株式投資

【アークETF完全ガイド】日本でも買えるアークイノベーションETF(ARKK)の購入方法

こんにちは、サバイサバイFXです。

この記事ではアークイノベーションETFの購入方法について詳細に解説していきます。

「破壊的イノベーションに投資する」のコンセプトで有名なアークイノベーションETFですが、そもそもアークイノベーションETFとは何かというところから、全構成銘柄一覧、ナスダックとの比較、チャートの見方、ETFの買い方までこの記事一つで網羅できるよう詳しく解説します。

実は日本でも購入することができるので、テクノロジー株やこれから伸びる最先端技術へ投資したい方は必見の内容です。

 

こんな人にオススメ

  • アークイノベーションETFを買いたいけれど、どこでどうやって買えばいいのかを知りたい
  • アークイノベーションETFの構成銘柄を知りたい
  • アークイノベーションETFとナスダックの違いを知りたい
  • アークイノベーションETFと米国株ETF(SPYやQQQ)とのパフォーマンスの比較を知りたい
  • アークイノベーションETFのチャートの見方を知りたい

 

 

アークイノベーションETFとは?

アークイノベーションETFとは、キャシー・ウッド氏が2014年に設立した資産運用会社アーク・インベスト・マネジメント(ARK)が運用する、破壊的イノベーション(以下で説明)に焦点を当てたETFです。

要は、アーク・インベスト・マネジメントという資産運用会社が投資家からお金を集め、そのお金を破壊的イノベーションを生み出すと期待されている企業の株式に投資し、利益を投資家に分配しているということです。

ETF(上場投資信託)なので、株式と同様に証券会社を通じて市場で自由に売買することができ、また、価格は株式同様に市場にてリアルタイムで値動きしているため、好きなタイミングで注文を出すことができるのが特徴です。

 

キャシー・ウッドとは?

キャシー・ウッド氏はアーク・インベスト・マネジメントの創業者であり、CEOでありポートフォリオマネージャー(*)です。
(*ポートフォリオマネージャーとは株式や債券などを組み合わせた運用資産を管理する人のことで、一般的にはファンドマネージャーと同じ意味で使われています。)

アーク・インベスト・マネジメントの創設前は、アメリカの老舗金融サービス会社キャピタルグループやヘッジファンドにて、エコノミスト、ポートフォリオマネージャー、マネージングディレクターとしてキャリアを重ねてきた金融業界のエキスパートです。

2020年にはブルームバーグ・ニュースのBest Stock Pickerに選ばれています。

またフォーブス社が選ぶ、ビジネス、政治、科学などの分野で50歳を超えて活躍する女性50人、"50オーバー50"にも選出されています。

Bloombergなどの経済専門メディアでは目にしない日はないくらい注目されている方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キャシー・ウッド氏(写真はhttps://ark-funds.comから引用)

 

破壊的イノベーションとは?

アーク・インベスト・マネジメントによると、破壊的イノベーション(disruptive innovation)とは"世の中の仕組みを根本から変えてしまう製品やサービスを生み出す技術"と定義されています。

ここには人工知能(AI)やロボティクス(自動化)、自動運転、DNA情報解析(DNA sequencing etc.)、ブロックチェーンなどが含まれています。

アークイノベーションETFはこのような技術に関連する企業へ投資するETFです。

 

 

アーク・インベスト・マネジメントが運用するETFの種類

アーク・インベスト・マネジメントは多数のETFを提供しています。

もっとも有名なのはこの記事で説明する破壊的イノベーション全般に投資するETF アークイノベーションETF(ARKK)ですが、それ以外にも以下のようなETFが提供されています。

テクノロジーに関心のある方は、これを見るだけでもワクワクしてくるのではないでしょうか。

 

