スイスフラン円が5年続くレンジ上限の突破を目前に控え、面白い局面を迎えています。
抜ければ青天井となり、週足の次の節目である124円水準まで目立つ抵抗がない領域に入ることで長期で大きな値幅を狙う機会と考えています。
まもなく4月も終了ですので、月足・週足のローソク足がどのような引け方をするかに注目です。
月足
118.50-119円のゾーンが過去5年間に渡る天井となっています。
月足レベルで意識されている抵抗帯なので、4月のローソク足がどのような形で引けるかに注目です。
実体で抜けるようであれば、以下で考察するロングシナリオ遂行の強力な根拠となると見ています。
週足
週足波動(パープル)はダイアゴナル型推進5波を形成中。
5年レンジ上限を抜けてくれば、週足レベルでは124.00水準まで目立つ抵抗がなく、長期的にこの水準を目指す動きが出てくる可能性を見ています。
日足
長期サポートとして機能していた116.15のサポートを割ってくるかと見ていましたが、結局割れずに高値を更新してきました。
これを踏まえてオレンジの日足上昇波動は引き続き継続。現在は5波目ではないかと捉えています。
天井をトライする間隔が狭くなっているのもそれだけ買いの方が強いということでしょう。
また、スイスフラン円はユーロ円との連動性が高いとも言われています。
以下はユーロ円の日足チャートですが、こちらも高値を更新してきていることを踏まえると、フラン円も上昇していく可能性が高いと考えられます。
さて、ここからのシナリオですが、
長期のレンジ上限ということで、相当の売りポジションも蓄積されていると推測できます。
月足・週足でレンジ上限を抜ければ、それらの損切りでそのまま伸びていく可能性もあるので、プライスアクションを見つつレンジ抜けからの追従ロングを念頭に狙っていこうと思います。