こんにちは、サバイサバイFXです。
仮想通貨の冬入りが騒がれていますね。
この投稿では、過去の仮想通貨の”冬”ではどの程度の期間停滞が続いたのか、ビットコインを例に振り返ってみたいと思います。
直近最高値から60%以上の下落を冬と定義
ビットコインの長期チャート(週足)
チャートはビットコインの長期週足チャート(2011~, ログスケール)に直近高値からの下落率(赤)を表示したものです。
直近の最高値から2ヶ月以上に渡って60%以上の下落した時期を仮想通貨の冬とすると、2010年に最初のビットコインの商取引が成立して以来、現在まで冬は3回あります。(青のバンド)
①2013年4月から2013年7月まで(84日) 下落率: 75%
②2013年11月から2015年1月まで(413日) 下落率: 86%
③2017年12月から2018年12月まで(364日) 下落率: 84% =>仮想通貨バブル崩壊
※コロナショックでの下落は60日を経ずに回復したため除外
歴史が浅いため冬入りした回数も少ないですが、2回の大きな冬はいずれも1年以上続いています。①と②は時期が近いこともありまとめて見るならば全てが1年以上と言うこともできます。
ビットコインの現在の状況
2022年5月27日現在、ビットコインは2021年11月につけた最高値から現在まで62パーセントの下落を見せており、190日以上に渡って下落が続いています。上の定義に従えばすでに冬入りと言えます。
5月上旬のステーブルコイン事件以来、ここ数週間はガラスの天井でもあるかのように上値の重い展開が続いており、冴えない状況です。
以前の記事では、ビットコインは過去10数年間に渡り、2-3年かけて上昇した後80%規模の下落が起きていることをお伝えしました。(下記リンク参照)
これからまだまだ続く冬の可能性に備え始めても良いのかもしれません。
この記事はTradingViewでエディターズピックに選ばれたアイデアを記事化したものです。
参考になったという方はTradingViewで高評価(以下リンク)をしていただくと、皆さんにとってどのような記事が参考になるのか次回の執筆内容の参考となります。
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