ティッカー

名称

説明

ARKK

アークイノベーションETF

人工知能(AI)やロボティクス、自動運転、DNA情報解析、ブロックチェーンといった破壊的イノベーション全般に投資するETF

ARKW

アーク・ネクストジェネレーションインターネットETF

次世代インターネットに投資するETF

ARKG

アーク・ゲノミックレボリューションETF

遺伝情報解析に投資するETF

ARKQ

アーク・オートノマステック・アンド・ロボティクスETF

自動運転に投資するETF

ARKF

アーク・フィンテックイノベーションETF

フィンテックに投資するETF

ARKX

アーク・スペースエクスプロレーション・アンド・イノベーションETF

宇宙探査技術に投資するETF

PRNT

3DプリントETF

3Dプリント技術に投資するETF

IZRL

アーク・イスラエル・イノベーティブETF

イスラエルのイノベーション企業へ投資するETF

CTRU

アーク・トランスペアレンシーETF

世界でもっとも透明性の高い企業100社の株価に連動するETF

 

ARKKが破壊的イノベーション全般に投資するETFで、それ以外はAIや自動運転などの各領域に特化したETFということができます。

 

 

アークイノベーションETFの構成銘柄

ここではアーク・インベスト・マネジメントの旗艦ETFであるアークイノベーションETFの構成銘柄を見てみましょう。(データは2022年5月時点)

 

Top10

構成比率の上位10%です。

ズームやテスラ、コインベースなど一度は目にしたことのある企業ではないでしょうか。

 

企業名 ティッカー 構成比率 (%) 事業内容
ZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-A ZM

9.5%

オンラインビデオ会議ツールの販売
TESLA INC TSLA

8.63%

電気自動車の製造販売
ROKU INC ROKU

8.04%

ビデオストリーミング用デジタルメディアプレーヤーの製造販売
BLOCK INC SQ

5.71%

Squareなどのモバイル決済サービス提供
EXACT SCIENCES CORP EXAS

5.47%

早期がんの検出を専門とする分子診断サービスの提供
TELADOC HEALTH INC TDOC

4.77%

遠隔医療サービス提供
COINBASE GLOBAL INC -CLASS A COIN

4.59%

仮想通貨交換業
CRISPR THERAPEUTICS AG CRSP

4.43%

医薬品の製造販売
UIPATH INC - CLASS A PATH

4.43%

ビジネスオートメーションシステムの開発・販売
TWILIO INC - A TWLO

4.17%

クラウドコミュニケーションプラットフォームサービスを提供

出展: https://ark-funds.comの情報を元にサバイサバイFX作成

 

 

全銘柄

 

企業名 ティッカー 構成比率 (%)
ZOOM VIDEO COMMUNICATIONS-A ZM

9.5%

TESLA INC TSLA

8.63%

ROKU INC ROKU

8.04%

BLOCK INC SQ

5.71%

EXACT SCIENCES CORP EXAS

5.47%

TELADOC HEALTH INC TDOC

4.77%

COINBASE GLOBAL INC -CLASS A COIN

4.59%

CRISPR THERAPEUTICS AG CRSP

4.43%

UIPATH INC - CLASS A PATH

4.43%

TWILIO INC - A TWLO

4.17%

INTELLIA THERAPEUTICS INC NTLA

3.44%

UNITY SOFTWARE INC U

3.04%

SHOPIFY INC - CLASS A SHOP

2.88%

DRAFTKINGS INC-CL A DKNG UW

2.72%

BEAM THERAPEUTICS INC BEAM

2.58%

SPOTIFY TECHNOLOGY SA SPOT

2.39%

ROBINHOOD MARKETS INC - A HOOD

2.32%

PAGERDUTY INC PD

2.28%

SIGNIFY HEALTH INC -CLASS A SGFY

2.05%

GINKGO BIOWORKS HOLDINGS INC DNA

1.97%

ROBLOX CORP -CLASS A RBLX

1.9%

FATE THERAPEUTICS INC FATE

1.82%

10X GENOMICS INC-CLASS A TXG

1.5%

TWIST BIOSCIENCE CORP TWST

1.44%

STRATASYS LTD SSYS

1.23%

VERACYTE INC VCYT

1.09%

PACIFIC BIOSCIENCES OF CALIF PACB

0.89%

TUSIMPLE HOLDINGS INC - A TSP

0.89%

INVITAE CORP NVTA

0.78%

MATERIALISE NV-ADR MTLS

0.76%

2U INC TWOU

0.69%

CERUS CORP CERS

0.67%

NVIDIA CORP NVDA

0.4%

BERKELEY LIGHTS INC BLI

0.28%

COMPUGEN LTD CGEN

0.13%

DREYFUS GOVT CASH MAN INS

0.1%

SEA LTD-ADR SE

0.01%

出展: https://ark-funds.comの情報を元にサバイサバイFX作成

 

