こんにちは、サバイサバイFXです。
今回はオンラインチャートプラットフォームTradingViewで僕が開発したオリジナルインジケーター「Color Changing MACD(トレンド強弱で色が変わるMACD)」を紹介します。
シンプルなMACDのインジケーターですが、トレンドの強弱によって色が変わるため、トレンドの移り変わりを視覚的に確認することのできるMACDです。
概要
このMACDはトレンドが初期、進展期、終了期と移り変わるにつれ色が変化するため、トレンドの強弱を視覚的に判断することができます。
トレンドの強弱はMACDラインとシグナルラインの幅で判断します。
MACDは移動平均線を元にしたインジケーターであるため、トレンドが進展するにつれMACDラインとシグナルラインの幅は徐々に広がります
一方で、トレンドが終盤に差し掛かかるにつれ上記の幅は狭まります。
インジケーターはこのMACDの特徴を色で可視化します。
MACDとは?
MACDとはMoving Average Convergence Divergence(移動平均線の収縮と拡散)の略で、1970年代後半にジェラルド・アペルによって作成されたテクニカル分析の指標です。トレンドの強さ、方向、勢いの変化を明らかにするように設計されているオシレーター系のインジケーターの一つです。
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オシレーター
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色の変更ロジック
MACDの色は以下のロジックで変化します。
色の変更ロジック
- 緑:上昇トレンドにおいて、MACDラインとシグナルラインの幅が前のローソク足のそれよりも拡大している場合
=>トレンドの勢いが強まっていることを示唆 - 紫:MACDラインとシグナルラインの幅が前のローソク足のそれよりも縮小している場合
=>トレンドの勢いが弱まっていることを示唆 - 赤:下降トレンドにおいて、MACDラインとシグナルラインの幅が前のローソク足のそれよりも拡大している場合
=>トレンドの勢いが強まっていることを示唆
サンプルチャート(クリックして拡大表示)
緑の矢印で示した部分は上昇トレンドの勢いが増すにつれ、MACDラインとシグナルラインの幅が徐々に拡大していきます。(色が緑に変化)
その後トレンドの勢いがなくなるのに伴い、MACDラインとシグナルラインの幅が減少し、紫色に変化します。
機能
色変更
上記のロジックでMACDとシグナルラインの色を変更します。また両ラインの間をラインと同じロジックで塗りつぶすことも可能です。
シグナル
ゴールデンクロスとデッドクロスでシグナルを表示
上記のチャートで緑と赤の▲の表示がシグナルです。
アラート
ゴールデンクロスとデッドクロスでアラートを設定可能
インジケーター開発のコンセプト
「良いインジケーターとはトレーダーの判断を手助けしてくれるものである。」
をコンセプトに開発を行っています。
今回紹介したインジケーターの他にも様々なオリジナルインジケーターをTradingViewで公開しています。
興味のある方は以下のTradingViewのページから他のインジケーターも確認してみてください。もしかしたら皆さんにとっても便利なインジケーターが見つかるかもしれません。
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最後に、このインジケーター良かったよ!という方は以下のリンクからTradingViewで高評価していただけると、今後のインジケーター開発の参考になります。
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