【サマリ】
ドルフランは週足で逆三尊形成、日足ではWボトムと、週足レベルで2年以上続く下降トレンドから上昇トレンドへの転換の兆しが見えて始めています。
FOMCによる急騰からの押し目買い戦略の考察です。
【環境認識&詳細】
月足
20年スパンで見れば長期下降トレンド。
ここ10年間はスイスフランショックの安値と1.02685の間のレンジ相場となっています。
ブラック斜線で示した安値切り上げラインの裏側に回ってきているので、再びライン際まで上昇した時の売り圧力には警戒したいところです。
週足
大きな逆三尊を形成中。
1月からの上昇でブレイクできなかった下降チャネルをブレイクし、週足レベルで上昇トレンド発生となるかどうかに注目です。
波動の観点ではパープルの下降5波に対する修正波を形成中と捉えており、現在はC波を形成していると見ています。
日足
4月につけた高値(5)からの下降が0.895付近でWボトムをつける形で下げ止まり、そこからFOMCを受けて急騰。
現在は高値(5)からの下降波の半値付近(ピンクのゾーン)で一旦調整が入ってきたという場面です。売り手からすれば戻り売りのポイントでもあるのでまずはFOMCでつけた高値を超えられるかでしょう。
下記4時間足での考察の通り、まずはFOMC高値までを狙いとしますが、それを超えられれば週足下降チャネル上限まで(Tp2)、さらに伸びれば4月高値まで(Tp3)を狙いとします。
4時間足
FOMCでの急騰を4時間足3波と捉え、現在は4波を形成中と見ています。
この4波が上昇フラッグとなり、5波発動して4月の高値(5)を目指す流れが狙いです。
フラッグ抜けでロングを検討、一旦はFOMCでつけた高値までを値幅の目標とします。
来週は月末週かつ四半期末です。4月からのドル安の流れ、6月FOMCの急騰を受けてどのような期末フローになるのかはわかりませんが、特に29日30日の動きには注意したいと思います。