アークイノベーションETFは35-55の銘柄への投資をコンセプトとしているため、将来的にこの中での多少の変動は想定されます。

 

 

アークイノベーションETFの投資先(テクノロジー別ブレイクダウン)

アークイノベーションETFの投資先をテクノロジー別に見てみましょう。

クラウドテクノロジーやEコマース、ブロックチェーン、機械学習といったテクノロジーが上位に並びます。

 

 

技術 割合(%)
クラウドコンピューティング

14.4

デジタルメディア

12.8

Eコマース

8.3

ブロックチェーン

6.8

遺伝子治療

6.8

モバイル

6.2

ビッグデータ&機械学習

5.4

IoT

5.2

バイオインフォマティクス

5.1

計装

4.3

分子診断

4.1

次世代シーケンシング

4.0

ロボティクス

3.8

蓄電

3.2

ゲノム解析

2.6

3Dプリント

1.7

自動運転

1.6

分子標的治療

1.0

インフラ開発

1.0

ソーシャルプラットフォーム

1.0

表・グラフはhttps://ark-funds.comの情報を元にサバイサバイFX作成

 

 

アークイノベーションETFの投資先(セクター別ブレイクダウン)

投資先セクター別に見ると、ヘルスケアと情報技術で半分以上を占めています。

 

グラフはhttps://ark-funds.comの情報を元にサバイサバイFX作成

 

アークイノベーションETFの投資先(地理別ブレイクダウン)

アークイノベーションETFが投資する企業の地理別ブレイクダウンを見ると圧倒的に欧米が多いことがわかります。

 

北米(91.32%)

西欧(7.42%)

アジアパシフィック(1.10%)

アフリカ・中東(0.17%)

(出展:https://ark-funds.com/ 2022年4月30日時点)

 

 

ナスダック100との違い

テクノロジー株というと、ナスダック100を思い浮かべる方も多いと思いのではないでしょうか。

テクノロジーへの投資ならナスダック100指数に連動するETFでもいいんじゃないの?と考える方もいると思いますので、ここではアークイノベーションETFとナスダック100の違いについて解説します。

 

ナスダック指数とは

ナスダック指数は、アメリカの株価指数のひとつです。

ナスダック指数にはナスダック総合とナスダック100指数があり、ナスダック総合指数は全米証券業協会が運営している株式市場NASDAQに上場している3,000以上の銘柄の全てを対象に算出された指数です。

NASDAQにはアップルやマイクロソフトやグーグルといったハイテク関連企業・インターネット関連企業が数多く上場しているため、ハイテクやネット関連業界の動向を把握する上での指標とされています。

一方、ナスダック100指数はナスダックに上場する金融以外の時価総額上位100銘柄のみから算出される指数であり、金融業界が含まれていないことから、よりテクノロジーよりの指数ということができます。

ナスダック100指数に連動するETFもインベスコのQQQを始め多数の商品が提供されています。

 

 

ナスダック100連動型ETFとの違い

アークイノベーションETFとナスダック100連動型ETFの違いを下表にまとめます。

両者の違いについて見ていきましょう。

 

項目

アークイノベーションETF

ナスダック100指数連動型ETF

投資のコンセプト

破壊的イノベーションを生み出す企業の調査・発掘・投資

ナスダック100指数に連動する設計

運用方法

アクティブ・ファンド

パッシブ・ファンド

目標収益


高い

低い

構成銘柄

35-55

100

コスト

高い

低い

Expense Ratio

0.75%

0.2%

 

