こんにちは南国タイでFXトレーディングをしながら悠々自適に暮らしているサンタです。
今回は、瞑想を日常生活に取り入れるとFXトレードのメンタル安定が安定するというテーマでお話をしたいと思います。
先日こんなツイートをしました。
https://twitter.com/thaikabu365/status/1256842733441806336
FXでメンタル安定させたいと思っている人は、
ロットサイズや損切り設定などの手法だけではなくて、生活習慣を変えてみることにもトライしてみると良い。
僕が実際に実践していてオススメなのは
✅筋トレ
✅ランニング
✅瞑想
です。
今回はこの中の一つである瞑想について解説します。

- FXってメンタルコントロールをするのがとても難しい・・・どうやったら安定したメンタルでトレードできるんだろう?
- 負けるとすぐにイライラする。これって何とかならないの?
という疑問、お悩みを解決します。
僕はもう4年以上も瞑想を日常生活に取り入れています。
朝起きてすぐ、寝る前など日によって瞑想する時間が変わることもありますが、ほぼ毎日瞑想しています。
この記事では瞑想することで起こる日常生活とメンタルの変化について、僕の実体験を元にお伝えします。
この記事を読み終わると、自分も一度瞑想にトライしてみよう!という気持ちになりますよ。
瞑想なんて怪しいんじゃない(確かに僕の風貌が怪しいのは事実ですが・・・)?と思わず一度読んで見てください。
目次
瞑想がメンタルに良い理由
瞑想->呼吸が整う->メンタルが整う
瞑想では意識を集中して、ゆっくりと呼吸をします。
人間の脳の中には扁桃体という部位があって、ここが怒りなどの感情を司っているのですが、瞑想をして呼吸に意識を集中している間はこの扁桃体の活動が低下するのです。
また長期間瞑想を行った人の扁桃体を調べると、瞑想前よりも小さくなったという研究結果もあります。
一方、うつ病の人の脳はこの扁桃体が活性化し、ストレスホルモンであるコルチゾールが分泌されやすくなるも言われています。
以上から、瞑想を行うと、不安感や絶望感、怒りといったネガティブな感情が和らげられ、自分をコントロールできるという自信が生まれることにつながるとされています。
呼吸が整うとは?
呼吸が整うとはどういうことか説明しましょう。
いきなり質問ですが、みなさん普段生活していて呼吸しているなって感じることありますか?
おそらく99%の人がNOと答えると思います。僕もそうです。
ですが、日常の生活では気づかないうちに呼吸が浅くなったり、短期間の間にほとんど呼吸をしていないという場面すらあるのです。
皆さんもトレードでチャートを見つめている間、画面に集中するあまり呼吸をほとんどしていないという状態が必ずあるはずです。
瞑想すると呼吸にのみ意識が集中されるので、普段無意識に浅くなっている呼吸が整い、結果として脳をリラックスした状態にすることができるのです。
瞑想を生活に取り入れている有名人
スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツなどの名だたるビジネスマンから、イチローやマイケル・ジョーダンといった一流のアスリート、アンジェリーナ・ジョリー、キャメロン・ディアスをはじめとする俳優まで、多くのトップパフォーマーが瞑想を実践しています。
それぞれの領域で一流と呼ばれる人々が実践しているということだけでも、瞑想の効果は期待できそうですね。
瞑想は誰でもどこでもできるお手軽ツール
瞑想を始めるのに特別な道具や設備は必要ありません。
部屋の中をはじめ、オフィスでもできてしまいます。それも短時間で。
たった1分でも継続することにより心が整う瞑想ほど簡単に取り組めるものはないのではないでしょうか。
瞑想のやり方
瞑想は誰でもどこでも行えるお手軽ツールと説明しましたが、姿勢にだけは気をつけましょう。
しっかりと意識して呼吸を整えるのですから、きちんとした姿勢で行う必要があります。
と言っても難しく考える必要はありません。
あまり考えすぎてしまうと瞑想のお手軽さが失われてしまいますからね。
これから僕が紹介するのは瞑想の中でもヴィッパサナー瞑想と呼ばれるものです。
