こんにちは、サバイサバイFXです。
個別銘柄のエリオット波動を考察する波動分析シリーズ。
今回は為替の中からドル・スイスフランを取り上げます。
日本人投資家にはあまり馴染みのない通貨ペアかもしれませんが、米ドルとスイスフランのペアということで主要ドルストレートペアの一つであり、世界で6番目に取引量の多い通貨ペアです。(Statista調べ)
そんなドルスイス(ドルフラン)の長期エリオット波動はどのようなものなのか、今後どのような波動が考えられるのかを考察していきたいと思います。
年足
まずは超長期の年足から見ていきます。
年足では1972年からの下落に3段下げの形が見られます。
また、2008年以降は横ばい状態が続いていることから、下落トレンドの終盤における底値圏を形成中と考えることができます。
もちろん、この動きが底値とならずにさらに長期下降トレンドが継続していく可能性も考えられるのですが、一旦は3段下げの形に下降5波をプロット、2008年からの動きについては下降5波に対する調整波形成中というように捉えておきます。
月足
2008年以降の動きを月足で見ていきます。
2008年以降は3波構成で推移していると見ています。(2つのabcのセット)
つまり、3-3と動いているので、調整波のリズムに合わせると3-3-5という波動構成から今後は5波が発動し、(C)波を形成していくのではという見立てです(ブラックⅠーⅤ)。
次は時間軸を見ていきます。
(a)波形成の時間に対し、(b)波形成は(a)波のおよそ1.618倍かかっています。
このことから考えると、(c)波形成には(a)波の2.618から3倍くらいかけて波を作っていくのではと見ています。
(c)波の価格軸での到達点としては(a)波の1.272-1.618の範囲と見ると、チャートにグリーンのボックスで示したあたりが(c)波の終点になるのではという予測です。
時間にしては2025年年末から2027年の年末にかけてでしょうか。
シナリオの一つとして超長期単位での動きを楽しみにしていきたいと思います。
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波動分析
株価指数や為替、コモディティ、仮想通貨の特定の銘柄についての長期波動サイクル分析の記事です。エリオット波動理論をベースとしていますが独自の波動観を取り入れたものになっています。 波動の見方やトレードへ ...
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