1.投資のコンセプトが違う

最初の相違点は投資のコンセプトそのものや金融商品としてのコンセプトの違いでしょう。

ナスダック100連動型ETFはナスダック指数と連動して動くように設計されたETFです。

NASDAQ市場が成長し、ナスダック100指数が上昇するのに伴って、それに応じたリターンが得られるETFとなっています。

このような市場全体の平均的な収益を獲得することを目的としたファンドのことをパッシブ・ファンドと呼びます。

一方のアークイノベーションETFは、破壊的イノベーションに投資するというコンセプトのもと、将来世の中を根本から変えてしまうような製品やサービス、市場を入念に調査・予測し、市場の平均的な収益率を上回る運用成果をあげようとするものです。

このようなタイプのファンドをアクティブ・ファンドと呼びます。

 

 

2.構成銘柄が違う

1で言及したように、ナスダック100連動型ETFはナスダック指数と連動して動くように設計されたETFです。

つまり、ナスダック100連動型ETFを買うということは、ナスダック100指数算出に選ばれた企業全般に投資する行為ということができます。

一方のアークイノベーションETFは、テクノロジー企業の中から将来破壊的イノベーションをもたらすと考えられる企業を調査して選ばれた35-55の特にエッジのある銘柄に集中投資する行為ということができます。

例えばマイクロソフトやグーグルを運営するアルファベットはナスダック100の構成銘柄ではありますが、アークイノベーションETFの組み入れ銘柄ではありません。

 

 

3.収益目標が違う

1で述べたように、その投資コンセプトや商品設計上の違いから、目標とする収益が異なります。

アークイノベーションETFが、将来革新的な商品・サービスを生み出す可能性のある企業に集中投資することで、市場平均以上のパフォーマンスを狙うのに対し、指数連動型ETFは市場平均と同程度のパフォーマンスを狙うものです。

前者がより高いリターンを狙い、後者は安定的ながらも低いリターンを狙う商品ということができるでしょう。

 

 

4.コストが違う

投資商品を選ぶ際の重要なポイントの一つにコストが挙げられます。

1でアクティブファンドとパッシブファンドの違いについて解説しましたが、アークイノベーションETFをはじめとするアクティブファンドは、投資対象である市場や個別銘柄の調査に掛かる費用を名目に、コスト(投資家が運用会社に払う手数料)が全般的に高めに設定されています。また、ファンド内で売買を頻繁に行うことも、コストがかさむ要因として考えられています。

一方の指数連動型ETFのようなパッシブファンドは全般的にコストが低く設定されています。

コスト(リスク)も高いが高いリターンも期待できる商品か、コスト(リスク)も低いがリターンもそれなりという違いが出ていると言えるでしょう。

 

 

アークイノベーションETFはこんな人に向いている

ここまでアークイノベーションETFの成り立ちやその特徴、ナスダック100指数との違いについて解説してきました。

以上を踏まえて、どんな人がアークイノベーションETFへの投資に向いているか、僕なりの見解を共有したいと思います。

 

アークETFはこんな人に向いている

  • テクノロジー企業の中でも最先端技術を研究・開発している企業に投資したい
  • インデックス投資よりも高いパフォーマンスを期待したい

 

一口にテクノロジー企業といっても、アマゾンやグーグルのようにインターネット上でのサービス提供からリアルな世界での物流や小売、情報インフラ提供など社会的インフラになりつつある企業から、SNSを運営しているインターネット関連企業まで様々です。

このようにテクノロジー企業全般に広く・浅く投資をすることで、平均的なパフォーマンスを狙いたいという場合はナスダック100指数連動型ETFが適していると言えるでしょう。

一方で、まだ一般的には知られていないけれども、将来革新的な製品やサービスを生み出す可能性のある企業に重点的に投資をし、より高いリターンを狙いたいという場合にはアークイノベーションETFが適していると言えます。

また、どちらか一方だけに投資をするのではなく、ナスダック100に連動するETFを保有、または購入を検討している方であっても、一部資金をアークイノベーションETFに回すというのも選択肢です。

 

 

