市場心理分析

相場はなに(WHAT)で動くのか?

こんにちは、サバイサバイFXです。

この記事では、相場はなぜ、なにで動くのかという相場の原理・原則について僕の見解を共有していきたいと思います。

 

結論を先に述べてしまうと、相場は投資家心理で動きます。もう少し具体的に言うならば、投資家心理によって動かされる注文で動きます。

僕の考えを表したものが以下の図です。

 

 

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中央に投資家心理があります。

これらがトリガーとなって注文が生まれます。

注文には新規のポジションを立てるための買いまたは売り注文と、ポジションをクローズするときの決済注文があります。

相場は買い注文が売り注文より多ければ上昇し、買い注文より売り注文が多ければ下がりますが、買いと売りの注文は新規注文だけではありません。決済注文と合わせて考えることで相場がまた違った姿で見えてきます。

投資家心理と注文による相場の動きは以下のカテゴリの記事で詳しく説明しています。

 

市場心理分析

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投資家心理には大別すれば欲と恐怖しかありません。

細かく見ていくと相場のステージに応じて異なる投資家心理が現れますが、それらも上の二つに分類できるでしょう。

興味のある方は、相場のステージに応じて投資家心理がどのように変化していくのかを解説した以下の記事も参考にしてみてください。

ウォールストリート・チートシート(Wall Street Cheat Sheet)から市場参加者の心理を意識しよう

こんにちは、サバイサバイFXです。 今回は市場心理に関するトピックとして、ウォールストリート・チートシート(Wall Street Cheat Sheet)を紹介します。 相場は人間心理が動かすもので ...

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それでは投資家心理に影響を与える要素には何があるでしょうか?

それらが図の左側に記載されています。

 

ファンダメンタルズというのは、各国の財政状況、金融政策、経常収支、物価上昇率、雇用状況、経済成長率などの経済の基礎的条件のことです。

株式の場合は企業の業績や業績見通しもここに含まれるでしょう。

経済指標はファンダメンタルズに記載した内容を構成する各種指標です。例えば失業率や失業保険の申請件数、小売売上高や住宅や耐久財受注などの指数が該当します。

要人発言は各国政府要人や中央銀行の総裁・高官らがマクロ経済状況や今後の金融政策の見通しに対してする発言です。

 

その下にあるチャートはチャートの形状や節目となるラインです。

例えばWトップや三尊といったチャートフォーメーションは上げ止まりや下げ止まりを示唆するサインとして投資家の共通認識となっています。これらのサインが投資家の心理に影響し、新規の注文や利益確定、損切りといったアクションを起こさせるものと考えることができます。

 

地合いというのはムードと言い換えることもできます。相場を支配する空気感みたいなものです。

例えば2022年6月現在、仮想通貨のマーケットが大きく下落しています。

仮想通貨ファンドが破綻したり、取引所が取引を停止したりと連日ネガティブなニュースが続き、投資家心理は非常に悪いです。

このような状況が続くと、仮想通貨への投資関心も薄れ、価格的には例え魅力的な水準にあっても投資家が積極的に買いたくなる状況ではないため、一時的な反発はあっても上昇が継続することは少なくなります。

仮想通貨を取り巻く地合いが悪い状況と言えるでしょう。

 

これらの要因が単独で投資家心理に作用することもあるでしょうし、それぞれの要素が絡み合って影響することもあると思います。

好調な経済指標が発表されたとしても、多くの投資家がそれを重要だとみなさなければ相場は反応しないですし、価格がチャート状の節目にある状態で経済指標が発表されたことで、大きく動くこともあります。

 

 

いかがでしたでしょうか。

今まで投資家心理に注目してこなかった方も、これを意識することでチャートの見方が変わってくることと思います。

以下の記事ではチャートの形状に応じて投資家心理をどう読み解くのかを具体的に解説しています。

興味を持った方はぜひ参考にしてみてください。

 

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