2021年5月24日週に向けたドル円の相場分析です。
日足
ここしばらく上値が重い展開が続いているが、3月高値(5)と高値(B)を結ぶ切り下げラインと、安値(4)、(A)を結ぶラインで三角保ち合いを形成中。しばらくはこの三角内部での動きとなる可能性を見ておきたい。
波動の観点では、年初からの上昇5波に対する調整波ABCの形成で三角保ち合い下限を抜けて安値(A)を試す動きがイメージできるものの、三角をどちらに抜けるか次第。
上値方向を見ると、高値(B):109.80付近ではすでに2回頭を押さえられているため、もう一度チャレンジして抜けられなければトリプルトップからの下落の動きが現実味を帯びてくる。
その際は108.33のネックライン(5月米雇用統計安値)を突破できるかがカギ。4時間足で見ても、このラインは雇用統計の翌週に突破できなかったラインであり固さを示している。
逆に高値(B)をブレイクできれば、3月高値(5)を試す100pips近い動きが期待できる。
個人的には、三角保ち合いの内部でチャンスがあれば50pips未満の値動きを狙った短期トレードを、それ以上の値幅を狙うトレードは高値(B)やネックライン108.33を抜けてからとしたい。
4時間足
三角保ち合い下限直下には5月の雇用統計安値(ブルー破線)が控えている。ここは4時間の押し安値でもあり、ここを突破できないと下への大きな動きは生まれない。