アークイノベーションETFのチャートの見方

アークイノベーションETFを購入したいけれども、その前に過去の値動きを見たいという方は、TradingViewを使うのがオススメです。

証券会社の口座を解説しなくても、メールアドレスだけでアカウントを作成すれば世界中の株式指数、ETFのチャートを確認することができます。

アークイノベーションETFのティッカーコードはARKKです。

 

Step1 TradingViewのアカウント開設(無料)

アカウント開設は以下のリンクからEメールアドレスだけで行えます。

 

 

Step2 TradingViewでティッカーコードARKKを指定

ARKKの長期週足チャートです。

コロナショック以降、各国株価が上昇したのと同様に大きく上昇していることが確認できます。

2021年11月にFRBが金融引き締めを発表してからは下げが加速し、2022年5月時点ではコロナショックの安値付近まで下げている形です。

 

 

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アークイノベーションETFの過去のパフォーマンス

アークイノベーションETFの過去のパフォーマンスはどの程度だったのでしょうか。

米国株指数連動型ETFの代表商品と比較してみたいと思います。

 

コロナショック以降の上昇

以下はアークイノベーションETFと他の代表的な米国株指数連動型ETFにおける、コロナショック以降の上昇率の比較です。

SPYはS&P500連動型ETFの代表商品、QQQはナスダック100連動型ETFの代表商品です。

ARKKのパフォーマンスがずば抜けていることがわかると思います。

 

ティッカー

説明

コロナショックから最高値までの上昇率(%)

ARKK

アークイノベーションETF

380

SPY

SPDR S&P500 ETF

120

QQQ

インベスコ QQQ

146

 

 

過去のパフォーマンス比較

ARKKがスタートしたのが2015年なので、それ以降のパフォーマンスを前述のSPYとQQQと比較した結果がこちらです。

グラフはYahoo Financeのデータを元にサバイサバイFX作成

 

2017年、2020年はARKKのパフォーマンスが際立って高い一方で、FRBが金融引き締めに舵を切った2021年はもっとも低いマイナスパフォーマンスとなりました。

2015年から2021年までのトータルで見ればARKKがもっとも高いパフォーマンスを出しています。

 

 

アークイノベーションETF(ARKK)の買い方

ここまで読んでくださった方の中には、アークイノベーションETFを買ってみたいと思われた方もいるかと思います。

ここからは日本国内でアークイノベーションETFを購入する方法について解説をしていきます。

 

残念ながら日本の証券会社でアークイノベーションETFを扱っているところは非常に少ないです。

2022年5月時点では、インヴァスト証券とLINE CFDの二つが唯一購入できる証券会社です。

以下では二つの証券会社が提供する商品について解説していきます。

セクションの最後には二つの証券会社のサービスの比較も載せていますので合わせて参考にしてみてください。

 

 

インヴァスト証券

 

インヴァスト証券は東京に本社を構える証券会社で、2021年11月にARKKの取引が可能となりました。

インヴァスト証券のユニークなところは、トライオートETFというETF自動売買のサービスを提供している点にあります。

 

リピート系ETF自動売買を提供

ETF自動売買「トライオートETF」とは、特定の銘柄(ARKK含む)についてあらかじめ複数の指値注文と利益確定や損切り幅を設定しておくことで、価格が指し値注文の価格に到達したら自動で約定。

相場が上昇するのに従い、決済と新規注文を自動で繰り返してくれるリピート系自動売買のサービスです。

 

トライオートETFの自動売買イメージ

 

普段は忙しくてチャートを見ることができないため、ある程度の運用資金をほったらかしで運用したいというニーズにはぴったりのサービスと言えるでしょう。

もちろん、自動売買を用いない通常の成り行き注文や指値での注文(裁量取引)も可能ですので、自身の投資スタイルに合わせた購入ができるのがポイントです。自動売買と裁量取引を組み合わせて投資することも可能です。

 

ETFのリピート系自動売買を提供しているのはインヴァスト証券のみ

寝ている間もお金があなたの代わりに働きます

 

 

多数のETF商品

アークイノベーションETF以外にも、米国株のS&P500やナスダック100連動型ETF、原油やゴールドのETFなど多数のETF商品を取り揃えていることも魅力でしょう。

