【サマリ】
10月投稿のユーロドル相場分析のフォローアップ投稿です。(前回投稿は下記リンク参照)
為替全体で全体的なユーロ安が続いており、ユーロドルも1.13を割って1.12台へ突入しました。
1.1200のキリ番到達が視野に入ってきましたが、この付近は月足・週足といった長期足での節目が重なる領域であり、ここでのプライスアクションに注目しています。
【詳細】
月足
赤の破線トレンドラインが、2009年からの長期下降トレンドでガイド役となっていたライン。
昨年このラインをブレイクして、再びこのラインまで戻ってきたという場面です。
さらに下には、長期三角保ち合いの下限切上げラインも控えています。
週足
週足の様子です。
冒頭言及した1.12000のキリ番というのは、昨年2020年7月から8月末にかけての急上昇の起点となった安値であり、かなり意識されるのではと見ています。
加えてチャート上に赤の折れ線で示した波動に注目すると、現在までA->B->C(丸文字)と推移してきており、今は下降3波目と見ることができます。
現在の価格水準はすでに1波目の1.618を超えてきており、週足という長期足での達成感が出るポイントでもあります。
・月足下降トレンドラインへの戻り地点
・1.1200という心理的節目(キリ番)
・週足波動の一つの達成感
・昨年の急上昇の起点
の4つが重なるエリアということから、ショート勢の利確が入りやすいポイントとして注目しています。
ただ、仮に反発したとしても週足レベルでのこれだけの下降トレンドをそう簡単に転換させられるとは考えておらず、
ある程度戻しを形成してからの戻り売りスタンスは継続です。
【EURUSD】相場分析20211001 ユーロドルは1.16割れで1.14を目指す展開となるか