬉しい限りですが、チャートを見る限り、年初からだいぶ状況は変わってきているように見えます。
4時間足
日足同様に押し安値(ブルー破線)がブレイクされ、4時間足でも下目線転換。
先週金曜日NYタイムでの急反発はあったものの、4時間足戻り高値付近まで上昇した場合の売り圧力には警戒したいところです。
1時間足
先週金曜日NYタイムの反発により1時間足では戻り高値をブレイクし上目線転換。107.50水準を背に反発の可能性が高まった形にはなったと思います。
ここから押し目を形成してさらに上げていくか、再度107.50を試して反発か、または107.50をさらにブレイクしてさらなる下げとなるか注目ですが、下値ブレイクでの売りは狙わない方針です。
上昇転換する場合の狙う値幅としては
#Tp1.4H戻り高値ライン(ブルー破線)
#Tp2.週足三角保ち合い上限
#Tp3.日足直近下降波の半値付近
辺りを狙いとします。