チャートはドル・スイスフランの週足チャートです。
2021年6月ごろから1年近く、赤の水平線で示した長期レンジ相場にありましたが、先週レンジを上方ブレイク。
レンジ上に控えていた0.9460の高値も合わせてブレイクし、長期上昇トレンド入りが期待できる場面にあります。
一方で、現在のレート水準は、2019年4月高値からの下落トレンドの半値から61.8%戻しの水準でもあり、より長期の時間軸(月足レベル)で見たときの戻り売りの水準とも捉えることができます(オレンジのバンド)。
一度反落するような展開になれば、押し目が形成されるのを観察しロングを狙っていきたいところ。
ファンダメンタル的要素による上昇後押しも期待できるかもしれません。
ドル円やユーロドルが両国の金融政策の差や金利差で大きくトレンドが出ている状態にありますが、それらと同様にドルとスイスフランも、金融引き締めを加速させようとしているアメリカに対し、スイスはまったく引き締めに向かう様相を見せていないという組み合わせです。
今までこう着状態だったのが不思議なくらいですが、金融政策や金利差以外の要因もあるのでしょう。
遅咲きタイプとしてこれからドル高方向に伸びていく可能性のあるペアとして注目です。
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