FX トレード戦術

【移動平均線と水平線のみ】パーフェクトオーダーを使ったシンプルトレード手法

こんにちは、サバイサバイFXです。

この記事では移動平均線のパーフェクトオーダーを使ったトレード手法について解説します。

パーフェクトオーダーは相場が発するトレンド発生のサインの一つであり、トレンドフォローでトレードするには絶好の機会となりますが、一方で使い方を間違えるとトレンドフォロー(のつもり)でトレードしているのにも関わらず負けてしまうというように、いくつか注意すべき点があります。

 

  • パーフェクトオーダーを使ったトレードをしているけれどうまくいっていない
  • 自分の武器となるトレンドフォローの手法を学びたい

という方には参考になると思います。

この記事では、パーフェクトオーダーのサイン通りにトレードしても勝てない理由や良くある失敗例を解説しながら、どのようにパーフェクトオーダーを活用してトレードするのかという手法を解説します。

 

パーフェクトオーダーの定義やそれが意味するものといった基礎知識については以下の記事で詳細に解説しています。合わせて参考にしてみてください。

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パーフェクトオーダーのサイン通りにトレードしても勝てない理由

パーフェクトオーダーに限らず、世の中には様々なサインツールが出回っていますが、サイン通りに売り買いしても勝てないケースがほとんどでしょう。

なぜサイン通りに売り買いしても勝てないのでしょうか?

それは、サインというのは相場が一定の条件を満たしたことを表しているに過ぎないからです。

移動平均線のパーフェクトオーダーを例にとると、3本の移動平均線がパーフェクトオーダーになったというのは、

「移動平均線が3本順番に並んだ」

という事実を示しているに過ぎません。

ところが、相場の動きというのはトレンドが発生している時でさえも上昇と下降を交互に繰り返しながら動いていきます。(下図参照)

この動きを波動と呼んだりするのですが、この波の動きをうまく捉えられずにトレードすると失敗する確率は高くなります。

 

 

上の図は上昇トレンドにおいてパーフェクトオーダーが発生した時の状況を模式図として表したものですが、

パーフェクトオーダーになったからといって赤丸のようなところでロングすると、

一時的な下降波動に巻き込まれる=>含み損になる=>含み損に耐えられず損切り=>損切り後に上昇

といったことになりかねません。

パーフェクトオーダーのサイン通りに売買しているわけではないが、それでもうまくいかないという人は、ひょっとしたらこの波の捉え方が意識できていないことが原因かもしれません。

いずれにせよ、このように相場の動きを理解せずにサインが出たから売り買いをしてもうまくいかないのです。

 

 

良くある失敗例

サイン通りに売買することのほかに、よくあるパーフェクトオーダーを使ったトレードの失敗例を紹介します。

パーフェクトオーダーを使ってトレードしているけれど今ひとつうまくいかないという人は、これらに該当する取引がないかチェックしてみてください。

 

トレンドの終盤で買う、売る

いわゆる高値掴み、安値掴みというものです。

上昇トレンドだから買い、下降トレンドだから売りと盲目的にやっているとこれにハマってしまう可能性があります。

下のチャートはユーロドルの1時間足(2021年4月)チャートです。移動平均線は短期10, 中期20, 長期75の3本を表示しています。

 

赤の丸のところでパーフェクトオーダーが発生しています。(緑の△)

これを見て少し押してきたオレンジのボックスのあたりで買ったとしても、上昇するところか下落しています。

この事例の問題点はトレンドが伸びきった終盤で買っていることです。

赤丸の部分を局所的に見ると、直近の高値も更新していますし、ダウ理論的にも押し安値より上で上目線なのですが、だからといってロングをしてしまうと、上のような下げに巻き込まれてしまいます。

 

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上位足のサポート・レジスタンス付近で買う、売る

続いて以下のチャート: ポンド円4時間足(2021年1月〜2021年4月) を見てください。

長期で継続していた上昇トレンドが崩れ、下落が始まっています。

また赤丸の位置でパーフェクトオーダーが発生しています。

 

売りを狙っても良さそうな場面ですが、実際は以下のような展開となりました。

日足を見てみると以下のような上昇トレンドラインが機能しており、このラインで反発して上昇していく形となったわけです。

 

この例は上位足の環境認識ができていない場合の好例でしょう。

直下に上位足である日足の上昇トレンドラインというサポート要因があるため、壁に向かってボールを打ち込むような形のトレードになってしまっています。

日足上昇トレンドラインで上位足の押し目買い圧力が働く可能性を考慮し、パーフェクトオーダーが発生していると言えども売りは控えるべき局面です。

 

 

さて、このような失敗事例も踏まえつつ、パーフェクトオーダーを使ってトレンドフォローでトレードしていくにはどうしたら良いのかを以降で解説していきます。

 

手法の詳細はnoteで公開をしています。

以下の手法概要と有料パートの目次を確認していただき皆さんの求めるものに見合う価値があると思われた場合のみ購入プロセスに進んでください。

 

手法概要

今回解説する手法は4時間足、1時間足でのパーフェクトオーダーを元に、3本の移動平均線と水平線のみを使った非常にシンプルな手法した手法です。

トレードスタイルはスイングトレード(4時間足を想定)、デイトレード(1時間足を想定)どちらも対応したものとなっています。日中チャートを頻繁に見られない方はスイングトレードを行なっている方が多いと思いますが、パーフェクトオーダーを活用してどのようにトレードするのか参考になると思います。