 

 

また、50%以上のユーザーが株式投資の初心者であることから、初心者の方にとってもハードルが低く安心して投資をスタートできるサービスを提供している点が強みと言えます。

 

 

 

インヴァスト証券の公式サイトで詳細を見る

 

インヴァスト証券「トライオートETF」

 

 

LINE CFD

 

LINE CFDはLINE証券が提供するCFD取引のサービスです。

「米国株を0.1株単位からはじめることができる」のキャッチコピーの元、数百円から米国株投資を始めることのできるサービスを提供しています。

 

最低投資金額は161円から

アークイノベーションETFの最低購入資金は161円(2022年5月時点)と少資金で投資を始められることが最大のポイントでしょう。

 

 

個別株のCFD取引やアジア株ETFも取り揃え

取扱商品数では、インヴァスト証券よりもLINE CFDのラインナップが圧倒的に豊富な商品数を取り揃えています。

LINE CFDでは米国株の個別銘柄のCFD取引に加え、韓国や台湾、オーストラリア株式のETF、さらにアーク・インベスト・マネジメントが運用するアークイノベーションETF以外のETFも取引することができます。

 

 

テスラやツイッター、デルタ航空など米国有名企業の株式をCFDで取引可能

 

 

台湾株や韓国株のETFも取り揃える

 

 

アーク・インベスト・マネジメントが運用する他のETFも購入できるのは日本では珍しい

 

 

LINE CFDの公式サイトで詳細を見る

 

↓LINEアカウントで口座を開設するにはこちら↓

LINE証券 CFD口座開設

 

 

商品比較表

インヴァスト証券とLINE CFDの商品・サービス比較です。

 

項目

インヴァスト証券

LINE CFD

取引できるアークETF

アークイノベーションETF(ARKK)

アークイノベーションETF(ARKK)

アークフィンテックETF

アーク次世代インターネットETF

取引方法

CFD

CFD

レバレッジ

5倍

5倍

ARKKの最低購入金額

1300円~


(ARKKの価格を48USDとし, 1 USD=127円で日本円換算した時の必要証拠金)

161円~

取引単位(1ロットはETFの現在の価格)

自動売買: 1ロットから

裁量取引: 10ロットから

0.1ロットから

売買手数料

0円


スプレッドはあり

0円

スプレッドはあり

口座開設・管理費

0円

0円

金利調整額

買い建玉= - ( 前週木曜日の終値 * 保有口数 * (基準金利 + 2.5%) * 付与日数/365※1 )


売り建玉= 前週木曜日の終値 * 保有口数 * ( (基準金利 - 2.5%) - (1% + カバー先金利) ) * 付与日数/365

基準金利は翌日物銀行資金調達金利

買い・売り共に0.001USD/日

特徴

ETF自動売買と裁量取引の双方を提供

豊富な商品数

最低購入金額の低さ

公式サイト

※以前はIG証券やサクソバンクでもARKKのCFD取引を提供していたようですが、2022年5月時点ではサービスを停止しているようです。

 

最低購入金額の低さと商品の取り揃えの点ではLINE CFDに軍杯が上がります。

一方、インヴァスト証券はETFの自動売買と裁量取引の両方を提供している点が強みと言えます。ETF自動売買サービス「トライオートETF」は業界唯一のユニークなサービスです。

アークイノベーションETFに投資はしたいが、チャートを見ての裁量取引ではなく、中長期でほったらかし運用をしたいという方には非常に適した商品・サービスと言えるでしょう。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただいた方は間違いなくテクノロジーに興味のある方だと思います。長文にお付き合い頂きありがとうございます。

日本ではなかなか扱っているブローカーが少ないということで、まだまだ知名度は高くないETFだと思いますが、技術は日進月歩で発展しています。

いずれ日本国内でも人気が出てくるかもしれませんね。

 

この記事は銘柄一覧など適宜更新していきますので、ブックマークなどしておいていただくといざ投資を行うという時に役に立つと思います。

 

 

僕が使っているチャートツールTradingviewはこちら



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