瞑想にはいくつか種類がありますが、共通しているのは今この瞬間の呼吸や意識にのみ集中するという点です。
僕はタイに住んでいますが、タイのお寺に行ってお坊さんから瞑想を教えてもらったり、瞑想をするためだけに3日間森のお寺にこもる瞑想カリキュラムにも参加したことがあります。
今回ご紹介するのは、そうした活動を通じて僕がタイで実際にお寺のお坊さんから教えてもらった瞑想です。
ちなみにタイは仏教国であることから、瞑想がより身近に行われています。※上で紹介した瞑想カリキュラムは本当に瞑想しかしません。タイではこういうプログラムが結構あります。
姿勢と呼吸法
まず平らな場所で、あぐらをかくように座りましょう。
この時背筋を伸ばして座ることが大切です。
ベッドの上で行う場合はこれだけです。
オフィスなどの外出先で行う場合は、椅子に座ったままでも構いません。
背筋を伸ばした状態で椅子に座り、手のひらを上に向けて膝の上に置きます。
この時親指と人差し指で輪っかを作ると雰囲気が増して、瞑想という時間にマインドチェンジしやすくなります。
瞑想の姿勢になったら、目を閉じます。
そしてゆっくりと呼吸を開始します。
まずはゆっくりと息を吸います。この時に腹式呼吸をするので息を吸うと同時にお腹を膨らませます。
そして息をゆっくり吐きながらお腹を元の位置へへこませていきます。
これを繰り返しながら意識を呼吸だけに集中していきます。
基本はこれだけです。
目安として息を吸うのに3-4秒、吐くのに3-4秒かけてとにかくゆっくりと呼吸をするということだけに集中するようにします。
目を閉じて呼吸をしていると、その間に色々な考えが脳裏によぎってきます。
「来週の営業会議の資料準備しないとな」
「今週まだ洗濯してないな」
それに気がついたら「あっ、今別のことを考えているな」というように呼吸以外のことを考えているということを一旦認めましょう。その上で、また呼吸に意識を戻していきます。
また別の考えが頭の中に浮かんできたら、そのことを認めた上で、呼吸に意識を戻していくことを繰り返します。
はじめは色々な考えがすぐに浮かんできてなかなかうまくいかないと思いますが、慣れると呼吸だけに集中して深く瞑想できるようになります。
瞑想を行う時間帯
瞑想を行うのに向いている時間帯というものは特にありません。
朝会社に行く前でもいいですし、お昼休みでランチを食べ終わった後に空いている会議室で寝たふりしてやってもよいです。
僕のオススメは夜寝る前です。
辺りも暗くなって静かになる夜は瞑想して呼吸を整え、自分に向き合う良い時間帯とも言えます。
朝起きてすぐも瞑想を行うにはいい時間帯ですが、人によっては寝ぼけ眼で瞑想してそのまままた眠ってしまったということにもなりかねません。
特に朝が弱い人は夜寝る前に瞑想を取り入れてみることをオススメします。
瞑想する時間の目安
いざ瞑想をはじめてみようと思ってもどれくらいの時間瞑想したらいいのかわからない方もいると思います。

瞑想ってなんだか厳しいイメージ。お寺のお坊さんみたいに長い間しないといけないんじゃないの?
いえいえ、そんなことはありません。
最初は一日たった1分でもいいんです。
まずは短い時間から始めてみて、日常に瞑想を取り入れることからはじめてみましょう。
簡単に始めるには短い時間の方が始めやすいですよね?
最初は1分、3分とかでも大丈夫です。
その間しっかりと自分の呼吸に意識を集中させ、心が落ち着いてくる様子を観察してみてください。
慣れてくれば自然と10分、15分と時間を伸ばしていくことができます。
瞑想を行うメリット・デメリット
以上見てきたように、瞑想は誰でもどこでも簡単に行えることから、メンタルを整えるためには非常に取り組みやすいものと言えます。
アメリカ国立衛生研究所によると、瞑想は健康な人にとっては安全と考えられると報告されており、デメリットはないと考えて良いと思います。
<参考ウェブサイト>
脳科学の最前線を行く—飛躍的に進む瞑想研究
https://www.nippon.com/ja/views/b06105/
Meditation: In Depth
https://www.nccih.nih.gov/health/meditation-in-depth