インジケーターも僕が開発した3MA with Perfect Order Alert以外は使用せず値動きと移動平均線をベースにエントリーしていくものとなります。

解説は実際のチャートを使ったケーススタディを織り交ぜながら解説をしていきます。

 

コンテンツイメージ

noteで公開しているページのイメージです。

 

また、一つのケーススタディにつきスイングトレードを想定したエントリーとデイトレードを想定したエントリーの二つのタイプに分けて解説しています。

理由は、日中頻繁にチャートを見られない方と、割りと融通が効く仕事のため日中もチャートを見られる方とではトレードのスタイルも変わるため、それぞれのスタイル別でのエントリー方法が適切であると考えられるからです。

スイングトレード用には主に1時間足を使ったエントリー、デイトレ用には15分足を使ったエントリーを解説しています。もちろんスイングトレードにおいても15分足を使ったエントリーの仕方は活用できます。

 

有料パート目次

パーフェクトオーダーを活用したシンプルトレード手法(約9000字、35枚のチャートで解説)

  • 手法概要
  • 準備
  • ロング編
    • エントリー手順(Step1-4)
    • 利確と損切りの考え方と設定の基準
    • ケーススタディ1 ポンド円4時間足
    • ケーススタディ2 豪ドル米ドル1時間足
      ※Step1-4に沿ってエントリーまでの思考プロセスをコマ送りチャートで解説
  • ショート編
    • エントリー手順(Step1-4)
    • 利確と損切りの考え方と設定の基準
    • ケーススタディ3 ドルカナダ4時間足
    • ケーススタディ4 ユーロドル1時間足
      ※Step1-4に沿ってエントリーまでの思考プロセスをコマ送りチャートで解説
  • まとめ

 

こんな方にオススメ

  • まだ自分の得意パターン(=相場で戦える武器)がない人
    • 得意パターンがないうちは安定した成績を残すことは難しいです。勝ったり負けたりを繰り返し、期間トータルで見るとトントンかマイナスになってしまうことが多いと思います。そこから脱却するための第一歩としてまずはトレンド相場でのトレード手法を身につけることをお勧めします。
  • パーフェクトオーダーを使ったトレードをしているけれどうまくいっていない人
    • エントリーポイントに優位性がない、利確や損切り、リスクリワードの考え方が適切でないといった可能性があります。当記事ではこれらのポイントに触れながら解説をしていきます。
  • インジケーターに頼らず値動きの意味を読めるようになりたい人
    • この手法は移動平均線以外のインジケーターを使いません。パーフェクトオーダー発生時の移動平均線の動きの特徴と値動きの意味からエントリーを検討していく方法です。

 

この記事を購入することで得られること

1.手法構築にかかる仮説・検証のプロセスの時間削減

自分の手法を構築していくためには仮説を立て、過去チャートを使うなどして検証して改善していくというプロセスが必要です。

しかし、このプロセスは非常に時間がかかります。

まずチャートの値動きや移動平均線やボリンジャーバンドといったインジケーターの動きから、こういう時にトレードすると伸びやすいな、とかこういう時はあまり伸びないなという特徴を観察し、であればこういう時にエントリーすればいいのではないかという仮説を立てます。

次に、それが有効に機能するのかを過去何10年分というチャートを使って検証し、仮説を検証するとともに、改善をして手法を洗練させていきます。

こうしたプロセスを自分で行っていく必要があるのです。

 

とは言っても忙しい毎日の中でこうした時間を確保するのはなかなか難しい側面もあると思います。

ですが、この記事で紹介する内容は僕自身がすでに検証して効果が出ることを確認した手法ですので、その手法の仮説立案=>検証の手間を削減することができます。

誤解していただきたくないのは、購入した後に購入者ご自身での検証(手法を使えるようにするための過去チャートを用いた練習)が不要ということを言っているのではありません。

むしろ購入したからと言って結果がすぐに出るとは思わない方が良いでしょう。

 

・勉強の世界で、例えば学校で先生から教わった数学の定理・公式を学んですぐに問題が解けることがないように

・スポーツの世界で、例えばテニスのサーブの仕方をコーチから学んだ次の日に相手コート内にピンポイントでサーブが打てるようにならないように

・仕事の世界で、例えば会社・組織に入社してすぐに仕事ができるようにはならないように

 

トレードってなんか特別視されることが多いような気がするのですが、世の中の他の多くのことと同じです。習得するにはそれなりの時間と労力をかけて技術を習得することが必要です。

 

記事で紹介している手法を理解した上で、ご自身でも過去チャートを使って検証することで初めて理解できますし、自分の腹に落ちることで実戦で使えるようになります。

 

トレードで良い結果をキープし続けるコツの一つは、わかりやすい相場・局面だけでトレードすること、です。

わかりやすい相場というのはトレンドが明確に出ている相場であり、そこでトレンドフォローでトレードすることがもっとも利益を伸ばしやすい方法です。

トレード続けているけれど、なんかうまくいかないという人は、まずトレンドフォローのトレードから身につけるのがお勧めだと思います。

 

2.手法

今回紹介する手法は4時間足、1時間足でのパーフェクトオーダーを元にした手法です。トレードスタイルはスイングトレード(4時間足)、デイトレード(1時間足)どちらも対応したものとなっています。日中チャートを頻繁に見られない方はスイングトレードを行なっている方が多いと思いますが、パーフェクトオーダーを活用してどのようにトレードするのか参考になると思います。

 

購入ページへ進む(note.com)

 

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僕が使っているチャートツールTradingviewはこちら



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