こんにちは、サバイサバイFXです。
様々な資産クラスの中から一つの銘柄をピックアップし、その長期エリオット波動を分析する波動分析シリーズ。
今回はドイツの株式指数であるDAXを取り上げます。
長期エリオット波動全体構造
年足
まずは年足からです。
1971年から90年代後半にかけての上昇を1波(Ⅰ)。
そこから下落し2003年にボトムをつけるまでの押しを2波(Ⅱ)と捉え、現在に至るまでの上昇を3波(Ⅲ)と捉えます。
2022年1月時点にレートは1波のフィボナッチ2水準まで到達しており、年足の(Ⅲ)波は終了を迎えた可能性も考えられます。
月足
年足(Ⅲ)波の部分に注目してください。
ブラックでプロットしたように5波構成の推進(Ⅰ~Ⅴ)を確認することができます。
(Ⅲ)-Ⅴ波はまだ伸びていく可能性もありますが、もし(Ⅲ)波が終了ということであれば、今後ブラックで示した調整波abc波が推進し、年足の(Ⅳ)となる可能性も見ることができます。
週足
(Ⅲ)-Ⅴ波が終了している可能性がある理由の一つは週足で5波が確認できることです(シナリオ1: パープル①~⑤)。
⑤の頂点から急落の動きがみられますが、これを月足a波の開始と捉えるのが一つ目のシナリオにおける波の解釈。
この後、グレーの波で示したように、さらに3波(グレーABC)推進してから5波で下落(①~⑤)していくという動きです。
シナリオ1
もう一つの解釈は(Ⅲ)-Ⅴ波がまだ終了しておらず、パープル⑤からの急落がグリーンの波で示した週足5波の4波に該当するという見立てです。(シナリオ2: グリーン④)
この場合は今後青の波で示した5波構成での上昇が見られることに加え、16300ユーロの最高値を超えてくる展開となるかどうかがポイントでしょう。
米国に加え、欧州でもこれから金融引き締めに向かっていく中で、欧州株価がどのように推移していくかも楽しみです。
シナリオ2
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波動分析
株価指数や為替、コモディティ、仮想通貨の特定の銘柄についての長期波動サイクル分析の記事です。エリオット波動理論をベースとしていますが独自の波動観を取り入れたものになっています。 波動の見方やトレードへ ...
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