来週以降のドル円の売りと買い双方のシナリオ考察です。
・4時間足での三尊形成から下落の動き
・日足上昇チャネル下限や109.20付近を支持帯として110.30からさらに上を目指す
という二つの動きを考えています。
【環境認識】
日足
高値(5)からの下降波で日足の押し安値を割っているので、日足レベルは下目線。戻りからの下降3波目発動((B)->(C))が期待されるところですが、戻りのガイドとなっているオレンジの上昇チャネルに沿って高値(5)付近まで再び上昇していく動きも想定できます。
6/4の高値からの下落(赤の矢印)でWトップのネックラインがブレイクされた形になっています。
現在はそのブレイクの戻りを形成中と見られ、ネックラインブレイクの下げの半値付近(ピンクのゾーン)まで戻したという場面です。
売りのシナリオ
半値ゾーンは三尊の右肩にもなっており、ここで再び青の破線をネックラインとするWトップが形成されて下落していくという動きが考えられます(赤の破線矢印)。半値付近で抵抗されれば、先週のネックラインブレイクからの下降3波目が期待できるので、ショートを狙います。
ネックラインを割れば、日足オレンジ上昇チャネルの下限をブレイクする形にもなるので、赤の破線矢印で示したように、108.88(赤の実戦矢印の下げのFR1.272)から108.60(過去のサポートライン)まで下げる動きが期待できます。
先週サポートとして機能した109.20が再びサポートとなる可能性もあるので、注意が必要と見ています。
買いのシナリオ
一方で、ネックライン付近が硬いようであればオレンジのチャネルの下限とネックラインがサポートとなり上昇していく動きも考えられるので、ロングを検討。4時間の200MA(パープル)も下から回り込むように近づいてきているので、サポート要因になると見ています。
4時間足レベルで見たときには4月末からの上昇の終盤とも捉えられるので、
個人的には売りにプライオリティを置きたいと考えています。